2023年1月31日
ホーム 一枝通信

一枝通信

東日本大震災と福島第一原発事故の後、たびたび福島に通い、地元の人たちの声に耳を傾け続けてきた作家の渡辺一枝さん。そこで見聞きしたこと、感じたこと、そしてご自身の日常の中で考えたことなどを綴っていただきます。

第47回:トークの会 「福島の声を聞こう!」vol.42報告(後編)「『いのち』を大事にしないような国になって欲しくない」(渡辺一枝)

前回に続き、昨年10月29日に開催したトークの会 「福島の声を聞こう!」vol.42の報告です。恵子さんは裁判を闘っている一方で、南相馬の自宅をどうするかという問題もあるのではないだろうか。そ…

第46回:トークの会 「福島の声を聞こう!」vol.42報告(前編)「『20ミリシーベルト』の壁が、帰ることを断念させた」(渡辺一枝)

2023年が明けました。どうぞ、今年もよろしくお願いいたします。大変遅くなりましたが、昨年9月29日のトークの会の報告です。いつものように、神楽坂のセッションハウス・ギャラリーで開催しました。ゲストスピーカーは福島県南相馬市から避難…

第45回:「子ども脱被ばく裁判」傍聴記「声を上げなければ、なかったことにされるのではないかと思った」(渡辺一枝)

11月14日に仙台高等裁判所で、「子ども脱被ばく裁判」控訴審の第5回口頭弁論期日が開廷されました。この裁判はこれまで、二つの裁判をあわせて審議が行われてきました。福島県内に住む小中学生が原告となり、福島市をはじめ自分たちが通ってい…

第44回:「311子ども甲状腺がん裁判」傍聴記「甲状腺がんになったのが、 あなたのお子さんでなくて良かった。そう思います」(渡辺一枝)

11月9日、「311子ども甲状腺がん裁判」の第3回口頭弁論が、東京地裁で開廷されました。この裁判は、東京電力福島第一原子力発電所事故当時、福島県内に居住していた、当時6歳から16歳だった男女7名が、事故に伴う放射線被ばくにより甲状腺がん…

第43回:いくつもの「住宅追い出し裁判」──「立ち退きはそこに住む国内避難民に対する人権侵害になりかねない」(渡辺一枝)

前回、福島第一原発事故の後に避難指示区域外から避難した人たちが、避難先の国家公務員住宅への居住権を求めて福島県を訴えた「原発事故避難者住まいの権利裁判」の様子をお伝えしましたが、東京地裁で係争中のこの裁判の他に、もう一つの住宅追…

第42回:「原発事故避難者住まいの権利裁判」傍聴記「子どもたちの安全安心に暮らせる権利を守りたい」(渡辺一枝)

10月31日、東京地裁で「原発事故避難者住まいの権利裁判」の第2回口頭弁論が開かれ、傍聴してきました。この裁判は東電原発事故による避難指示区域外から国家公務員住宅に避難した世帯に、福島県が家賃の2倍の損害金を請求し、退去届の提出を求…

第41回:トークの会 「福島の声を聞こう!」vol.41報告(後編)「庭の木がなくなって、自分の根っこが引き抜かれた感じだ」(渡辺一枝)

「福島の声を聞こう!」第一部では堀川文夫さんが、時折、お連れ合いの貴子さんの発言が入りながら自分史と絡めて浪江での被災前の生活、3・11当時、避難行と避難先での今の暮らしを語ってくださいました。今回は、第二部の様子をお伝えします…

第40回:トークの会「 福島の声を聞こう!」vol.41報告(前編)「忘れないでほしい、あの事故を。あの時の混乱、あの時思ったこと、考えたことを」(渡辺一枝)

7月2日(土)午後2時から、神楽坂のセッションハウスギャラリーで、トークの会「福島の声を聞こう!」vol.41を持ちました。ゲストスピーカーは浪江町から静岡県富士市に避難している堀川文夫さんでした。堀川さんはお連れ合いの貴子さんと共に…

第39回:常磐炭田ツアー報告「一山一家を合言葉にして」(渡辺一枝)

8月30、31日の1泊2日で、「常磐炭田ツアー」を行いました。ことの発端は、6月に実施した「被災地ツアー」の2日目の晩のことです。いわき市湯本の「古滝屋」が宿泊先でしたが、こちら方面に私が来る時にはいつもお世話になっている宿で、御当主…

第38回:311子ども甲状腺がん裁判傍聴記「13歳でがんになり、17歳で二度目の手術を受けました」(渡辺一枝)

9月7日(水)午後2時、東京地裁第803号法廷で、「311子ども甲状腺がん裁判」第2回口頭弁論が行われました。これは、東京電力福島第一原発事故当時、福島県内に居住していた男女6人が、事故に伴う放射線被ばくにより甲状腺がんを発症したと…