2020年1月26日
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想田和弘

想田和弘
想田和弘(そうだ かずひろ): 映画作家。ニューヨーク在住。東京大学文学部卒。テレビ用ドキュメンタリー番組を手がけた後、台本やナレーションを使わないドキュメンタリーの手法「観察映画シリーズ」を作り始める。『選挙』(観察映画第1弾、07年)で米ピーボディ賞を受賞。『精神』(同第2弾、08年)では釜山国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞を、『Peace』(同番外編、11年)では香港国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞などを受賞。『演劇1』『演劇2』(同第3弾、第4弾、12年)はナント三大陸映画祭で「若い審査員賞」を受賞した。2013年夏、『選挙2』(同第5弾)を日本全国で劇場公開。最新作『牡蠣工場』(同第6弾)はロカルノ国際映画祭に正式招待された。主な著書に『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)、『演劇 vs.映画』(岩波書店)、『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』(岩波ブックレット)、『熱狂なきファシズム』(河出書房)、『カメラを持て、町へ出よう ──「観察映画」論』(集英社インターナショナル)などがある。

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第84回:ヴィパッサナー瞑想と日常生活(想田和弘)

昨年の8月にブッダが用いた瞑想法・ヴィパッサナー瞑想の10日間コースに参加して以来、毎日最低1時間は瞑想するようにしている。できれば2時間。 コースの体験談は「週刊金曜日」に連載中なので、詳しくはそれを読んでいただきたいのだが、ヴィ...

第83回:中村医師を殺したのは、いったい誰なのか(想田和弘)

アフガニスタンでの活動で知られる中村哲医師が、凶弾に倒れた。  僕は中村氏とは面識はないが、かねてからその活動を、畏敬の念を持ちながら遠くから眺めてきた。ガンジーかキング牧師かマザー・テレサ級の凄い人だと思っていた。彼の訃報を聞...

第82回:「ディスインフォメーション」の時代(想田和弘)

ドナルド・トランプが米国大統領になって以来、「ディスインフォメーション(disinformation)」という言葉をよく見かけるようになった。人々を真実から目をそらさせ、世論を歪めるために、虚偽の...

第81回:トランプ大統領の弾劾捜査と「法の支配の危機」(想田和弘)

日本ではなぜかほとんど話題になっていないようだが、アメリカでは下院によるトランプ大統領の弾劾捜査が本格的に始まり、大変な騒ぎになっている。ロシア疑惑では弾劾に慎重だったナンシー・ペロシ下院議長(民主党)が、にわかに弾劾手続きに踏…

第80回:私たちが「嫌韓」を抜け出す道はある(想田和弘)

2600年前、ブッダが実践し解脱に至った究極の瞑想法「ヴィパッサナー瞑想」の10日間修行合宿を終えて、「娑婆」に戻ってきた。千葉にある大自然に囲まれた瞑想センターで、スマホもパソコンも財布...

第79回:れいわ新選組は野良猫の集団である(想田和弘)

参議院選挙で山本太郎率いる「れいわ新選組」が2議席を獲得し、政党要件を満たすことになった。しかし比例の「特別枠」に重度障害者の舩後靖彦氏と木村英子氏を入れて優先的に当選させたため、99…

第78回:れいわ新選組の人気と立ちはだかる「テレビの壁」(想田和弘)

7月4日から参議院選挙が始まった。山本太郎参議院議員が4月に立ち上げたばかりの政治団体「れいわ新選組」に、5日の時点で2億5244万円もの寄付が、1万7731人から集まったそうだ。異例のことである。「3億円集まったら10人候補者を立てる」と..

第77回:野党は「消費減税」を看板政策として国政選挙を闘え(想田和弘)

山本太郎参議院議員が4月に立ち上げたばかりの政治団体「れいわ新選組」に、6月5日時点で1億6826万円もの個人献金が集まった。朝日新聞によると、千円や五千円などの少額の寄付が全体の6~7割を占めるという。ツイッターを眺めていると...

第76回:「令和おじさん」プチブームから見えるもの(想田和弘)

天皇の代替わりと新元号をめぐるお祭り騒ぎの中で、地味に驚愕させられたことがある。それは、新元号を発表した菅義偉官房長官がネット上などで「令和おじさん」と呼ばれ、「可愛い」「笑顔が...

第75回:僕が天皇制にも元号にも反対する理由(想田和弘)

ようやく新元号フィーバーが落ち着いてきたところだが、今度は5月1日の新天皇の即位に際して、新たなお祭り騒ぎが始まることであろう。そこで今のうちに書いておきたい。僕は天皇制にも、それを生活の隅々にまで浸透させる装置である元号にも…