2024年4月24日
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鈴木耕

鈴木耕
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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。
「言葉の海へ」鈴木耕

第255回:気球騒動記(鈴木耕)

ずいぶん前のことだけれど、浅田美代子さんというアイドルがいた。彼女のデビュー曲が『赤い風船』だった。やや頼りない歌唱力が逆に魅力になって(?)大ヒットした。ぼくはそのころ芸能雑誌の編集者だったので、彼女とはずいぶん親しくしてい…
「言葉の海へ」鈴木耕

第254回:ヘリクツセブン!(鈴木耕)

なんだか理屈の通らない世の中である。というより、屁理屈ばかりが大手を振って罷り通る。それが日本の政治の世界である。「無理が通れば道理が引っ込む」という。最近の岸田政権のやることは、無理の無の字が勢揃い。道理なんか虫眼鏡で探した…
「言葉の海へ」鈴木耕

第253回:改めて、原発について(鈴木耕)

立春を過ぎたけれど、まだまだ寒さは厳しい。その厳しさに輪をかけるのが電気料金の高騰だ。すでに北海道などでは、毎月の電気代が10万円超という家庭も出ているという。電力会社の勧めに乗って、オール電化住宅にしてしまった家庭では、泣くに泣…
「言葉の海へ」鈴木耕

第252回:戦争を知らない議員たち(鈴木耕)

なんだか地球が怒っているような気がする。猛烈な寒波が日本列島を襲い、一方ヨーロッパでは時ならぬ高温が続いているという。まさに地球の地軸が狂い始めているような感覚に襲われる。そんな中でも戦火はおさまらない。こんな時に、戦争なんかし…
「言葉の海へ」鈴木耕

第251回:ぼくの個人的(アホらしい)抵抗運動(鈴木耕)

「大寒」を過ぎて、寒さは一層厳しくなってきたような気がする。こんな時、やっぱり嬉しいのは熱燗だよなあ。日本酒好きのぼくにとっては、寒波を乗り切るいちばんの味方である。きりたんぽ鍋に秋田の地酒……黄金のバッテリーです。ところで、ぼく…
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第250回:不同意の意思を示さなければ同意とみなす? そんなバカな!(鈴木耕)

なんと、このコラム「祝 連載250回!」なのであった。よく続いたなあ。書かせてくれている編集部もエライけれど、読んでくれている(ごく少数の)読者の方たちにも、感謝の意を表します…。ほんとうにひどい世の中だけど、みなさんへの感謝を込…
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第249回:吹けば飛ぶよなぼくの税金だけれど…(鈴木耕)

年が明けた。東京は、元旦もからりとした青空だった。だがぼくは、からりとした気分にはなれなかった。多分、ぼくでなくても、晴れやかな気分で新年を迎えた人は少ないのではないかと思う。年賀状、もう一線を退いて久しいぼくにでも、今年も80枚…
「言葉の海へ」鈴木耕

第248回:暗い1年、「酒飲み音頭」で飲み倒せーっ!(鈴木耕)

ぼくの大好きな歌(笑)に『日本全国酒飲み音頭』ってのがある。とにかくバカバカしい歌、ノー天気の極み、もう、これさえ歌っていれば憂き世も楽し、ヨッパライだって天国から「うわっうわっうわっ」と浮かれながら帰ってきちゃう、てなもんで…
「言葉の海へ」鈴木耕

第247回:岸田退場の鐘が鳴る(鈴木耕)

毎朝のぼくのルーティンは、朝風呂と、その後にのんびり新聞を開くことである。会社を辞めてから、時間は自分でほぼコントロールできる。だから、なるべく午前中の仕事は入れない。朝は自分のもの。フリーになっても、ありがたいことに多少の仕事…
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第246回:「防衛費財源論」のいかがわしさ(鈴木耕)

先週は、途中までのコラム原稿になってしまい、申し訳ありませんでした。というわけで、先週の続きを書こうと思ったけれど、世の中は個人の事情などには頓着せずにどんどん動いている。だから、仕切り直しです。新聞にはぼくが必ず読むコラムが…