地域の市民と野党の連携 新たな取り組みが始まる(マガジン9編集部)

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 衆議院選挙から1カ月と10日が経過。12月3日(日)、「第1回めぐろ・せたがや市民と野党の協議会」(@世田谷区・太子堂区民センター)に参加してきました。
 主催は「市民連合めぐろ・せたがや(東京5区・6区)」。衆院選で5区・6区が送り出した二人の衆議院議員から国会最前線のようすを聞くと共に、市民と野党が意見交換をする会です。「市民と野党の協力は選挙が終わったらおしまい」ではなく、「これからも地域から連携する必要がある」との提案が「市民連合めぐろ・せたがや」と議員の双方から出て、協議会が実現しました。

 当日は、40人以上の市民が参加。最初は、立憲民主党・手塚よしお衆議院議員(5区)と、落合貴之衆議院議員(6区)の報告です。
 手塚さんは政権交代となった2012年衆院選から5年ぶりに国会に復帰し、議院運営委員会の野党筆頭理事をつとめています。「国会は日程闘争。ひたすら交渉の毎日です」と言い、質問時間配分の攻防について言及。1月から始まる通常国会では「なんとか野党8:与党2に戻したい」と意気込みを語ってくれました。また、民進党の都議・区議・市議からは立憲民主党への受け入れを望む声があるため、地方組織を固めていきたいとのことでした。
 落合さんは、2014年衆院選は比例で復活当選、今回は小選挙区で勝利。経産委員会・野党筆頭理事、予算委員会・委員を担っています。「3年前の安倍さんの所信表明演説では、与党の拍手がものすごかった。ところが、いまは自民党も安倍さんもほんとうに熱気がない。安倍政権の終わりの始まりを感じる」と落合さん。今後は、共謀罪廃止法案をはじめとして、企業団体献金禁止法案などの議員立法を、野党が一致してどんどん出していくことをめざすと明言してくれました。
 手塚さんと落合さんの報告の後は、市民からの質問が引きも切らず。二人とも、一つひとつの質問に丁寧に答え、活発な意見が飛び交いました。

 主催した「市民連合めぐろ・せたがや」は、立憲民主党、共産党、社民党といった野党と市民が「共同で二人の議員を国会に送り出した」ととらえています。この日の協議会も、5区の共産党目黒地区委員長・宮本栄さん、6区の共産党世田谷地区委員会・岸たけしさん、社民党世田谷総支部代表・羽田圭二区議が同席。それぞれ各党の活動や地方選挙、改憲反対運動について述べました。
 衆院選では、私自身は新区割りで5区から7区になったため、5区・6区・7区を行ったり来たりしながら、街宣のお手伝いをしました。各地の市民連合はどこも野党候補の一本化を目標としてきましたが、それがかなわなかった選挙区もあります。5区、6区は解散後の合流騒ぎのなか迅速に一本化でき、しかも選挙中は野党と市民が一丸となって合同街宣を開くなどして闘いました。
 それは2016年4月に立ち上がった「市民連合めぐろ・せたがや」が1年半をかけて、野党との交流につとめてきたことが大きいと思います。月に1回開く「めぐせた会議」には、手塚さん、落合さん、共産党、社民党の方々もたびたび参加していました。そうした地道な積み重ねが、衆院選の結果にあらわれたのは間違いないでしょう。

 年が明けると翌年の2019年には、統一地方選挙と参議院選挙があります。いまからすべての野党と市民が尊重し合い、対等な関係でつながって、再始動するのに早すぎることはありません。

●「市民連合めぐろ・せたがや(東京5区・6区)」の活動については「市民と野党をつなぐ会@東京」のサイトをご覧ください。

(柳田茜)