2021年1月26日
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雨宮処凛

雨宮処凛
あまみや・かりん:作家・活動家。2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)でデビュー。格差・貧困問題、脱原発運動にも取り組む。07年に出版した『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版/ちくま文庫)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。近著に『ロスジェネのすべて』(あけび書房)、『相模原事件裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ』(太田出版)。「反貧困ネットワーク」世話人、「週刊金曜日」編集委員、フリーター全般労働組合組合員。

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第546回:「福祉」に頼りたくない、それぞれの理由。「扶養照会」についてのアンケートから見えたもの。の巻(雨宮処凛)

コロナ禍で、多くの人が生活困窮に直面している。仕事を失い、貯金も尽き、家賃やライフラインの滞納も始まっているという人も多いだろう。そんな時、頭にちらつくのは「生活保護」という言葉だと思う。自力で頑張りたいけれど、友人知人から借…

第545回:命の危機でも生活保護を拒む人たちと、増える自殺者。の巻(雨宮処凛)

怒涛の年末年始が終わったと思ったら、東京を中心とした一都三県は二度目の緊急事態宣言となった。多くの飲食店が悲鳴を上げ、飲食の仕事にあぶれた人々は日雇い派遣に殺到し、そうなるとそれまで日雇い派遣で働いてきた人たちがシフトに入れなく…

第544回:怒涛の年末年始 困窮者支援の現場から。の巻(雨宮処凛)

2021年がやってきた。コロナ禍の年末年始、あなたはどのように過ごしただろうか。私は12月29日から1月3日まで、困窮者支援の現場で相談員をつとめていた。この国の「底」が抜けているということを、嫌というほど痛感する6日間だった。ここで年末…

第543回:年末年始の支援情報!〜炊き出し、相談会、大人食堂などなど〜の巻(雨宮処凛)

12月19日、私は日比谷公園にいた。この日開催されたのは、「なんでも相談会」。4月から開催されている「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守るなんでも電話相談会」と同時に開催された。5回目となる電話相談には全国から500件ほどの相…

第542回:なんでも電話相談会と相談会、開催!! そして相談データ分析から見えた深刻化する困窮度。の巻(雨宮処凛)

コロナ禍の中、年の瀬が迫ってきた。困窮者支援の現場には、さらに深刻な相談が寄せられるようになっている。「この年末で勤め先が廃業・倒産する。どうすればいいか」という声もあれば、「寒くなってきたので野宿がキツい、助けてほしい」という…

第541回:緊急事態宣言下で殺到したSOSの貴重な記録〜『コロナ禍の東京を駆ける』の巻(雨宮処凛)

「彼女は私だ」12月6日、渋谷で開催された「殺害されたホームレス女性を追悼し、暴力と排除に抗議するデモ」には、そんなプラカードを掲げる人がいた。前回の原稿で書いた、ホームレス女性殺害事件を受けてのデモだ。渋谷のバス停にいたところ、…

第540回:渋谷・女性ホームレス殺害〜「痛い思いをさせればいなくなる」を地でいくこの社会。の巻(雨宮処凛)

「殺してくれてせいせいした」「彼らは人間の姿はしているが人間ではないですから」 この言葉は、横浜の中学生グループがホームレス襲撃を繰り返していた1980年代、地元の地下街の商店主らが発した...

第539回:10月の自殺者数、2000人超の衝撃。の巻(雨宮処凛)

衝撃の数字が発表された。それは、10月の自殺者数。2153人と、とうとう2000人を超え、男性は前年同月比で21.3%増えて1302人。女性は前年同月比でなんと82.6%も増えて851人。背景には様々な...

第538回:アメリカ大統領選と、法廷でトランプ礼賛を続けた植松死刑囚。の巻(雨宮処凛)

アメリカ大統領選が終わった。バイデン次期大統領の誕生が決まり、4年間にわたる分断と対立と憎悪と差別を煽るトランプ政治が終わることに今、ひとまず胸を撫で下ろしている。「私は分断ではなく結束を目指す大統領になると誓います」「対抗す…

第537回:コロナで路上に出たロスジェネへの、あまりにも意地悪な対応。生活保護を巡る、杉並区・謎のローカルルール。の巻(雨宮処凛)

「やっとだね!」「本当によかった!」「でも、長かった……」10月22日午後4時、私たちは杉並区・高円寺の福祉事務所でそう言い合った。この日、ここに揃ったのは立憲民主、共産党、無所属などの超党派の杉並区議が5人。応援のために駆けつけた…