Posted by 渡辺一枝
一枝通信
第75回:ある秋の日に──信州への旅(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
今年は残暑が長かったし、10月末でも気温が「夏日」と呼ばれるような日もあった。それが急にストンと気温が下がって、秋を思う心の準備もできないまま晩秋になった。そんなある一日、信州へ行ってきた。物見遊山ではなく、来春の催しについての…
一枝通信
第74回:幸せな秋──「土方久功と柚木沙弥郎」展(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
9月は、慌ただしく過ぎた。国会前スタンディング。裁判傍聴5件。1泊で小高「おれ伝(おれたちの伝承館)」へ。集会参加2件。定期検診で通院2カ所。Zoom会議2件。これらの合間にギャラリー古藤でパギやんの「広島の母子像」、八王子のスタジ...
一枝通信
第73回:トークの会「福島の声を聞こう!」vol.44報告(後編)「大事な孫たち世代を守るために、原発は要らないと声をあげたい」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
前回の一枝通信で、トークの会「福島の声を聞こう!」vol.44、菅野みずえさんのお話の前半を報告しましたが、その続きです。前編に続いてこの後編も大変長いですが、どうぞ最後までお読みいただきたく願っています。みずえさんのお話から学ぶこ…
一枝通信
第72回:トークの会「福島の声を聞こう!」vol.44報告(前編)「なぜ被害者の私たちが悩まなければならないのか」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
2023年9月8日、「トークの会 福島の声を聞こう!vol.44」を開きました。その報告です。ゲストスピーカーは、福島県浪江町津島から兵庫県に避難している菅野みずえさんでした。この会で、みずえさんにお話しして頂きたくお声掛けしたのは、2019年…
一枝通信
第71回:「子ども脱被ばく裁判」傍聴記「司法が憲法を守り、行政を正す判断をしなければ、日本の未来はありません」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
7月31日は、仙台高裁で「子ども脱被ばく裁判控訴審」第7回口頭弁論期日でした。裁判の開廷前に弁護士会館で学習会を持ち、田辺保雄弁護士から「国連特別報告者の訪日調査について」をお聞きしました。その後、光前幸一弁護士が今回の「第7回控…
一枝通信
第70回:「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」傍聴記「私たちのふるさとを取り戻したいという願いを、しっかりと受け止めてほしい」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
7月21日、仙台高裁で「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」控訴審第5回口頭弁論がありました。福島第一原発事故で避難を余儀なくされた福島県双葉郡浪江町津島地区の住民らが、国と東電に損害賠償などを求めて起こした裁判です。まず、当日の法廷で…
一枝通信
第69回:南相馬・おれたちの伝承館「被害を伝えるばかりではなく、過酷事故をもたらす者たちへの抗いの力を表している」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
7月12・13日の一泊二日で、南相馬市の小高へ行ってきました。12日は中筋純さんたちがつくり上げた「おれ伝(おれたちの伝承館)」開館日で、開館のその日にぜひ、行きたかったのです。それが第一の目的、それともう一つの目的は前回の小高訪問時…
一枝通信
第68回:「原発避難者追い出し裁判」控訴審傍聴記──「国内避難民の居住権」の保障を(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
2023年7月10日、仙台高等裁判所で原発避難者追い出し裁判の第1回控訴審が開かれ、傍聴してきました。この裁判は、2019年9月、国家公務員宿舎東雲住宅(東京都江東区)に避難している5世帯に対して、福島県が住宅の明け渡しと家賃未納分の支払…
一枝通信
第67回:私の8月15日──戦争への道は、歩かない。戦争への道を、歩かせない(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
暑い夏。ことの他に暑い夏の日が過ぎていく。そしてまた、8月15日を迎える。この日は、初孫の誕生日だ。今年、彼は20歳になる。東チベットのニャンティ(林芝)に居た私が、米国・サンフランシスコに暮らしていた息子からの電話を受けたのは2003…
一枝通信
第66回:2023年夏・被災地ツアー報告(3)当たり前にあると思っていたものを、私たちは失った(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
7月に福島を訪れた「被災地ツアー」の報告、最終回です。古滝屋での朝食後は出発前に、9階の「原子力災害考証館furusato」を見学した。ここは「原子力災害」について私たち一人ひとりが起きたことを知り、未来に向けてどのように行動すべきかを…