2022年11月30日
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渡辺一枝

渡辺一枝
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わたなべ・いちえ:1945年1月、ハルピン生まれ。1987年3月まで東京近郊の保育園で保育士として働き、退職後は旧満洲各地に残留邦人を訪ね、またチベット、モンゴルへの旅を重ね作家活動に入る。2011年8月から毎月福島に通い、被災現地と被災者を訪ねている。著書に『自転車いっぱい花かごにして』『時計のない保育園』『王様の耳はロバの耳』『桜を恋う人』『ハルビン回帰行』『チベットを馬で行く』『私と同じ黒い目のひと』『消されゆくチベット』『聞き書き南相馬』『ふくしま 人のものがたり』他多数。写真集『風の馬』『ツァンパで朝食を』『チベット 祈りの色相、暮らしの色彩』、絵本『こぶたがずんずん』(長新太との共著)など。

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第44回:「311子ども甲状腺がん裁判」傍聴記「甲状腺がんになったのが、 あなたのお子さんでなくて良かった。そう思います」(渡辺一枝)

11月9日、「311子ども甲状腺がん裁判」の第3回口頭弁論が、東京地裁で開廷されました。この裁判は、東京電力福島第一原子力発電所事故当時、福島県内に居住していた、当時6歳から16歳だった男女7名が、事故に伴う放射線被ばくにより甲状腺がん…

第43回:いくつもの「住宅追い出し裁判」──「立ち退きはそこに住む国内避難民に対する人権侵害になりかねない」(渡辺一枝)

前回、福島第一原発事故の後に避難指示区域外から避難した人たちが、避難先の国家公務員住宅への居住権を求めて福島県を訴えた「原発事故避難者住まいの権利裁判」の様子をお伝えしましたが、東京地裁で係争中のこの裁判の他に、もう一つの住宅追…

第42回:「原発事故避難者住まいの権利裁判」傍聴記「子どもたちの安全安心に暮らせる権利を守りたい」(渡辺一枝)

10月31日、東京地裁で「原発事故避難者住まいの権利裁判」の第2回口頭弁論が開かれ、傍聴してきました。この裁判は東電原発事故による避難指示区域外から国家公務員住宅に避難した世帯に、福島県が家賃の2倍の損害金を請求し、退去届の提出を求…

第41回:トークの会 「福島の声を聞こう!」vol.41報告(後編)「庭の木がなくなって、自分の根っこが引き抜かれた感じだ」(渡辺一枝)

「福島の声を聞こう!」第一部では堀川文夫さんが、時折、お連れ合いの貴子さんの発言が入りながら自分史と絡めて浪江での被災前の生活、3・11当時、避難行と避難先での今の暮らしを語ってくださいました。今回は、第二部の様子をお伝えします…

第40回:トークの会「 福島の声を聞こう!」vol.41報告(前編)「忘れないでほしい、あの事故を。あの時の混乱、あの時思ったこと、考えたことを」(渡辺一枝)

7月2日(土)午後2時から、神楽坂のセッションハウスギャラリーで、トークの会「福島の声を聞こう!」vol.41を持ちました。ゲストスピーカーは浪江町から静岡県富士市に避難している堀川文夫さんでした。堀川さんはお連れ合いの貴子さんと共に…

第39回:常磐炭田ツアー報告「一山一家を合言葉にして」(渡辺一枝)

8月30、31日の1泊2日で、「常磐炭田ツアー」を行いました。ことの発端は、6月に実施した「被災地ツアー」の2日目の晩のことです。いわき市湯本の「古滝屋」が宿泊先でしたが、こちら方面に私が来る時にはいつもお世話になっている宿で、御当主…

第38回:311子ども甲状腺がん裁判傍聴記「13歳でがんになり、17歳で二度目の手術を受けました」(渡辺一枝)

9月7日(水)午後2時、東京地裁第803号法廷で、「311子ども甲状腺がん裁判」第2回口頭弁論が行われました。これは、東京電力福島第一原発事故当時、福島県内に居住していた男女6人が、事故に伴う放射線被ばくにより甲状腺がんを発症したと…

第37回:ふくしまからの日記──南相馬・飯舘村「おとうさんのその一言で、頑張って生きてきたよ」(渡辺一枝)

猛暑が続いた後でふうっと涼しくなった日に、日帰りで南相馬と飯舘村に行ってきました。大留隆雄さんと菅野榮子さんに会いに行ったのです。お二人とも少し前には体調がすぐれず、お訪ねするのを控えていました。このところ元気を取り戻されたよう…

第36回:「原発事故避難者住まいの権利裁判」傍聴記「私が、南相馬へ帰らないことが悪いのでしょうか」(渡辺一枝)

7月25日に東京地裁で開廷された「原発事故避難者住まいの権利裁判」第1回口頭弁論を傍聴しました。これは、福島第一原発事故の後、政府が設定した避難区域以外から避難した「区域外避難者」たちが、応急仮設住宅として入居していた関東の国家…

第35回:被災地ツアー報告(3)「人の出会いも人をめぐる出来事も、螺旋のように繋がる大きな流れの中にある」(渡辺一枝)

2日目に夕立に遭った他はお天気にも恵まれた2泊3日の被災地ツアー、最終日の報告です。参加された4人は皆さん一様に、参加して良かったと言い、何度もボランティアで福島に来ているSさんからは、「防護服を着て帰還困難区域に入ったのは初め…