2024年3月5日
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雨宮処凛

雨宮処凛
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あまみや・かりん:作家・活動家。2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)でデビュー。格差・貧困問題、脱原発運動にも取り組む。07年に出版した『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版/ちくま文庫)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。近著に『ロスジェネのすべて』(あけび書房)、『相模原事件裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ』(太田出版)。「反貧困ネットワーク」世話人、「週刊金曜日」編集委員、フリーター全般労働組合組合員。

第649回:猛暑と物価高騰の夏、聞こえてきた悲鳴の数々。の巻(雨宮処凛)

記録的猛暑日が続いた夏も、やっと終わりが見えてきた。32度とかで「涼しい」と感じるほどに、今年の暑さは異常だった。監察医務院の速報値によると、今年8月27日まで東京23区で熱中症により死亡したのは145人。屋内は130人で、屋外は15人。…

第648回:江戸川区遺体放置事件はなぜ起きたのか。の巻(雨宮処凛)

6月30日、朝日新聞にて、信じがたいことが報じられた。東京・江戸川区のアパートで65歳の男性の遺体が2ヶ月以上も放置されていたことがわかったというのだ。それだけ聞くと、「孤独死して発見されなかったんでしょ?」と思うかもしれない。しか…

第647回:『秋葉原事件を忘れない この国はテロの連鎖へと向かうのか』 中島岳志さん、杉田俊介さん、斎藤環さん、平野啓一郎さんと語り合った一冊。の巻(雨宮処凛)

「(前略)死刑になりたいとは思いませんし、死刑になりたくないとも思いません。生かされているうちは生きますし、殺されるときには殺されます。それだけの話です。確かに苦しいのは嫌ですが、自殺大国日本では年間に約1万人がセルフ絞首刑を執行…

第646回:末期がん、余命わずかで死刑を宣告されたあるロスジェネ〜刑務所と生活保護・貧困ビジネスの後半生。の巻(雨宮処凛)

最近、私と同い年で死刑を宣告された人の存在を知った。山田広志、48歳。1974年生まれで、75年生まれの私とは学年が同じである。旧姓は松井。寝屋川中学生殺害事件で死刑が確定している山田浩二死刑囚と養子縁組して山田姓になったという(その…

第645回:全国の大学に広がる「だめライフ愛好会」とはなんなのか。〜中央大学だめライフ愛好会に聞いた。の巻(雨宮処凛)

あなたは「だめライフ愛好会」を知っているだろうか。私が初めてその言葉を目にしたのは数ヶ月前、Twitterでのこと。「中央大学だめライフ愛好会」というアカウントを発見したのがはじまりだった。なにやら物好きな大学生がこの社会の窮屈さにささ…

第644回:15年前、なぜ船は沈んだのか〜『黒い海 船は突然、深海へ消えた』の巻(雨宮処凛)

 重度障害の当事者である市川沙央さんが小説『ハンチバック』で芥川賞を受賞したことが大きな注目を集めているが(まだ読んでない。読みたい)、この5月に第54回大宅壮一ノンフィクション賞を、そして7月に本田靖春ノンフィクション賞を受賞し…

第643回:いつまで「凶器」は野放しにされるのか〜SNSの誹謗中傷に思う〜の巻(雨宮処凛)

タレントのryuchellさんが7月12日、亡くなった。享年27。報道によると自殺とみられる、ということだ。このことに、日本中がショックを受けている。私も大きな衝撃を受けている一人で、気持ちの整理がつかないままにこうして原稿を書いている。動…

第642回:頭脳警察・PANTAさんの訃報。の巻(雨宮処凛)

7月7日、七夕の日、尊敬する人が亡くなった。それはPANTAさん。言わずと知れた「頭脳警察」のボーカルだ。享年73。そんなPANTAさんと、私はこの20年ほど親しくさせて頂いた。きっかけは、イラク戦争。2003年3月に開戦したイラク戦争の1ヶ月…

第641回:関東大震災から100年の日に公開される『福田村事件』。の巻(雨宮処凛)

エンドロールが終わっても、しばらく席を立てなかった。それくらいの衝撃作を観た。それは森達也監督の『福田村事件』。今から100年前の関東大震災の時に起きた実際の事件を映画化したものだ。事件が起きたのは震災から5日後の1923年9月6日。大…

第640回:「金を返せ」。福島から避難してきた子どもが投げつけられた言葉。の巻(雨宮処凛)

ネットフリックスで配信されている『THE DAYS』、あなたはもう観ただろうか。12年前の福島第一原発事故を描いたドラマだ。東電の吉田所長を演じるのは役所広司氏。臨場感溢れる映像に、手に汗握りながら一気に観終えたのだが、久々に「…