2024年4月19日
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鈴木耕

鈴木耕
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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。
「言葉の海へ」鈴木耕

第144回:朝鮮文化とふれあうつどい(鈴木耕)

11月29日、うす曇りの日曜日、初冬の風が弱く吹いている日。ぼくら夫婦が、毎年たのしみにしているお祭りが今年も開かれた。「朝鮮文化とふれあうつどい」という。今年で第22回目というから、なかなか伝統あるお祭りになってきたようだ。府中市の…
「言葉の海へ」鈴木耕

第143回:怨敵退散、怨敵退散、ぐわーっ!(鈴木耕)

子どものころ観た時代劇映画の中に、山伏装束みたいな男たちが左手で印を組み、互い違いに組んだ焚き木の火に何かを投げ入れながら、その炎に向かって「オンテキタイサンオンテキタイサーンッ、ぐ...
「言葉の海へ」鈴木耕

第142回:「空気」が重い、息苦しい(鈴木耕)

頭の上からじわじわと降ってくる「空気」が、妙にねっとりと重い。「きっと跳ね返すから、今に見ていろ!」とは思うのだが、ぼくの生きているうちに、この「空気」を取っ払うことができるかどうか……? ちょっと自信がなくなっている。普通だ..
「言葉の海へ」鈴木耕

第141回:二度あることは三度ある(鈴木耕)

日本のことわざには、なかなか含蓄の深いものがある。「二度あることは三度ある」ってのも、世の中のことどもに当てはまりそうだ。善いことも悪いことも、なんとなく三度までは続くような気がするから不思議だ。で、そのことわざに、ちょいとむり…
「言葉の海へ」鈴木耕

第140回:1945年に生まれて(鈴木耕)

今回は、まったくの個人的な話です。そんなもん読んでいる暇はないよ、という方はスルーしてください。10月31日。世の中はコロナ禍で自粛ムード。毎年バカ騒ぎで盛り上がるハロウィンとかいう西洋生まれの祭りも、今年はそれほど盛り上がらなかっ...
「言葉の海へ」鈴木耕

第139回:「越えてはならぬ一線」がある(鈴木耕)

ぼくは毎朝、ほぼ1時間をかけて新聞を読む。それが習慣である。でも、だいたいは大きな見出しに目が行くから、どうしてもそれを優先してしまう。コラムや寄稿文などは、見出しよりも書いている人…
「言葉の海へ」鈴木耕

第138回:菅政権、スタートから迷走!(鈴木耕)

菅内閣、どうもスタートダッシュで躓いたみたいだ。走り出したとたんに、コケてしまった。やることなすことチグハグなのだ。 1.日本学術会議の新会員6名を任命拒否。 2.拒否の理由説明も拒否。 3...
「言葉の海へ」鈴木耕

第137回:しばらく「秋田出身」を封印する(鈴木耕)

このコラムでも何度か、「ぼくは秋田出身です」と書いてきた。ほぼ毎年、ふるさとへ墓参りに帰る(今年はコロナ禍で残念ながら帰っていないけれど)。甲子園の高校野球だって、秋田の高校であ...
「言葉の海へ」鈴木耕

第136回:崩れていく、壊れていく……(鈴木耕)

このところ、自殺者が増えているという。芸能人や有名人の自殺も多く伝えられる。そんなこともあってか、「コロナウツ」という現象が注目されている。確かに、ぼくもかなり気分的にはウツである...
「言葉の海へ」鈴木耕

第135回:「首相単独インタビュー」の思い出(鈴木耕)

安倍晋三氏が首相を辞めた。菅義偉氏が新首相になった。だからといって、なにかが変わる気配はまったくない。いやむしろ、もっと気持ちの悪い世の中が来そうな気がする。菅首相の会見を見ていてそ…