2024年7月27日
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この人に聞きたい

いま、もっとも気になる「あの人」に、マガジン9編集部がインタビュー。さまざまなテーマでお届けします。

國本依伸さんに聞いた:国に「私たちの人権を守らせる」ために。もっと憲法を読んで、知ろう

日本初の女性弁護士のひとりをモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』が話題です。劇中では日本国憲法の条文が何度も読み上げられ、改めて聞き入って涙したという声も。では、そもそも憲法とは私たちにとって、どんな意味を持つものなので…

能條桃子さん、さこうもみさんに聞いた:政治のジェンダー平等を目指して、生きやすい社会を地域から!

現在、市区議会における女性議員の割合は約18%、町村議会ではわずか約12%(2024年3月 内閣府資料)。世界経済フォーラムが発表した「ジェンダーギャップ指数2024」でも、日本の政治分野は146ケ国中113位と低迷し続けています。若い世代の声…

伊藤真さんに聞いた:閣議決定が濫用される「国民無視」の政治。変えられるのは「憲法を持つ私たち」

「重要そうなことが知らないうちに決められていた」──近年の政治を見ていて、そんな印象を抱いている人は多いのではないでしょうか。国全体の方針が閣議決定だけで決められて、あれよあれよという間にいろんなことが変わっていき、平和主義も…

土井敏邦さんに聞いた:パレスチナから福島へ――「人間が生きるってどういうこと?」と問いかける――映画『津島 福島は語る・第二章』

福島県浪江町津島は、阿武隈山系の山々に囲まれた人口約1400人の平穏な山村でした。2011年3月11日に起きた福島第一原発事故で大量の放射性物質が降り注ぎ、100年は帰れないと言われる「帰還困難区域」に指定され、住民はバラバラに避難するこ…

志田陽子さんに聞いた:日本はもはや民主主義国家ではない? 進行する「実質改憲」

昨年、「総裁としての今任期中に改憲を目指す」と宣言した岸田首相。2022年末には敵基地攻撃能力(反撃能力)保有を認める「安保関連三文書」が閣議決定、憲法審査会では緊急事態条項についての議論が続けられるなど、なし崩しに改憲への道が開…

ペヤンヌマキさんに聞いた:自分のアパートが立ち退き対象に。いち区民として撮った杉並区長選のドキュメンタリー『映画 〇月〇日、区長になる女。』

2022年6月の東京・杉並区長選に、市民団体からの要望を受けて立候補したのは欧州のシンクタンクで活躍していた岸本聡子さん。ベルギーから岸本さんが帰国したのは、投票日のわずか2カ月前でした。その怒涛の選挙戦から僅差での当選までを、杉並…

白井明大さんに聞いた:「私は決めた」。国のために人がいるのではなく、人のために国がある

「戦争はしないよ。永久にしないよ」──詩人の白井明大さんは、今年3月に出版した著書『日本の憲法 最初の話』(KADOKAWA)で、日本国憲法の条文に込められた意味を独自に「詩訳」して伝えようと試みました。主に日常の中の光景を詩にして…

大矢英代さんに聞いた:米国から見た先島諸島の軍事強化。沖縄戦から見えてくること。

沖縄・琉球朝日放送の報道記者を経てフリーランスとなり、「戦争・軍隊と民衆」「沖縄と戦争」「国家と暴力」をテーマに取材を続けてきた大矢英代さん。昨夏からは米ニューヨーク州シラキュース大学の助教(アシスタント・プロフェッサー)として…

森達也さんに聞いた:負の歴史に向き合わなければ、また同じ過ちを繰り返す――映画『福田村事件』

今年は関東大震災から100年。発災後の朝鮮人虐殺については歴史的事実として広く知られていますが、そのなかで闇に埋もれた事件があります。福田村事件。千葉県福田村(現・野田市)で、香川県から来た被差別部落出身者の行商団が、朝鮮人と間…

諸永裕司さんに聞いた:見過ごされてきた「PFAS汚染」。社会全体で、問題との向き合い方を考えよう

東京西部の多摩地区で、米軍・横田基地由来と推測される有機フッ素化合物(PFAS)による地下水や飲み水の汚染が問題になっています。2022年、著書『消された水汚染』(平凡社新書)でいち早くこの問題を世に知らせたのが、元朝日新聞記者で現在…