2020年6月4日
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雨宮処凛

雨宮処凛
あまみや・かりん:1975年北海道生まれ。作家・活動家。2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)でデビュー。若者の「生きづらさ」などについての著作を発表する一方、イラクや北朝鮮への渡航を重ねる。現在は新自由主義のもと、不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題に取り組み、取材、執筆、運動中。『反撃カルチャープレカリアートの豊かな世界』(角川文芸出版)、『雨宮処凛の「生存革命」日記』(集英社)、『プレカリアートの憂鬱』(講談社)、『自己責任社会の歩き方 生きるに値する世界のために』(七つ森書館)など、著書多数。2007年に『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。「反貧困ネットワーク」副代表、「週刊金曜日」編集委員、、フリーター全般労働組合組合員、「こわれ者の祭典」名誉会長、09年末より厚生労働省ナショナルミニマム研究会委員。

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第523回:「昨日から私も犬も食べてません」。ペットとともに住まいを失った女性。の巻(雨宮処凛)

その女性(Aさんと呼ぶ)は、膝の上に小型犬を乗せて私が来るのを待っていた。クリクリした目の可愛らしい犬だ。Aさんから「新型コロナ災害緊急アクション」にSOSのメールが入ったのが数日前。…

第522回:休業手当を勝ち取るやり方〜コナミスポーツのインストラクターたちが立ち上がる〜の巻(雨宮処凛)

「今すぐお金がもらえないならここで死んでやる」5月13日、千葉県松戸市役所を訪れた男(39歳)はそう言って包丁を自身に向けたという。「お金」とは、1人10万円の給付金。男は市の特別定額給付...
第521回:ゴールデンウィークを挟み、より緊急度が高まるSOS(雨宮処凛)

第521回:ゴールデンウィークを挟み、より緊急度が高まるSOS。の巻(雨宮処凛)

私は今、恐怖すら感じている。ゴールデンウィークを挟んで、状況は一段、確実に悪化した。4月の時点では「家賃が払えない」「収入が減った」だった相談が、「野宿生活になった」「明日ホームレス...

第520回:「コロナになってもならなくても死ぬ」〜国へ緊急要望書提出〜(雨宮処凛)

「生活はギリギリ。コロナになってもならなくても死ぬ」「派遣でデパートで働いていたが、4月は1日しか仕事がなく、5月はすべてキャンセルになった」「コロナウイルスに感染し入院していた。退...

第519回:いのちとくらしを守るなんでも相談会〜全国から上がる悲鳴〜の巻(雨宮処凛)

受話器を置いた瞬間、呼び出し音が鳴り響く。会場にいる間中、ずーっとその繰り返しだった。それはコロナ経済危機を受けて開催された「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守るなんでも相談...

第518回:所持金13円。コロナ不況、ネットカフェ休業を受けてのSOS。の巻(雨宮処凛)

「この雨の中、もし皆さんと会ってなかったらどうしてたんだろうって、ずっと考えてました」東京で激しい雨が降った4月13日、Aさん(30代、男性)はそう言った。この日、私はAさんの生活保護申...

第517回:給付を、補償を、住まいを失わない対策を! と言い続けているのに、安倍政権の優先順位が謎すぎる。の巻(雨宮処凛)

「2008年9月にリーマン・ブラザーズが破綻して、炊き出しに並ぶ人が1.5倍に増えたのが11月でした。約2ヶ月のタイムラグがあって、その年の年末には派遣村ができました」4月3日、池袋で路上生...

第516回:庶民の生活を知らない人が決定権を握っている悲劇が日々露呈中〜家賃、ローン、学費、奨学金返済、その他もろもろについて。の巻(雨宮処凛)

新型コロナウイルス感染拡大による経済危機の真っ只中で、政策決定の場に「上級国民」しかいないことの弊害が日々、露呈している。「#自粛と給付はセットだろ」というハッシュタグが示すように、自粛を呼びかけながらも、それに伴う「経済的損失...

第515回:新型コロナウイルス感染拡大で蘇る「派遣村前夜」の空気。の巻(雨宮処凛)

なんだか「派遣村前夜」のような空気になってきた――。 そんな言葉を、生活相談や労働相談をしている支援者・活動家たちと交わすことが多くなった。このままでは、経済的困窮による自殺者、ホーム...

第514回:「UR住宅餓死問題調査団」の結成、そして新型コロナウイルスによる今後の生活困窮に備えるための情報。の巻(雨宮処凛)

新型コロナウイルス感染拡大を理由に、全国の小中学校が休校となる前日の3月1日、東京都江東区のあるUR住宅を訪れた。昨年のクリスマスイブ、男性二人が餓死した状態で発見された場所だ。亡くなっ....