2025年9月2日
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言葉の海へ

長年、雑誌や書籍に携わってきた編集者の鈴木耕さんが、本や新聞、ブログ、ある人の言葉など、さまざまな分野の「言葉」をめぐってコラムを綴ります。

「言葉の海へ」鈴木耕

第369回:高校運動部と寮生活(鈴木耕)

それにしても物凄いのは、沖縄の高校野球熱。甲子園、沖縄尚学と日大三高の決勝戦の際には、沖縄の街からほぼ人影が消えていたとメディアは伝えていた。それを示すようなSNS上の投稿もたくさんあった。沖縄尚学優勝の歓喜の瞬間には、沖縄中に…
「言葉の海へ」鈴木耕

第368回:週刊誌「差別コラム」事件(鈴木耕)

8月15日、「戦争を振り返る」というマスメディアの一斉報道は、とりあえず終息した。大切なものも、どういう意図か分かりかねるような記事や番組も含めていろいろあったけれど、ぼくはそれなりに注意して読んだり見たりした。中では、NHKのド…
「言葉の海へ」鈴木耕

第367回:私的「夏休み読書案内」その②(鈴木耕)

先週に引き続き、夏休み読書案内です。テキトーに読み流して、もしも気になる本がありましたら、ぜひ本屋さんへお出かけください。もちろん、冷房の効いた図書館でお目当ての本を探して、のんびり読みふけるのもいいですね。それでは「夏休み読書…
「言葉の海へ」鈴木耕

第366回:夏休み読書案内(鈴木耕)

アッツイなあ。言葉にするとよけいに暑くなるから、なるべく言わないようにしているけれど、それにしても暑い。ああ、あついアツイ(ね、ますます暑くなってきたでしょ、ごめんね!)。こういう時は、なるべくエアコンの効いた部屋で、ゴロンと…
「言葉の海へ」鈴木耕

第365回:「反権力」ではなく、「別の権力」へ(鈴木耕)

自公大敗で、参院選は幕を閉じた。確かに自公連立政権はもはや瓦解寸前である。それほどの大敗を喫したのだ。だが、自民党・公明党以上に大敗を喫した党がある。立憲民主党である。選挙戦が始まる前から、自公の苦戦は報じられていたし、世の中の…
「言葉の海へ」鈴木耕

第364回:亡国の祭り、選挙戦(鈴木耕)

あと数日で参院選の投開票日(20日)だ。またもや異常で騒がしい選挙戦が繰り広げられている。選挙カーで演説する候補者に反対するようなヤジを飛ばすと、運動員だと称する連中がまるで恫喝するような勢いで迫って来る。ひどいときには“私人逮捕”…
「言葉の海へ」鈴木耕

第363回:「たとえ話」は嫌いですが……(鈴木耕)

ぼくは、あまりたとえ話というものを好まない。とくに政治家なんかがたとえ話をすると、どうも話の本筋をごまかされているようで、いらついてしまう。政治的な課題を、妙なたとえでごまかすのは、政治家たちの得意のパターンだ。というわけで、…
「言葉の海へ」鈴木耕

第362回:野党の道は「ザ・ロング&ワインディング・ロード」(鈴木耕)

国会が終わった。昨年の衆議院選挙で有権者たちが示した「自公与党の過半数割れ」という投票行動の結果は、いったい何だったのだろうかと、ぼくは首をかしげている。企業・団体献金禁止、選択的夫婦別姓、選挙でのSNS規制強化、ガソリン税の暫定…
「言葉の海へ」鈴木耕

第361回:選挙とSNS メディアは「ファクトチェック記事」を無料公開せよ(鈴木耕)

新聞やテレビ、いわゆるマスメディアの報道姿勢が疑問視されている。ことに、選挙期間中のおける「選挙報道」に腰が引けているのだ。つまり「公平公正」にこだわるあまり、本来なら伝えなければならないはずの事象を「〇〇党に不利になる」、も…
「言葉の海へ」鈴木耕

第360回:司法の自殺(鈴木耕)

さすがに開いた口がふさがらなかった。日本の司法が危ないとは思っていたが、ここまでロコツに政府と財界(原子力ムラ)におもねる判決が出るとは…。珍しくぼくが購読している新聞は、すべてが一面トップで足をそろえた。いつもなら東京新…