2025年4月2日
ホーム 著者 Posted by 鈴木耕

鈴木耕

鈴木耕
346posts
すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。
「言葉の海へ」鈴木耕

第321回:電気代で拡がる格差、近未来ディストピア(鈴木耕)

お盆明け。台風7号も、ようやく日本列島から離れていった……。我が家に襲来していた“孫台風”も去り、いつものように老夫婦の静かな日常が返ってきた。ぼくはテーブルの上で新聞をめくり、大事な記事を切り抜いてファイルする。カミさんはソファ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第320回:「ふるさと納税」の破綻(鈴木耕)

8月3日の毎日新聞記事(他紙にも同様の記事が載っていたが)を読んで、やっぱりこの制度はダメだと確信した。「ふるさと納税」のことである。この国の税制の根幹を腐らせる悪制度になってきていると思った。こんな記事である。〈ふるさと納税 1.1…
「言葉の海へ」鈴木耕

第319回:トランプよりハリスが百倍もマシ 自民より立憲のほうが少しはマシ(鈴木耕)

やっとジョー・バイデン氏が撤退したことで、カマラ・ハリス副大統領が民主党候補としてほぼ確定した。ホッとしている民主党支持者は多いだろう。民主党支持者ではない米国民の中でさえ安堵の胸をなでおろしている人が多いともいう。ハリス氏は、…
「言葉の海へ」鈴木耕

第318回:新聞は必要です(鈴木耕)

やっとバイデン氏が米大統領選からの撤退を表明。ま、これについては山のような報道がなされ、いろんな方がたくさんの見解を述べておられるので、ぼくは遠慮しとこう。でも、日本でも「交代論」が高まっても、まるで意に介さない人もいる。見習え…
「言葉の海へ」鈴木耕

第317回:ぼくは“頭ポンポン”の側には立たない(鈴木耕)

まだ都知事選の余波がおさまらない。とくに蓮舫さんには、バッシング、揶揄、皮肉、罵倒などが、イヤになるほど押し寄せている。日本人の中に、こんなに薄汚い連中が多かったのかと、暗然たる気持ちになる。蓮舫さんは立派に戦い、そして敗れた。…
「言葉の海へ」鈴木耕

第316回:いやはや……な総括(鈴木耕)

東京は猛烈な暑さである。湿度も高く、都内のあちこちで激しい稲妻が走り、ゲリラ雷雨が発生。まだ梅雨の時期だというのに、静岡では40度超にまで達したというし、ぼくの暮らしている府中市も、8日には39.2度、全国で2番目の高温だったというか…
「言葉の海へ」鈴木耕

第315回:這ってでも投票所へ(鈴木耕)

次の日曜日(7月7日)が東京都知事選の投開票日である。もちろん、ぼくは投票に行く。最近は、期日前投票をする人がずいぶん増えたようだが、ぼくはいつも投票日当日に投票所へ赴く。まあ、それがぼくの流儀なのです。今回、ぼくの選挙区では、都…
「言葉の海へ」鈴木耕

第314回:都知事選、この人だけは勘弁してほしい(鈴木耕)

都知事選が盛り上がっている。何しろ56人もの候補者が乱立、しかも候補者ポスター掲示板のデタラメな使い方まで話題になっている。テレビ各局は面白おかしく騒ぎ立てるが、都知事選の本質などは、どっかに置き忘れたままだ。「小池先行、追う蓮舫…
「言葉の海へ」鈴木耕

第313回:じゅうごのはは(鈴木耕)

「じゅうごのはは」なんて言葉、もう知る人は少ないだろうね。若い人にこれを言ってみたら「えっ、そりゃ無理です」「いくらなんでも若すぎますよ」などという言葉が返ってくる。中には「子どもが子どもを産んでどうするの?」と言う人までいるの…
「言葉の海へ」鈴木耕

第312回:あの日に帰りたい(鈴木耕)

この「マガジン9」が創刊されたのは2005年4月(当初は「マガジン9条」という名称でした)。だからもう、19年も経ったわけだ。ぼくは創刊時の最初から、コラムを書かせてもらっていた。2006年に会社を退職してフリーランスになっていたから、…