2018年4月26日
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想田和弘

想田和弘
想田和弘(そうだ かずひろ): 映画作家。ニューヨーク在住。東京大学文学部卒。テレビ用ドキュメンタリー番組を手がけた後、台本やナレーションを使わないドキュメンタリーの手法「観察映画シリーズ」を作り始める。『選挙』(観察映画第1弾、07年)で米ピーボディ賞を受賞。『精神』(同第2弾、08年)では釜山国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞を、『Peace』(同番外編、11年)では香港国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞などを受賞。『演劇1』『演劇2』(同第3弾、第4弾、12年)はナント三大陸映画祭で「若い審査員賞」を受賞した。2013年夏、『選挙2』(同第5弾)を日本全国で劇場公開。最新作『牡蠣工場』(同第6弾)はロカルノ国際映画祭に正式招待された。主な著書に『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)、『演劇 vs.映画』(岩波書店)、『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』(岩波ブックレット)、『熱狂なきファシズム』(河出書房)、『カメラを持て、町へ出よう ──「観察映画」論』(集英社インターナショナル)などがある。

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第63回:ソーシャルメディア時代のジレンマ(想田和弘)

冷たい雨が降るパリのホテルで、この原稿を書いている。新作『港町』(2018年、観察映画第7弾)が、ポンピドゥセンターで毎年開かれるドキュメンタリー映画祭、シネマ・デュ・レエルに招待...

第62回:限りなき欲と限りあるカラダの間で(想田和弘)

最新作『港町』(2018年、観察映画第7弾)と『ザ・ビッグハウス』(2018年、観察映画第8弾)を、2月15日から開かれたベルリン国際映画祭とベルリン批評家週間でそれぞれワールドプレミア上映した。

第61回:「争点に関する自党の立場が不人気な場合には、争点には触れない方が選挙に勝てる」という方程式(想田和弘)

沖縄の名護市長選挙で2月4日、米軍普天間基地の辺野古移設阻止を掲げる現職の稲嶺進候補...

第60回:真剣になっても深刻にならない心(想田和弘)

元旦、妻から「今年の抱負は?」と聞かれて何かを答えた。ところがその数日後、恐ろしいことに何て答えたのかもう忘れていた。最近の忘却力はすごい。そこで別の抱負を考えた。「真剣になっても...

第59回:「慈悲の瞑想」のすすめ “闘い疲れ”を感じている皆さんへ(想田和弘)

早くも年の瀬である。2013年2月から月に1回のペースで書いてきたこのコラムも、今回が59回目。こんなに書き続けることになるとは思わなかった...

第58回:ジャイアンと仲良くしているがために、狙われるスネ夫(想田和弘)

ずいぶん前のことになるが、友人のAくんとこんな会話をしたことがある。A「日本はアメリカの51番目の州みたいだって、揶揄する文脈で語られるけどさあ、本当に“州”だったらすごいよね...

第57回:安倍政権にお灸を据えたいとは思うけれど、しかたなく与党へ投票するという人へ(想田和弘)

拙作のレトロスペクティブに出席するため、イタリアのフィレンツェに来ています。できれば僕も映画のことだけを考え、「花の都」を満喫したいとこ...

第56回:9月11日に思う。私たちに「やられても、やり返さない」覚悟はあるか(想田和弘)

今年も「あの日」がやってきた。9月11日である。あの日から16年の歳月が経ち、その記憶は薄れてきている。ニューヨークであの日を生きた僕の身体からも、社会からも。だからか、SNSには「あの日を忘れてはならない」というメッセージが...

第55回:小川プロ「三里塚シリーズ」が示す、現代に生きる私たちの暗部(想田和弘)

小川紳介と小川プロダクションは、日本のドキュメンタリー映画史を語る上で欠かせない存在であり、彼らが残した作品群は「古典」である。古典であるからには..

第54回:日米の比較で考える「議会が機能する条件」(想田和弘)

「共謀罪」法がついに施行された。  秘密保護法、安保法制に続いて、非常に問題が多く反対も強い法律が議論もなおざりのまま、ほとんど修正されることもなく、超特急の速さで通ってしまう状況を...