2024年3月5日
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雨宮処凛がゆく!

若者の「生きづらさ」、格差・貧困問題、脱原発など、幅広いテーマで、取材・執筆、運動を行っている雨宮処凛さんによる定期連載コラム。

第669回:株価が史上最高値になり、貯蓄ゼロ世帯も過去最多となり、『死なないノウハウ』が反響を呼ぶ。の巻(雨宮処凛)

「2〜3日食事がとれておらず、金を手に入れて食事がしたかった」。この言葉は、2月18日、東京・高円寺のコンビニで店員を脅して逮捕された男が口にしたものである。男はコンビニで、「もう限界なんです。お金を出してください」と包丁で店員を脅…

第668回:「貧乏に苦しむか/貧乏を楽しむかしか選択肢がないことがおかしい」問題に、遂にひとつの回答がもたらされる。の巻(雨宮処凛)

2月1日、安倍派「5人衆」を刑事告発する記者会見に参加したことは666回の原稿で書いた。裏金問題で大物議員たちが事情聴取を受けながらも、なぜか不起訴となり捜査は終結。このままうやむやになりそうなのはおかしいとなされた告発だ。ちなみに…

第667回:24年間、仕事の対価が下がり続ける女(私)。の巻(雨宮処凛)

この時期、フリーランスは確定申告で大変だ。面倒な作業をしていたところ、テレビで「ニセコのラーメンが3800円」というのをやっていた。海外の観光客人気で、ニセコのホテルやレストランの時給も2000円近くに上がっているという。3800円のラー…

第666回:庶民は増税、政治家は脱税!? 「自民党のウラガネ・脱税を許さない会」が自民党議員10人を刑事告発! の巻(雨宮処凛)

「貯金がなく、今月の電気代が払えない。食べ物も買えない」「パート収入で暮らしているが、野菜の高騰など物価高で生活していけない」「コロナ禍で借りた借金の返済で生活が圧迫され、次の家賃がどうしても払えない」。これらの言葉は、困窮者支…

第665回:病気になろうが仕事がなくなろうが一文無しになろうが世の中すべてを敵に回そうが、ビクともしないだけの「死なないノウハウ」、収集しました。の巻(雨宮処凛)

2024年1月27日、私は49歳の誕生日を迎えた。これにて、なんらかの原因で突然死や事故死でもしない限り、1年後には自動的に50の大台に乗るわけである。ということは、90年代の就職氷河期に社会に出たロスジェネが50代を迎えつつあるということだ…

第664回:臓器提供で「人の役に立」ち、社会保障費も削減?――『安楽死が合法の国で起こっていること』(雨宮処凛)

昨年末(2023年末)、京都地裁で元医師の男に懲役2年6ヶ月の判決が下された。男が問われていた罪は嘱託殺人罪など。19年、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性に薬物を注入して殺害した罪で逮捕されていた。亡くなった女性は生前、SNSに安楽死を…

第663回:コロナ禍で進化したのは、結局「悪質貧困ビジネス」だけ? 〜コロナ5類移行後、初めての年末年始から見えてきたもの。の巻(雨宮処凛)

新型コロナが5類に移行して初めて迎えた年末年始、あなたはどのように過ごしただろうか。久々に海外旅行に行った人もいれば、帰省して家族とともに過ごした人もいるだろう。ずっと仕事だったという人もいれば、寝正月だったという人もいるはず…

第662回:年の瀬に寄せられた「年が越せない」という悲痛の声、生活保護引き下げを主導した世耕参院幹事長の1000万円キックバック疑いと辞任。の巻(雨宮処凛)

「もう数年、都内で路上生活をしている」「住民税非課税世帯への7万円の給付はいつされるのか」「お米を買うお金もなく、心臓が悪い高齢の母親と暮らしているが医療費もない」「残金は1万円以下。このままでは年も越せない」。これらの言葉…

第661回:今年を振り返り、ハリウッドや西武のストライキを思う。の巻(雨宮処凛)

今年も残すところあとわずかだ。なんだかあっという間の一年だった。そして多くの大切な命を失った一年だった。1月には父親のように慕い、なついてきた鈴木邦男さんが逝き、2月には18年をともに生きた愛猫・ぱぴが旅立った。そのすぐあとに「だ…

第660回:「最低最悪の判決」から「最高の判決」に〜いのちのとりで裁判、またまた勝訴!!の巻(雨宮処凛)

「完全勝訴」。ニュースで流れたその映像を見た瞬間、思わず「おおお!!」と身震いした。11月30日、名古屋高裁で判決が出たのは生活保護引き下げを違法とする裁判。第二次安倍政権の2013年から生活保護基準が引き下げられ、それに異を唱えて全…