2025年3月29日
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言葉の海へ

長年、雑誌や書籍に携わってきた編集者の鈴木耕さんが、本や新聞、ブログ、ある人の言葉など、さまざまな分野の「言葉」をめぐってコラムを綴ります。

「言葉の海へ」鈴木耕

第350回:選挙を取り戻せ!(鈴木耕)

他を追い散らす軍団襲来  この冬は寒い日が続いた。樹々は葉を落とし、木の実は探したって見つからない。小鳥たちも飢えているだろうと、小さな庭の片隅のブラックベリーの枝に野鳥用の餌籠を吊るして、パンくずや余ったご飯、それに鳥団子(小...
「言葉の海へ」鈴木耕

第349回:自民党、もうひとつの悪夢……(鈴木耕)

また自民党内が騒がしい。今度の火元は、なんと石破茂首相自身である。それもカネにまつわる話だ。各紙が一斉に報じたし、テレビニュースも大きく取り上げたから、あれよあれよという間に大火事になった。いつも暗い石破氏の顔が、よけい真っ暗で…
「言葉の海へ」鈴木耕

第348回:集会、メディア、司法…原発を巡って(鈴木耕)

この原稿を書いているのは、東日本大震災から14年目の3月11日。あの日、あなたはどこで何をしていましたか? ぼくはいま原稿を書いているこの同じ部屋で、やっぱり何かを書いていた。そこへ強烈な揺れが来た。作りつけの本棚は大丈夫だったけれ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第347回:「マガジン9」創刊20周年!(鈴木耕)

あっという間に時は過ぎる。気がついたらもう3月になっている。そういえば、この「マガジン9」の前身の「マガジン9条」がネット上に誕生したのが、20年前の3月だった。そう、2005年3月1日が我が「マガジン9」の創刊日だ。なんとなく、ぼく…
「言葉の海へ」鈴木耕

第346回:「常識」が通用しません……(鈴木耕)

ぼくが子どものころは、学校の先生や周りの大人たちが「常識を持て」とか「そんなことは常識だろ!」「常識を破ってはいけない」などと、ことあるごとに口にしていた。やがて、若者たちはそんな大人たちに反発して様々な「常識破り」を試みた…
「言葉の海へ」鈴木耕

第345回:自民党議員使用不可用語集(鈴木耕)

テレビで「物を食べる番組」って、たくさんあるよね。そこに出てくるタレントやレポーター、アナウンサーなどが取材先の土地の(美味しそうに見える)名物なんかを食べるときの表情って、だいたいがワンパターン。「食レポ」っていうのだそうだ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第344回:詐欺の手口にご注意を!(鈴木耕)

いやあ、まんまと詐欺メールに引っかかっちまったよ。詐欺メールなんかには絶対に引っかからない自信を持っていたぼくだったのだが、その裏をかかれてしまったのだ。その手口をここに書いておこう。みなさんも引っかからないように……と。某月某…
「言葉の海へ」鈴木耕

第343回:それを言っちゃあ、おしまい……だけど(鈴木耕)

寅さんの名セリフに「それを言っちゃあ、おしまいよ」というのがある。言っちゃいけないことをつい言ってしまった人に、寅さんが返すセリフである。心優しい寅さんの面目躍如の言い方なのだろう。けれど、最近は「それを言っちゃあおしまいだよ」…
「言葉の海へ」鈴木耕

第342回:生きる戦後史(鈴木耕)

今年、2025年は戦後80年という節目の年である……というような言葉が、新聞や雑誌などの特集記事の前振りによく使われている。そうかあ……80年かあ。ということで、今回はちょっと個人的なことを書かせてもらう。なぜ「戦後80年」に、そうか…
「言葉の海へ」鈴木耕

第341回:無礼にもほどがある!(鈴木耕)

凄いことになってきたな。それ、冗談だろう? いや、どうも本気らしいぜ。断れば軍隊を送るってか? まさかそこまではしないだろうけど……。 あの国の国民はマジで選んじゃったんだものなあ、あの人を。その選んだ国民が辛い目にあうのは自業…