2021年2月27日
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岸本聡子

岸本聡子
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きしもと・さとこ:環境NGO A SEED JAPANを経て、2003年よりオランダ、アムステルダムを拠点とする「トランスナショナル研究所」(TNI)に所属。経済的公正プログラム、オルタナティブ公共政策プロジェクトの研究員。水(道)の商品化、私営化に対抗し、公営水道サービスの改革と民主化のための政策研究、キャンペーン、支援活動をする。近年は公共サービスの再公営化の調査、アドボカシー活動に力を入れる。著書に『水道、再び公営化! 欧州・水の闘いから日本が学ぶこと 』(集英社新書)

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第15回:闇か、希望か―分岐点に立つ欧州グリーンディール(岸本聡子)

「欧州グリーンディール」(EGD)が発表されて1年と少しがたった今、市民の立場から批判的な検証をしなくてはいけない数々の出来事が起こっている。化石燃料産業やアグロビジネスは虎視眈々とEGDを狙い、台無しにするどころか、利用して公…

第14回:ミュニシパリズムとEUグリーン・リカバリー(岸本聡子)

「Munisipalise Europe」(ヨーロッパをミュニシパリズムで民主化する)――自治から住民目線のラディカルな政治を志向する「ミュニシパリズム」と「ヨーロッパ」(もしくは欧州連合)は、ちぐはぐな組み合わせに思えるかもしれない。ともかく、…

第13回:平均年齢44歳の新内閣。分断を越え、政治をアップデートできるのか(岸本聡子)

少し乱暴な比較になるが、日本の自民党とベルギーのN-VA(新フラームス同盟)は私にとって存在が似ている。どちらも同じくらい大っ嫌いなのだが、そのことを自分と社会観の近しい人とは激しく共感し合える一方で、自分のサークルを一歩出ると気軽…

第12回:フランス地方選挙で起きた「躍進」――市民型選挙の戦い方を学ぶ(岸本聡子)

フランス地方選挙の決選投票は、新型コロナウイルスの影響で3ヶ月ほど延期されたが、2020年6月末に実施された。3月中旬の第1回投票で議席が確定しなかった4820市町村の地方議会議員と市長が選出…

第11回:自治体からのグリーン・リカバリー:ブダぺスト、プラハが物申す(岸本聡子)

ロックダウンの解除が進み、6月15日にはEU内の国境も無制限ではないが、ほぼ開いた。私が住むベルギーでも、3カ月ぶりに近所のカフェのテラスでビールが飲めるようになった。前回のコラムで、コ…

第10回:パンデミック後の社会:経済と環境を同時に回復させられるか(岸本聡子)

私が働く市民運動のためのシンクタンク「TNI」は、4月の初めから「コロナ危機:国際主義の対応」と題して毎週水曜日にオンラインセミナーを開催してきた。毎回、テーマに沿った4~5人の専門...

番外編(上):【オンラインで聞きました】公共サービスを守り、不安定雇用をなくす:コロナ危機後に必要な変化(岸本聡子)

前回のコラム「コロナ危機下で人々の暮らしをどう守るのか」を、〈コロナ危機から環境的・社会的に持続不可能な現代社会が学ぶ教訓はあまりにも大きい。次回の原稿でこのテーマをもう少し掘り下げ...

番外編(下):【オンラインで聞きました】「経済補償のポイントは?」「緊急事態宣言は必要?」マガジン9スタッフとの質疑応答(岸本聡子)

4月12日にベルギー在住の岸本さんとマガジン9スタッフでウェブをつなぎ、新型コロナウイルス(以下、コロナ)危機によるヨーロッパの状況、そこから見えてくる日本を含めた世界の課題について伺...

第9回:コロナ危機下で人々の暮らしをどう守るのか(岸本聡子)

コロナウイルスの感染拡大防止のため、ロックダウン(封鎖措置)になってから2回目の日曜日の今日(3月29日)。ベルギーではまだコロナウイルス感染患者数のピークが見えず、ロックダウンは4月19日まで延長された。すでに2週間、食料品を売る...

第8回:コロナ騒動のなか、あえて難民危機と国家について考える(岸本聡子)

昨年の夏、ニナが亡くなった。デンマークのケアハウスで暮らしており、心不全で息を引き取っていたのを朝、看護師さんが発見した。ニナはデンマーク人で私のパートナーの母親、つまり義理の母だ。...