2021年7月25日
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鈴木耕

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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。

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「言葉の海へ」鈴木耕

第173回:菅の「安全帽」は安心か?(鈴木耕)

言葉は生き物だ。だから時が経てば、意味も変わるし用法も軽重も変化する。けれど最近は、どうも言葉が軽くなっていく傾向がある。軽く、というより「かる~く」のほうが表現としてはぴったりくるか。かる~くなった言葉の、西の正横綱が「感…
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第172回:人間には2種類ある……(鈴木耕)

よく「人間には2種類ある。〇〇な人と✕✕な人と」なんて言い方をする。だいたいはあまり当てにならない喩えでしかないけれど、ひとつだけ、ぼくもなるほどなあと思う言い方がある。「いずれ良くなると考える人と、また悪いことが来ると考える人…
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第171回:AでもなくBでもなく……(鈴木耕)

最近よく「プランA」とか「プランB」などという言い方を耳にする。物事の進め方はひとつではなく、「A」がうまく行かなければ「B」を考えるべき、ということなのだろうと思う。でも、今回の東京都議会議員選挙の結果を見てみると、「AでもなくBで…
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第170回:原発の今(鈴木耕)

コロナとオリンピックに頭を汚染されて、しばらくこのコラムでも「原発」に触れていなかった。むろん、原発を忘れていたわけじゃない。ぼくの切り抜き「原発ファイル」は、もう47冊目に入っている。新聞記事を主体に、週刊誌月刊誌などの雑誌記事…
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第169回:東京五輪、最終局面!(鈴木耕)

「東京オリンピック・パラリンピック」は、最終局面を迎えたと言っていい。6月21日夕刻、開催までほぼ1カ月という時期になって、東京五輪・パラリンピック組織委員会、東京都、日本政府、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委…
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第168回:五輪はウイルスに勝てません!(鈴木耕)

新聞を読んでいると、小さな記事に「おやっ」と思うことがけっこうある。例えば、こんな記事(朝日新聞6月12日付)。〈G7サミットに参加するドイツ政府代表団の関係者が利用していたホテルで、従業員が新型コロナウイルス検査で陽性となった。英…
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第167回:老いの繰り言(鈴木耕)

「老いの繰り言」って古い表現だけれど、まあ、「年寄りのボヤキ」ってことです。はい、ぼくは年寄りですよ。75歳ですから、いわゆる後期高齢者。このごろは「老いの繰り言」が増えちゃってねえ。カミさんも来年は後期の仲間入り。でも老夫婦の…
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第166回:「狂」と「凶」(鈴木耕)

「狂」や「凶」という文字には、いいイメージがない。神社で「凶」のおみくじを引いてしまって嫌な気持ちになったことがある人もいるだろう。でもね、最近のニュースは、まさに「狂」や「凶」のつく言葉がピッタリのようなものばかりじゃありま…
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第165回:「卑」人間(鈴木耕)

こんなことが罷り通る世の中になったのか、と思わず天を仰ぎたくなるような出来事が多い昨今である。ぼくの言葉では「卑しい」ということになる。『「粗にして野だが卑ではない」石田禮助の生涯』(城山三郎、文春文庫)という本がある。石田禮…
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第164回:もう限界!(鈴木耕)

最近の新聞紙面で「もう限界です」という言葉をよく目にする。まるで悲鳴のような叫びを発する人が増えているのだ。東京・立川市の立川相互病院の窓には「医療は限界 五輪やめて!」「もうカンベン オリンピックむり!」との悲痛なメッセージが掲…