2021年3月1日
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立憲政治の道しるべ

憲法によって国家を縛り、その憲法に基づいて政治を行う。民主主義国家の基盤ともいえるその原則が、近年、大きく揺らぎつつあります。憲法違反の発言を繰り返す政治家、憲法を無視して暴走する国会…。「日本の立憲政治は、崩壊の危機にある!」そう警鐘を鳴らす南部義典さんが、現在進行形のさまざまな具体的事例を、「憲法」の観点から検証していきます。
*掲載から1年を経過した『立憲政治の道しるべ』のコラムは公開しておりません。ご了承ください。

第164回:第二の“河井案里” を絶対つくらない。歳費等不支給の制度化を急げ(南部義典)

「この度、一身上の都合により、議員を辞職致したいので、御許可くださるようお願い申し上げます」2月3日午後6時すぎ、参議院本会議の冒頭、河井案里議員(公職選挙法違反事件の刑事被告人)の辞職願が朗読されました。議員が辞職するには所属す…

第163回:“疫病退散”願掛けのような緊急事態宣言(南部義典)

「もはやコロナ禍が時代や国家を支配している」というのは錯覚でしょうか。私は令和3年というより「コロナ2年」を迎えたような感覚で、新年を迎えました。正月気分にさえ至らないまま一年が動き始め、あす(7日)には国の緊急事態宣言が再発令…

第162回:“8度目の正直”が程遠い、国民投票法改正案(南部義典)

12月4日、第203回国会(臨時国会)は実質的な会期末となり、衆議院では国民投票法改正案(自民、公明、維新などが2018年6月27日に提出した法案)が8度目となる「閉会中審査」の手続きを取りました。今回の臨時国会で、衆議院は国民投票法改正…

第161回:11.1大阪を教訓に、住民投票ルールの見直しを(南部義典)

「反対過半数が決まるやいなや、“住民投票など衆愚の極みだ”と言い始めた賛成派市民がいる」。大阪市廃止・特別区設置住民投票(1日)に反対の立場で熱心に活動をされてきた某大学の研究者の方か...

第160回:オンライン署名、押印廃止、広告規制……住民投票ルールの大幅な改善を(南部義典)

品川区では10月4日、「羽田新ルートの賛否を問う区民投票条例」の制定を求める署名運動がスタートしました。地方自治法に基づく「条例制定直接請求」に向けた取り組みであり、署名の期間は11月…

第159回:安倍氏、「酔生夢死」の憲法改正を語る(南部義典)

酔生夢死(すいせいむし)。「何かを成し遂げることもなく、 人生をぼんやりと過ごすさま」を意味する熟語です。読売新聞は9月20日から、「政局」「内政」「外交」の3回に分けて安倍前総理のイン…

第158回:自民党総裁選“安倍改憲”の後始末を考える(南部義典)

安倍総理の辞任は、“安倍改憲”という騒ぎの終わりの始まりでもあります。私は率直に歓迎しています。そもそも憲法は、「国会」にのみ憲法改正の発議の権限を与えており(96条)、内閣や内閣総理…

第157回:ニュージーランド国民投票法に学ぶ“広告規制”(南部義典)

通常国会は6月17日、延長なく閉じてしまいましたが、国民投票法の改正問題が決着せず、さらに先送りになった事実を見過ごせません。先送りになったのは自民、公明、維新、希望の4党が2018年6月に提出した法案だけではなく(2016年公職選挙法改...

第156回:ついに亀井静香氏の名前も出た。自民党は第三者委員会を設置すべき(南部義典)

前回に続いて、河井克行・案里夫妻の大規模買収事件を取り上げます。先週8日、逮捕・勾留中であった両名は、買収の疑いで起訴されました。両名による被買収者(買収の金銭を受け取った側)が100…

第155回:議員のけじめと議院のけじめは、ワンセットで(南部義典)

昨年6月6日、衆議院本会議で、丸山穂高議員に対する「糾弾決議案」が全会一致で可決しました。「北方領土を取り戻すためには、ロシアに対して戦争を仕掛けるしかないのではないか?」という趣旨の...