2022年7月7日
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雨宮処凛

雨宮処凛
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あまみや・かりん:作家・活動家。2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)でデビュー。格差・貧困問題、脱原発運動にも取り組む。07年に出版した『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版/ちくま文庫)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。近著に『ロスジェネのすべて』(あけび書房)、『相模原事件裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ』(太田出版)。「反貧困ネットワーク」世話人、「週刊金曜日」編集委員、フリーター全般労働組合組合員。

第580回:怒涛の年末年始〜「日雇労働者がリハーサルをし、フリーターが本番をする」〈生田武志氏〉という言葉がとうとう現実に。の巻(雨宮処凛)

「日雇労働者がリハーサルし、フリーターが本番をやっている」。2021年から22年にかけての年末年始、困窮者のための相談会や炊き出しの現場で、何度もこの言葉を思い出した。冷たい風が吹きすさぶ中、もう数ヶ月も野宿していたという若者。夜は…

第579回:年末年始・支援情報! の巻(雨宮処凛)

今年も残すところあとわずかだ。年の瀬を前にして、「年末年始の支援」の準備に追われている。役所の閉まるこの期間、住まいもお金もないまま路頭に迷う人が多く出ることが見込まれるためだ。一方、住まいはあっても残金わずかという人も多く…

第578回:生活保護を受けるのは「他人に迷惑をかける」と姉を殺害 フランス人から見て「行政虐待」に映るこの国の福祉。の巻(雨宮処凛)

「生活保護拒み 姉に手かけた」。12月2日、ある事件の判決が下された。今年3月、都内に住む82歳の女性が、寝たきり状態の姉(84歳)の顔にウェットティッシュを置き、手で押さえて窒息死させて殺害した事件だ。姉妹は長年二人暮らしをしていた…

第577回:年末年始の相談会準備、始まる。の巻(雨宮処凛)

今年も残すところあと1ヶ月だ。その大半が緊急事態宣言下で、季節の思い出がない一年。第5波の中、多くの人が自宅に放置され、命を奪われたコロナ禍2年目。炊き出しや相談会の現場にも発熱した人が訪れ、支援者たちが対応に追われた夏。そん…

第576回:病や老いが前より怖くない理由〜中途障がいをもった天畠大輔さんの『〈弱さ〉を〈強み〉に』~の巻(雨宮処凛)

ある日突然、重度の障がいを負ったら。誰の人生にも起きうることだし、事故や病気で障害を持たなくても、人間、高齢になれば誰もが若い頃のようには動けなくなる。身体の自由が利かなくなる――。そのことは、数年くらい前まで、私にとっては恐怖…

第575回:「今夜、泊まるところがない」、そんなピンチに対応する「せかいビバーク」〜支援業界の「オードリー・タン」に聞いた。の巻(雨宮処凛)

突然だが、これを読んでいる人に問いたい。あなたがいつも帰宅するときに通る公園に、少し前からよく見かける人がいる。どうやら住まいを失った人のようだ。これから寒くなるので心配だけど、どうやって声をかけたらいいかわからないし、余計なお…

第574回:衆院選、終わる。の巻(雨宮処凛)

衆院選が終わった。蓋を開けてみれば、維新が4倍近く議席を増やし、自民党は議席を減らしたものの、「絶対安定多数」を確保。一方、野党共闘はどうなったかと言えば、多くの候補者が涙を飲んで実現した一本化だったにもかかわらず、立憲民主党…

第573回:週末は衆院選投開票日 私が選挙に行く理由。の巻(雨宮処凛)

とうとう今週末、衆院選の投票日だ。と言っても、この国では約半数の人が選挙に行かないし、おそらく興味もない。別にそのことを、とやかく言うつもりなどない。私自身がそうだったからだ。選挙や政治のことを本気で意識するようになったのは30代…

第572回:衆院選、始まる。「餓死か泥棒しかない」という声を政治はどう受け止めるのか。の巻(雨宮処凛)

衆院選を前にして、発足わずかの岸田内閣がさっそくボロボロだ。10月8日の所信表明演説では「分配なくして次の成長なし」とブチ上げていたのに、その3日後にはなぜかそのフレーズが「成長なくして分配なし」に変化。また「新自由主義からの転換…

第571回:新内閣発足。この数年のジェンダー界隈を振り返る。の巻(雨宮処凛)

自民党総裁選を経て、岸田内閣が誕生した。「自民党は変わった」。新総裁に選ばれた直後、岸田文雄首相はそう述べたが、岸田氏が選ばれたこと自体、自民党が変わっていないことの証拠に見えるのは私だけではないだろう。「新自由主義からの転換」...