2021年12月1日
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言葉の海へ

長年、雑誌や書籍に携わってきた編集者の鈴木耕さんが、本や新聞、ブログ、ある人の言葉など、さまざまな分野の「言葉」をめぐってコラムを綴ります。

「言葉の海へ」鈴木耕

第187回:「金々節(かねかねぶし)」の世の中で(鈴木耕)

なんだか「お笑い政治劇場」ってな雰囲気でしたね。急に「文通費」なるものが脚光を浴びて、政界はてんやわんやの大騒ぎ。火元は維新の新人議員小野泰輔氏のツイート。「たった1日で100万円満額はおかしい」という、それ自体は真っ当な意見だっ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第186回:自由な猫と「マイナス」カード(鈴木耕)

秋です。ぼくが住んでいる辺りも、少しずつ樹々の葉が色づき、空も高くなりました。世の中、さまざまな出来事、いやなことのほうが多いけれど、ベランダで青空に浮かぶやわらかな雲を見ていると、少しは滅入っていた気も薄らいでいきます。我が家…
「言葉の海へ」鈴木耕

第185回:異形の夜(鈴木耕)

10月31日、日曜日。実は、この日はぼくの誕生日。いくつになったのかを、嬉しそうに言えるような年齢じゃない。そろそろ冥途の土産の心配をしなくちゃならない頃合いだ。この日はカミさんが用事で終日、出かける予定だったので、前倒しで「生誕前…
「言葉の海へ」鈴木耕

第184回:「国ガチャ」(鈴木耕)

妙な言葉が流行っている。「親ガチャ」である。要するに「親は選べない」という意味で、ゲームセンターやソーシャルゲームなどにある「ガチャガチャ」からきた言葉らしい。どんな親の元に生まれるかで人生は決まってしまう。最初から人生は運で…
「言葉の海へ」鈴木耕

第183回:ヘタレな人(鈴木耕)

マスメディアも悪乗りした大騒ぎの自民党総裁選が終わったと思ったら、あっという間に「解散総選挙」だ。よく見てみると、岸田首相の組閣は、選挙でヤバそうな議員の救済策だったようだ。つまり、ナントカ大臣という肩書を利用して「選挙を有利…
「言葉の海へ」鈴木耕

第182回:廃市、人影もなく…(鈴木耕)

2回続けてこのコラムをお休みしてしまった。2回とも、それなりの事情はあったのだけれど、再開しようとしてちょっと困っている。どうにもうまくテーマが浮かんでこないのだ。テーマがなければ、文章は書けない。いつもは散歩がテーマを誘ってく…
「言葉の海へ」鈴木耕

第181回:新聞は誰のために?(鈴木耕)

9月18日の朝日新聞朝刊を開いて呆れ返った。「なんだこれは? まるで自民党の広報紙じゃないか」と吐き気さえもよおした。朝日新聞、ここまで堕ちたか。第1面がトップ記事で「自民総裁選 4氏立候補」。まあ、ここまではいいだろう。だが、開い…
「言葉の海へ」鈴木耕

第180回:気にかかる人(鈴木耕)

「気にかかる人」っている。別に面識はないのだが、時折ふっと「最近、あの人の噂を聞かないけれど、元気かなあ…」などと考えたりする。ぼくは歌が好きだ。歌……「短歌」のことだ。自分では作れないけれど、新聞の短歌欄にはたいてい目を通…
「言葉の海へ」鈴木耕

第179回:野党よ、大声で喚け!「オレの話を聞け!」と(鈴木耕)

気がついたら9月。今年ももう4カ月しかない。来月はぼくの生まれ月。またひとつ馬齢を重ねる。次第に三途の川が見えてくる。その川を渡る前に、なんとかこの息苦しい世の中が、少しでも変わってくれればいいと思っているのだが。パラリンピックが…
「言葉の海へ」鈴木耕

第178回:「品格」ということ(鈴木耕)

ぼくのいちばん好きな散歩コースは霊園(墓地)である。だけど、このところ腰痛に悩まされ、その上この暑さ。なかなか散歩にも行けていない。それでも先日、様子を見て腰をなだめながら、ほんの少しだけ霊園散歩をしてきた。まだかなり暑いけれど…