言葉の海へ
第298回:不良番長「五人衆」(鈴木耕)
鈴木耕 -
中島貞夫監督が好きだった。学生の頃、いわゆる二番館館へよく通った。二番館館とは、封切り映画ではなく、やや古くなった映画を安い料金で見せてくれる、学生には嬉しい映画館のことである。しかも、だいたいが2本立て、ちょっと得した気分になる…
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第297回:「西部劇」の思想(鈴木耕)
鈴木耕 -
幌馬車隊、危機一髪 ぼくは「たとえ話」があまり好きじゃない。実際の出来事と、それを何かにたとえて解り易くしようとした話とでは、やはりどこか違ってくる。本質を歪めてしまう危険性がある。というわけで、ぼくは基本的に「たとえ話」をしな..
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第296回:「鬼は外~」でいいの?(鈴木耕)
鈴木耕 -
2月3日は節分会。我が家でも夜、ささやかに豆撒きなんぞをしてみた。鬼は外~ 福は内~。子どもたちと一緒に大はしゃぎしながら声を張り上げたのは、もう数十年の昔。最近は、何をやっても昔のことが思い出される。それだけ歳を取ったというこ…
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第295回:責任者のいない国(鈴木耕)
鈴木耕 -
1960年代~70年代、人生幸朗・生恵幸子という夫婦漫才コンビがいて人気者だった。人生幸朗が社会問題や、当時の流行歌の歌詞などにさまざまな〝いちゃもん〟をつけ、その上で最後に「責任者、出てこーい!」でしめる漫才が大受け、「責任者、出…
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第294回:ドラゴン 怒りの鉄拳…?(鈴木耕)
鈴木耕 -
あーあ、これで終わりかあ……。つまらない田舎芝居を観せられていたようで、なんとも釈然としないし、マジで観ていた自分にも腹が立つ。
やけに景気のいい前振りをぶち上げられて、ちょいとは期待して観ていたものの、途中から、あれ、この芝居…
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第293回:おかしいだろ、それ?(鈴木耕)
鈴木耕 -
「天災は忘れた頃にやってくる」。誰もがよく知っている寺田寅彦(物理学者で随筆家)の警句である。この句の意味は「自然災害は、忘れかけた頃にまた襲ってくることが多いのだから、いつでもそれに対する警戒を怠らず、対策を立てておくべきで…
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第292回:地震とSNSと原発と(鈴木耕)
鈴木耕 -
2024年最初のぼくのコラム「言葉の海へ」です…。むろん、例年ならば「明けましておめでとう」で始まるのが当たり前なのだけれど、そんな気になれないのは、多くのみなさんと同じだろう。年賀状の数は年々減っていく。この10年ほどは、ぼくはもう…
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第291回:極私的偏愛図書室’23(鈴木耕)
鈴木耕 -
年が行く。ああ、今年も終わりだなと思うと、なんとなくこの1年を振り返ってみたりする。10月ごろになると、けっこうな数のはがきが届く。薄青い定型の「喪中はがき」だ。今年亡くなった人たちの知らせである。以前は親御さんやご親族の死を知ら…
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第290回:自民城、炎上落城(鈴木耕)
鈴木耕 -
沈没船から逃げ出すネズミ…という感じがしてもおかしくない状況だが、このネズミたちは、自民船は沈まないと思い込んで(信じ込んで)いるようだ。自民船はヨレヨレながらも漂い続けるかもしれないが、しかしメインマスト(アベノマスト)には大…
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第289回:なんかいやな感じ(鈴木耕)
鈴木耕 -
年の瀬である。でも東京は妙に暖かい。12月、やはり季節の移ろいにしたがって、キリリと冷たい感じがいいのだが、寒さに備えて用意したダウンがなかなか使えない。暖かいのはいいのだが、なんか変な気分。面白い本を読んだ。『なんかいやな感じ』…
第76回:日航123便はなぜ墜落したのか(森永卓郎)
森永卓郎の戦争と平和講座