2020年8月4日
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雨宮処凛

雨宮処凛
あまみや・かりん:1975年北海道生まれ。作家・活動家。2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)でデビュー。若者の「生きづらさ」などについての著作を発表する一方、イラクや北朝鮮への渡航を重ねる。現在は新自由主義のもと、不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題に取り組み、取材、執筆、運動中。『反撃カルチャープレカリアートの豊かな世界』(角川文芸出版)、『雨宮処凛の「生存革命」日記』(集英社)、『プレカリアートの憂鬱』(講談社)、『自己責任社会の歩き方 生きるに値する世界のために』(七つ森書館)など、著書多数。2007年に『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。「反貧困ネットワーク」副代表、「週刊金曜日」編集委員、、フリーター全般労働組合組合員、「こわれ者の祭典」名誉会長、09年末より厚生労働省ナショナルミニマム研究会委員。

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第528回:福生病院人工透析中止死亡事件の裁判、始まる。の巻(雨宮処凛)

「夏が来ると、いろいろと思い出してつらくなります。これまで居た人が居ないというのは本当に寂しくつらいです。病院に持っていったバッグは今もそのまま家にあります。タオルや着替え、点つなぎの本、(手芸に使う)ビーズ・糸・鈴などを入れ…

第527回:生きる意味・価値を問うという傲慢〜『谷間の生霊たち』と相模原事件・傍聴記。の巻(雨宮処凛)

45年前に書かれたその小説は、「相模原障害者施設殺傷事件」を、そして現在のコロナ禍の医療現場の逼迫を奇妙に予言するような内容だった。その小説とは、『谷間の生霊たち』。著者は朝海さち子。…

第526回:「死ね、と言っているのと同じ」〜生活保護基準引き下げ違憲訴訟、名古屋地裁判決とこれまでの自民党議員による生活保護バッシング。の巻(雨宮処凛)

「死ね、と言っているのと同じです」原告の女性は、「とても残念です」と繰り返しながらそう言った。6月25日午後。この日、名古屋地裁である裁判の判決が下された。生活保護基準引き下げ違憲…

第525回:都知事選、始まる。の巻(雨宮処凛)

都知事選が始まった。そんな中、小池百合子都知事について書かれた『女帝 小池百合子』が話題だ。私も読んだが、非常に興味深い一冊だった。小池氏の容姿(主にあざ)やその親の「ヤバさ」などの…
第524回:千代田区の缶詰、新宿区の嘘、そしてワンコの病気――「弱者」を見捨てさせないために。の巻(雨宮処凛)

第524回:千代田区の缶詰、新宿区の嘘、そしてワンコの病気――「弱者」を見捨てさせないために。の巻(雨宮処凛)

久々に、頭が真っ白になるくらいの怒りが込み上げた。貧困問題にかかわって14年。生活保護の水際作戦や屈辱的な対応については散々見聞きしていた。しかし、今はコロナでみんなが大変な時期。厚労…

第523回:「昨日から私も犬も食べてません」。ペットとともに住まいを失った女性。の巻(雨宮処凛)

その女性(Aさんと呼ぶ)は、膝の上に小型犬を乗せて私が来るのを待っていた。クリクリした目の可愛らしい犬だ。Aさんから「新型コロナ災害緊急アクション」にSOSのメールが入ったのが数日前。…

第522回:休業手当を勝ち取るやり方〜コナミスポーツのインストラクターたちが立ち上がる〜の巻(雨宮処凛)

「今すぐお金がもらえないならここで死んでやる」5月13日、千葉県松戸市役所を訪れた男(39歳)はそう言って包丁を自身に向けたという。「お金」とは、1人10万円の給付金。男は市の特別定額給付...
第521回:ゴールデンウィークを挟み、より緊急度が高まるSOS(雨宮処凛)

第521回:ゴールデンウィークを挟み、より緊急度が高まるSOS。の巻(雨宮処凛)

私は今、恐怖すら感じている。ゴールデンウィークを挟んで、状況は一段、確実に悪化した。4月の時点では「家賃が払えない」「収入が減った」だった相談が、「野宿生活になった」「明日ホームレス...

第520回:「コロナになってもならなくても死ぬ」〜国へ緊急要望書提出〜(雨宮処凛)

「生活はギリギリ。コロナになってもならなくても死ぬ」「派遣でデパートで働いていたが、4月は1日しか仕事がなく、5月はすべてキャンセルになった」「コロナウイルスに感染し入院していた。退...

第519回:いのちとくらしを守るなんでも相談会〜全国から上がる悲鳴〜の巻(雨宮処凛)

受話器を置いた瞬間、呼び出し音が鳴り響く。会場にいる間中、ずーっとその繰り返しだった。それはコロナ経済危機を受けて開催された「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守るなんでも相談...