風塵だより
番外篇:大田昌秀さんへの、さびしい最終便(鈴木耕)
鈴木耕 -
「耕さん、大田先生の体調がよくないようです。そんなに長くはないのではと、聞きました…」ぼくが親しくしている沖縄の新聞記者・宮城栄作さんからこんなメールをもらったのは、5月29日だった。ぼくが大田さんをとても尊敬しているのを、宮城さんも知っていたからだ。ドキリとした。胸が騒いだ...