2021年4月22日
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雨宮処凛

雨宮処凛
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あまみや・かりん:作家・活動家。2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)でデビュー。格差・貧困問題、脱原発運動にも取り組む。07年に出版した『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版/ちくま文庫)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。近著に『ロスジェネのすべて』(あけび書房)、『相模原事件裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ』(太田出版)。「反貧困ネットワーク」世話人、「週刊金曜日」編集委員、フリーター全般労働組合組合員。

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第555回:「あなたを大切にしてくれない場所にいてはいけない」というメッセージ。の巻(雨宮処凛)

「あなたを大切にしてくれない場所にいてはいけない」。この言葉は15年、「不登校新聞」のサイトに寄せたメッセージの一部である。夏休みが明ける9月1日は子どもの自殺が増える日であることから、「学校に行きたくないあなたへ」というメッセー…

第554回:『コロナ禍、貧困の記録』〜「底が抜けた」2020年を忘れないために〜の巻(雨宮処凛)

1年前の今頃を、あなたは覚えているだろうか。ちょうど東京を含む1都6県に緊急事態宣言が出た頃だ。それが昨年4月7日のこと。それからの日々を、あなたは時系列で記憶しているだろうか。私はと言えば、新型コロナ感染が広がってから、記憶が著...

第553回:やってる場合かオリンピック〜しかもやまゆり園でパラリンピックの聖火を採火? の巻(雨宮処凛)

「やってる場合かオリンピック!」「中止だ中止、オリンピック!」3月25日、東京五輪の聖火リレーが福島のJヴィレッジを出発した日、東京・新橋のデモ隊からはそんなコールが上がった。この日開催されたのは、「『聖火』を止めろ! 五輪は中止! デモ」…

第552回:「女性による女性のための相談会」、125人が来場! 〜寄せられた多様な声〜の巻(雨宮処凛)

「夢みたい……」生活保護申請を終えたあと、その女性は何度も小さく呟いた。3月13日、都内のある炊き出しで声をかけた女性。話をするともう3年ほど住まいのない生活で、大雨だというのに今夜の寝場所も決まっていないという。「今日と明日、大…

第551回:女性による女性のための相談会、開催します!の巻(雨宮処凛)

女性の実質的失業者、103万人。野村総研が推計した数字である。女性のパート・アルバイトで、仕事が半分以下に減り、休業手当も支払われていない層が2月時点でそれだけいるというのだ。昨年12月の推計では90万人だったのが、10万人も増加したこ…

第550回:人との関係を断ち切る貧困〜生活保護基準引き下げ違憲訴訟、大阪地裁で勝訴! の巻(雨宮処凛)

「大阪地裁、勝ちました!!」メーリングリストに流れてきたその言葉を見た瞬間、一人の部屋で「おおおおお!!」と叫んでいた。この日、大阪地裁で下されたのは「生活保護基準引き下げ違憲訴訟(いのちのとりで裁判)」の判決。結果は、原告の…

第549回:なぜ、57歳母と24歳の息子は死んだのか〜「八尾市母子餓死事件」の調査のため、八尾市に〜の巻(雨宮処凛)

新型コロナウイルスがこの国でも広がり始めた2020年2月22日、大阪府八尾市のアパートで、親子2人の遺体が発見された。亡くなっていたのは、57歳の母親と、24歳の長男。死後1ヶ月以上経過していた母親の死因は急性薬物中毒で、自殺とみられている…

第548回:「扶養照会」が壊す家族の絆〜最後のセーフティネットが「権利」になるために。の巻(雨宮処凛)

「私が鬱で退職療養中に、25年間音信不通だった父の扶養照会を、数年間にわたり毎年受けました。DVや貧困など不幸なかつての家族生活を思い出し、照会があるたびに精神状態が不安定になりました。同時に親の面倒を見れない自分の経済状況に…

第547回:コロナ禍における「学校」、そして「不登校」「ひきこもり」〜ステイホームで突然「フロントランナー」となった在宅人たち。の巻(雨宮処凛)

コロナ禍で変わったことはたくさんあるが、もっとも変わったのは、「在宅」をめぐるあれこれだろう。「ステイホーム」が呼びかけられる中、多くの企業が在宅勤務を実践し、そのうちのかなりの割…

第546回:「福祉」に頼りたくない、それぞれの理由。「扶養照会」についてのアンケートから見えたもの。の巻(雨宮処凛)

コロナ禍で、多くの人が生活困窮に直面している。仕事を失い、貯金も尽き、家賃やライフラインの滞納も始まっているという人も多いだろう。そんな時、頭にちらつくのは「生活保護」という言葉だと思う。自力で頑張りたいけれど、友人知人から借…