みなさま、改めまして、木内みどりでございます。
文章を書くことが好きで、この「マガジン9」にて「木内みどりの『発熱中!』」と題するコラムを書かせていただいておりました。
が、この「マガジン9」があちこち改装して新装開店されるそうで、力足らずの「コラムニスト」木内みどりはクビを切られる寸前でございました。が、担当者様に嘆願いたしましたところ、なんとか、新装となった店内に小さい居場所をいただけることとなりました。ありがとうございます。
題は以前と同じ「木内みどりの『発熱中!』」とさせていただきます。心身にある「熱」をなによりたいせつに常に発熱していたい、との想いからでございます。
この生きにくい状況の中、難や不快をすり抜け、快や希望を道標に歩む。それはアクロバットのようにはいかず、時には足がもつれ腕は捻れるかも知れません。滑稽な恥ずかしい姿にもなることでしょう。が、正直に素直に自分の足で立って歩いていきたいと思っています。
2014年9月の第1回めから、2016年11月まで載せていただいたコラム39本は、わたしにとってはありがたい記録です。
今日、ここから始まる「木内みどりの『発熱中 !』」は、読んで下さる方々にとって何の価値もない記録となりそうではありますが、嘘や狡猾な手口に溢れているこの世の中を生き抜く上でちょっと草臥れた時や、心細い時、悲しいことがあった時などに、「ふと、気が緩む」「肩の凝りがちょっとほぐれた」なんてことになってくれますよう祈って、愛の熱をこめて書いていきます。
どうか、どうか、「木内みどりの発熱中 !」
よろしく、お願い申し上げます〜〜。
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わたしも66歳。そろそろ、何ができて何ができなくなっているのか。限りある人生の終幕近くになって、自分は一体どこに向おうとしているのか、どうお終いにしたいのかはっきりさせたくなってきています。
「いかに生きていくのか」よりも「いかに死んでいくのか」というわけです。
無自覚に集めてしまった衣服・靴・バッグ・アクセサリーなどモノの整理だけでなく、本や雑誌、写真アルバム、スクラップ帳とともに想い出や友人・知人までをも整理する時に差し掛かっています。
きのう、わたしは、パーソナリティーのひとりとして参加しているwebラジオ「自由なラジオ LIGHT UP!」の収録でお招きしたゲストの作家・下重暁子さんと1時間お話ししました。ご著書『家族という病』が70万部に迫る勢いのベストセラーになっています。
「家族」という「病」、なるほど…という視線ですよね。
どこのどなただって、実は、人に言えない家族との問題を抱え苦しんでいる…。
それも解決策が見つからないままもつれ固まり、もう無視を決めこんでいる。下重さんにご自身のご家族のことも赤裸々に「家族という病」の実際をたくさん語っていただきました。
面白いことに、というと不謹慎! っと絡まれそうですが、「家族という病」に激した金美齢という方が食ってかかるように出版された本があります。その名も『家族という名のクスリ』。どちらに共感されるでしょうか?
イヤイヤ、あなたねぇ、そんな2冊を提示されても読む時間も気力もないよ、と思ったあなた、はい、そうですよね。時間も気力もない、ですよね。
わたしもね、この頃ほんとに、フラついているのです。
「2011年3月11日以降、わたしの人生は変わりました」「無自覚だったわたしにも、事故を防げなかった責任が、何百万分の1にしろ、責任がある」と言って、自分にできることをしてきました。署名・寄付・抗議デモ・抗議集会、そのうち、司会や発言もするようになり「活動家」なんて言われることもあるようになりました。
が、この5年、6年、何を繰り返しても、どれほど熱をこめて抗議しても届かない。変わらない。それどころか、相手の狡猾さ卑怯さは加速度ついて強大になっていく。
もう、共謀罪が法律化される寸前の今、傷つき疲労して、無力感、脱力感で寝込みたいほど。きっと、どなたも同じように傷つき疲弊されていると思います。
が、しかし、が、しかし、まだできることはある。
明日(6月12日)の夜親しい演劇人、俳優女優の友人、舞台関係者などが集まって、なにができるか、なにが有効か、きっと最後の「抗い」になるかも知れないができることをしようと緊急会議をします。
7月19日と20日、「引き返せない夏」と題して、「非戦を選ぶ演劇人の会」としてピースリーディングを上演します。
朗読劇「9人いる! ~憲法9条と沖縄2017~」、「『反戦』 落書きのススメ」、「戦場イラクからのメール」、スペシャルトーク(7月19日)「高遠菜穂子×小西 誠×志葉 玲」
わたしも参加しています。
映画『ふたりの旅路』にも出演しております(6月24日から東京・ユーロスペース、丸の内TOEIほか全国で順次公開)。
月に1回のこのコラム、次回、アップされる時には、果たしてどうなっているでしょうか。
安倍政権を倒したいっ!