2025年1月23日
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鈴木耕

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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。

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「言葉の海へ」鈴木耕

第342回:生きる戦後史(鈴木耕)

今年、2025年は戦後80年という節目の年である……というような言葉が、新聞や雑誌などの特集記事の前振りによく使われている。そうかあ……80年かあ。ということで、今回はちょっと個人的なことを書かせてもらう。なぜ「戦後80年」に、そうか…
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第341回:無礼にもほどがある!(鈴木耕)

凄いことになってきたな。それ、冗談だろう? いや、どうも本気らしいぜ。断れば軍隊を送るってか? まさかそこまではしないだろうけど……。 あの国の国民はマジで選んじゃったんだものなあ、あの人を。その選んだ国民が辛い目にあうのは自業…
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第340回:暗い夜明け(鈴木耕)

昨年2024年は、元日早々の能登大地震と、2日の日航機と海保機の衝突炎上事故で幕を開けた。なんとも重苦しい年始であった。そして締めくくりは、韓国における尹錫悦大統領の「非常戒厳」布告とそ…
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第339回:File24 ぼくの「記事ファイル」から②(鈴木耕)

先週に続いて、2024年のぼくの「記事ファイル その②」です。7月~12月の半年分。いろんなことがありました…。ざっと俯瞰すると、今年は日本を含む世界中が「選挙イヤー」だったことがよく分かる。さっそく、タイトルを拾っていこう。◎沖縄…
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第338回:File24 ぼくの「記事ファイル」から①(鈴木耕)

今週と来週は、ぼくの2024年1年間の新聞や雑誌の記事の切り抜きファイルから、関心を持った出来事をピックアップする。ぼくがどんなことに関心を持ったか、衝撃を受けたか、自分の気持ちの揺れが見えてくるのが、このファイルだ。さっそく、タイ…
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第337回:アホな政治家ほど危ないものはない(鈴木耕)

『戒厳令の夜』(五木寛之)という小説がある。ぼくが大学生の頃だからずいぶん昔の本だけれど、とても面白い小説だった。小説の世界なら、読んで面白ければそれで満足。だがこれが現実となると恐ろしい。それもお隣の国で、実際に「非常戒厳」が…
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第336回:「汚語」という言葉を造った(鈴木耕)

東京新聞に「こちら特報部」という見開き2ページの特集記事があって、毎日掲載されている。普通ならば、特集面であっても土日くらいは休むものだが、東京新聞の「こちら特報部」は、雨が降ろうが槍が降ろうが休まない。毎日毎日、様々な問題を…
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第335回:仲良きことは美しき哉(鈴木耕)

日曜日(24日)、東京都府中市の公園で、とても楽しい催し(というより「お祭り」です)が開催された。毎年この時期に行われ、ぼくも楽しみにしているイベントである。「朝鮮文化とふれあうつどい」という。からりと晴れた秋空、風は少し吹いてい…
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第334回:「自由な言論空間」の終焉(鈴木耕)

SNSが荒れ模様だ。ツイッター(X)をイーロン・マスク氏が買収してから(だと思うが)、どうにもメチャクチャだ。「X」が凄まじく異様な使われ方をしている。このままいけば「X」は、汚語の捨て所、陰謀論やデマの宝庫、ヘイト言説の横行、そ…
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第333回:ようこそ、トランプ的世界へ(鈴木耕)

【「グリーン詐欺は終わりだ」 トランプ氏は脱炭素を逆行させるのか】。これが、毎日新聞が11月9日に配信した記事の見出しだ。なお、紙面では12日付でタイトルは「化石燃料 掘りまくれ!」となっている。以下、その記事の一部を引用する。(略)「我…