2022年7月5日
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三上 智恵

三上 智恵
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三上智恵(みかみ・ちえ): ジャーナリスト、映画監督/東京生まれ。1987年、毎日放送にアナウンサーとして入社。95年、琉球朝日放送(QAB)の開局と共に沖縄に移住。同局のローカルワイドニュース番組のメインキャスターを務めながら、「海にすわる〜沖縄・辺野古 反基地600日の闘い」「1945〜島は戦場だった オキナワ365日」「英霊か犬死か〜沖縄から問う靖国裁判」など多数の番組を制作。2010年、女性放送者懇談会 放送ウーマン賞を受賞。初監督映画『標的の村~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』は、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、キネマ旬報文化映画部門1位、山形国際ドキュメンタリー映画祭監督協会賞・市民賞ダブル受賞など17の賞を獲得。14年にフリー転身。15年に『戦場ぬ止み』、17年に『標的の島 風(かじ)かたか』、18年『沖縄スパイ戦史』(大矢英代共同監督)公開。著書に『戦場ぬ止み 辺野古・高江からの祈り』(大月書店)、『女子力で読み解く基地神話』(島洋子氏との共著/かもがわ出版)、『風かたか 『標的の島』撮影記』(大月書店)など。2020年に『証言 沖縄スパイ戦史』(集英社)で第63回JCJ賞受賞。 (プロフィール写真/吉崎貴幸)

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第109回: Call My Name~死者と共鳴する慰霊の時間~(三上智恵)

毎年、新たな戦没者が見つかり、今なお刻銘者の数が増え続けている沖縄の「平和の礎(いしじ)」。軍人・民間人・外国人・敵味方も一切関係なく、沖縄戦で命を落としたすべての人の名前を刻んだモニュメントだが、現在、24万1687人となったその…

第108回:「日本人になれない」からの卒業~なぜ復帰50年を祝えないのか~(三上智恵)

「岸田は帰れ。聞く耳が自慢なのに、なぜ沖縄の声は聞かないの?」「復帰運動をあんなに頑張ったのに、50年目でこの状況はやるせない。でも認めるわけにはいかないから、なんとしても沖縄の魂を見せつけないと!」。政府と沖縄県が復帰50年の式典…

第107回:70回目の「屈辱の日」@辺戸岬(三上智恵)

沖縄本島最北端までドライブした人なら必ず訪れるであろう、辺戸岬。車を降りて散策すれば、遠く与論島を望む崖っぷちに立つ石碑の前で記念写真を撮った記憶があるだろう。ところでその碑は、「祖国復帰記念碑」ではなくて「祖国復帰闘争碑」だと…

第106回:宮古島にミサイル搬入と沖縄各地で加速する要塞化の動き(三上智恵)

「今年のオリンピックが終わったら国内は一気にキナ臭くなる」と、私は去年の今頃から言い続けてきたが、果たしてそれは現実になってしまった。少なくとも私の住む沖縄をはじめ南西諸島は、格段に空気が変わってきた。11月の沖縄県内紙は、連日自…

第105回:なぜ私たちが「盾」にならなければいけないのか? ~奄美大島自衛隊配備リポート~(三上智恵)

「なぜ私たちがアメリカの“シールド“、盾にならないといけないのか、憤りを感じますし、日本政府もそれを知りながら着々とそこに向かっていることに強い危機感を覚えます」。奄美大島に住む60代の男性は、悔しそうに訴えた。奄美大島では6月26日…

第104回:嘆きの雨止まず~沖縄戦遺骨問題と慰霊の日~(三上智恵)

とにかく尋常ではない雨だった。沖縄に住んで27回目の慰霊の日(6月23日)だが、こんな台風並みの雨に打たれながら摩文仁に立ったことは一度もない。例年、不思議と慰霊の日の直前には梅雨は終わるものだった。今年は梅雨入りも早かったという…

第103回:軍隊に監視される社会でいいのか?~重要土地規制法成立と宮城秋乃さんの家宅捜索~(三上智恵)

私たちは急速に監視社会に向かっている。①国が国民を監視する、だけでなく②軍隊が国民を監視する、③国民が国民を監視する、この②と③が当たり前になる社会、戦前のような恐ろしい国に私たちをいざなう法律が、ついに参議院本会議で可決、成…

第102回:デニー知事・中止命令を回避~沖縄戦の遺骨を含む土砂採掘問題(三上智恵)

ガマフヤー(「洞窟を掘る人」の意・遺骨収集ボランティアの団体名)の代表、具志堅隆松さんらが3月、沖縄県知事の決断を求めて那覇のど真ん中の県庁前でハンストを決行したことは前回ここでリポートしたが、「沖縄戦の犠牲者の遺骨が混じった土…

第101回:「助けてぃくみそーれー!」~戦没者を二度殺すのか? 具志堅隆松さんら県庁前でハンスト~(三上智恵)

まだまだ多くの沖縄戦の犠牲者の骨が残っている沖縄本島南部の土を採掘し、辺野古の埋め立てに使うのはやめて欲しい。去年から徐々にその声は大きくなっていたが、沖縄県民にとって最も大事な慰霊碑であり骨塚でもある「魂魄(こんぱく)の塔」の…

第100回:コロナ禍に屈せず~進化する辺野古の抵抗~(三上智恵)

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な状況になっている沖縄では、今年は座り込みも集会も休止や縮小が相次いだ。特に辺野古のゲート前では、これまでは機動隊に抵抗する際に隣の人と手を組んでいたが、今はそれをせず、間隔をあけて座り、マスク…