2024年4月19日
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柳澤協二さんに聞いた:「抑止」だけでは安全は守れない。何よりも「戦争を防ぐ」ために、今こそ外交の力を

昨年末、政府は国の安全保障政策に関する「安保関連3文書」(「国家安全保障戦略」「国家防衛戦略(旧防衛計画の大綱)」「防衛力整備計画」)を閣議決定しました。反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有、防衛費の大幅な増額など、戦後日本の安保政…

国民を脅す国〜インボイス制度とマイナンバーカード(西村リユ)

確定申告の季節。先日、仕事先から送られてきた会計関係の書類を開けていて、ドキリとしました。広げた紙に、「インボイス発行事業者登録についてのご意向をお聞かせください」という一文があるのが目に入ったからです。今年10月から導入が予定さ…

伊勢崎賢治さんに聞いた:沖縄の「軍事化」よりも「非武装化」を──かつての北欧に学ぶ「緩衝国家」としてのあり方

かねてから重い基地負担を負ってきた沖縄で、近年さらなる「軍事化」が急速に進んでいます。自衛隊拠点の建設、繰り返される米軍との共同演習……「島嶼防衛」の名の下で進むこうした動きに、アフガニスタンや東ティモールの紛争後処理に携わっ…

『ただいま、つなかん』(2023年日本/風間研一監督)

笑いの力には3つがある(以下は安積中著『人生を切り開く 笑いのチカラ』幻冬舎による)。笑う力、笑われる力、笑わせる力だ。笑いには免疫作用があって、それがクスクス笑いでも、NK(ナチュラルキラー)細胞を活発化させ、身体のなかで常に生じ…

女性が動けば変わる! 愛媛県・愛南町と東京・杉並区で起きたこと

女性議員の少なさなどが長く指摘されながらも、日本の政治の「男社会」の状況はなかなか変わりません。そんな中で、以前マガジン9にコラム『女性と政治と社会のリアルな関係』(2013年)を連載し、シリーズ「女性が動けば変わる!」(2014年)の…

『ダビデの星を見つめて:体験的ユダヤ・ネットワーク論』(寺島実郎著/NHK出版)

ネオナチの脅威からロシア系住民を守る──プーチン大統領によるウクライナ侵攻の口実は奇妙だ。ウクライナの大統領であるゼレンスキーはユダヤ人である。ロシア帝国時代のウクライナ全域で起こったユダヤ人の迫害(ポグロム)まで遡れば、故郷を…

鈴木邦男さん、ありがとうございました(マガジン9編集部)

マガジン9に長年、コラム「愛国問答」を連載いただいていた鈴木邦男さんが今年1月11日、亡くなられました。心よりご冥福をお祈りいたします。鈴木さんと初めてお会いしたのは、2007年夏のこと。「この人に聞きたい」のインタビュー取材をお願…

司法通訳の現状・課題と展望~自分の経験を踏まえて~ 講師:天海浪漫氏

コンビニで建設現場で居酒屋で、働く外国人に出会うことが日常となった日本社会。もし彼らがトラブルに巻き込まれて、法廷に立つことになったらどうなるのでしょう。憲法32条の「裁判を受ける権利」はきちんと保障されるのでしょうか。そこで欠か…

みんなの声がきちんと反映される地方議会に! 杉並区から始める「選挙のフェミナイゼーション」

2023年は統一地方選挙の年。しかし、投票率は年々右肩下がり。自分たちの暮らす地域のことを決めている地方議会ですが、「議員の顔ぶれもよくわからない」という人も少なくないのではないでしょうか。そんな状況を変え、「住民の声がきちんと反…

もう一度、伝えたい言葉たち──マガ9アーカイブス「戦争がまだ終わっていないのに、なぜまた新しい戦争の準備をするのでしょうか」大田昌秀さんインタビュー(2005年8月10日)

今回の「伝えたい言葉」は、2017年に亡くなられた元沖縄県知事、大田昌秀さんの、終戦60年目の年のインタビューから。「鉄血勤皇隊」として沖縄戦のただ中にいた大田さんは、戦場での体験を振り返ると同時に、放置されたままの遺骨、未処理の不発…