2024年4月20日
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雨宮処凛

雨宮処凛
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あまみや・かりん:作家・活動家。2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)でデビュー。06年より格差・貧困問題に取り組む。07年に出版した『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版/ちくま文庫)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。近著に『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書)、『学校では教えてくれない生活保護』(河出書房新社)、『祝祭の陰で 2020-2021 コロナ禍と五輪の列島を歩く』(岩波書店)。反貧困ネットワーク世話人。「週刊金曜日」編集委員。

第514回:「UR住宅餓死問題調査団」の結成、そして新型コロナウイルスによる今後の生活困窮に備えるための情報。の巻(雨宮処凛)

新型コロナウイルス感染拡大を理由に、全国の小中学校が休校となる前日の3月1日、東京都江東区のあるUR住宅を訪れた。昨年のクリスマスイブ、男性二人が餓死した状態で発見された場所だ。亡くなっ....

第513回:新型コロナウイルスと「非国民」バッシング、そして持つ者と持たざる者。の巻(雨宮処凛)

新型コロナウイルスで世界が大変なことになっている。日本でもコンサートが中止になったりイベントが延期になったりスポーツの試合が無観客になったり学校の休校が突然発表されたりしている。「不要不急」...

第512回:相模原障害者施設殺傷事件、結審。2月17日、19日傍聴記〜植松被告は、最後に何を述べたのか〜の巻(雨宮処凛)

2月19日、相模原障害者施設殺傷事件の裁判が結審した。公判回数は、殺された19人の数より少なくわずか16回だった。うち8回を、私は傍聴した。これまでの裁判について、初公判はコラム第509回、1...

第511回:『ロスジェネのすべて 格差、貧困、「戦争論」』出版!! の巻(雨宮処凛)

『ロスジェネのすべて 格差、貧困、「戦争論」』というタイトルの本を完成させた。私が4人のロスジェネと対談した本で、2月20日、あけび書房から出版される。対談した4人とは、倉橋耕平さん...

第510回:「戦争をなくすため、障害者を殺す」「幸せになるための七つの秩序」。相模原事件裁判、1月20日・24日傍聴記録。の巻(雨宮処凛)

「戦争をなくす」「世界平和のため」。その日の法廷で、何度か耳にした言葉だ。同時に多く耳にしたのは、大学のフットサルサークル、バーベキュー、スノーボードという「青春真っ只中」な言葉たち...

第509回:相模原裁判・初公判を傍聴して。の巻(雨宮処凛)

傍聴席のすぐそこ、ほんの2メートルほどの場所にあの男はいた。2016年7月、相模原の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人を殺害した植松聖被告、29歳。障害者は不幸をつくることしかで..

第508回:年末、越年現場を巡って。の巻(雨宮処凛)

いよいよ2020年が始まった。いわゆる「オリンピックイヤー」の幕開けである。また、今年は私の「デビュー20周年」の年でもある。2000年に25歳で1冊目の本を出版して、はや20年。気がついたらそん...

第507回:友人や知人から、「過去の加害」を告白されたら。の巻(雨宮処凛)

12月16日に放送されたAbemaTVの「AbemaPrime」にて、「小児性愛障害」が取り上げられたことはご存知だろうか。同番組には顔出し、名前出しで過去に子どもに加害行為をしたこ...

第506回:あぶり出されるこの国の生きづらさ〜『「れいわ現象」の正体』を読んで。の巻(雨宮処凛)

気がつけば今年もあとわずかで終わろうとしている。2019年を振り返る時、真っ先に浮かぶのが夏の参院選だ。「れいわ旋風」「れいわ現象」とも言える熱気に私もいつの間にか巻き込まれていて、重...

第505回:「れいわ新選組」のすべてがわかる本、出ます。の巻(雨宮処凛)

今年も残すところわずかだ。そんな年末恒例の儀式のひとつに「新語・流行語大賞」がある。さまざまな言葉がノミネートされたが、その中には「れいわ新選組/れいわ旋風」という言葉もあった。残念ながらトップ10入りはしなかったものの、夏の参...