2022年8月11日
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言葉の海へ

長年、雑誌や書籍に携わってきた編集者の鈴木耕さんが、本や新聞、ブログ、ある人の言葉など、さまざまな分野の「言葉」をめぐってコラムを綴ります。

「言葉の海へ」鈴木耕

第220回:時空を超える、詩人の想像力(鈴木耕)

わらべ歌にこんなのがある。〈ひ~らいた ひらいた なんの花がひ~らいた れんげの花がひ~らいた ひ~らいたとおもったら い~つのまにか つ~ぼんだ〉いつ間にかつぼんじゃったのは、れんげの花ばかりじゃない。なんと、召集されたばかり…
「言葉の海へ」鈴木耕

第219回:統一教会関係議員の「言い訳」集(鈴木耕)

ちょいと小咄を。かつて日本語でいちばん短い会話ということで、こんなのが流行ったことがある。「どさ」「ゆさ」。青森地方の方言だとされているが、さてこれはどういう意味か。翻訳すると、「どこへ行くの?」「お風呂だよ」。すると同じ東北…
「言葉の海へ」鈴木耕

第218回:「#安倍晋三氏の国葬に反対します」の理由(鈴木耕)

このハッシュタグをつけた一文が、大きな反響を呼んでいるようだ。むろん、ぼくが始めたわけじゃない。ぼくも賛同したが、世間にはぼくと同じような感じ方をする人が、それなりに多いらしい。すると「またアベガーが騒いでいる」「サヨが人の死に…
「言葉の海へ」鈴木耕

第217回:戦い済んで日が暮れて…(鈴木耕)

10日の夜、こんなツイートをしてしまった。 言いたくはないが「もう、この国はダメだな」とため息が出てしまう、午後10時。10日の参院選の速報をテレビで見ていて、ぼくがつい漏らした感想だった。その時点ですでに、自民党の圧勝、維新の伸張、立...
「言葉の海へ」鈴木耕

第216回:後ろ向きの世界(鈴木耕)

世界が、総じて後ろ向きになっているような気がする。21世紀が始まったころ「20世紀は戦争の世紀だったが、21世紀は冷戦後の融和の世界が幕を開けるだろう」と言われた。そうなることを、世界中の(支配層を除く)人々が感じていたに違いない。…
「言葉の海へ」鈴木耕

第215回:「呼称問題」について(鈴木耕)

「ちょっと待ってよ、こちらの心構えができるまで」と言いたくなるような高温が、このところ続いている。まだ6月だというのに、もう梅雨明けだという。この先、どうなってしまうのだろう。突然の猛暑の到来で、頭がうだっていて、なかなかうま…
「言葉の海へ」鈴木耕

第214回:これ、ヘンだなあ?(鈴木耕)

近頃、どうも「これ、ヘンだなあ?」と感じることが多すぎるような気がする。新聞を開くとそういう“ヘンだな記事”が、まず目に入る。テレビ・ニュースも、引き付けられるのは同じようなもの。例えばこんなニュース。イーロン・マスク氏といえば…
「言葉の海へ」鈴木耕

第213回:人間は、鉄砲や弾丸は食えない!(鈴木耕)

なんとも納得のいかない言葉がある。先週も触れたけれど、政府が使う「骨太の方針」というやつだ。何だ、骨太って? よく分からないので、ググってみた。日経新聞のサイトでは、こんな説明がして…
「言葉の海へ」鈴木耕

第212回:衰亡する国(鈴木耕)

6月4日の各紙は、一面で大きく伝えていた。「日本の昨年(2021年)の出生率」についての記事である。例えば、朝日新聞。〈出生81万人 少子化加速〉。2021年に生まれた日本人の子ども(出生数)は81万1604人で、データがある1899年以降で最…
「言葉の海へ」鈴木耕

第211回:少し面倒くさいけれど「裁判」の話(鈴木耕)

このところ、重要な裁判の判決が続いた。ふだん、あまり裁判なんかに関心がない人でも、新聞の第一面にデカデカと大きな活字が躍れば、おや、なんだろう? と気になるはずである。ぼくもそんなひとり。5月25日、「海外在住の日本人が最高裁判所…