2017年10月23日
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本、DVD、展覧会、イベント、芝居、などなど。マガ9的視点で批評、紹介いたします。

『R帝国』(中村文則/中央公論新社)

『R帝国』(中村文則/中央公論新社)

ディストピア小説である。時代はたぶん近未来で、出てくる人間の名前は矢崎、栗原、片岡……ということは、日本人か? と思う。ただ、場所は「R帝国」。ある日、突然Y宗国の兵器Y-PDがR帝国を爆撃しはじめる。
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『ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方』(伊藤洋志/ちくま文庫)

「むかしの侍ってさ、番傘を直すとかして、収入の足しにしてたっていうじゃない。そういう(副業がある)の、いいよね」というマガジン9編集部の一人に、「うん、うん、手に職があるって...
『サラエヴォの銃声』 (2016年フランス、ボスニア・ヘルツェゴビナ/ダニス・タノヴィッチ監督)

『サラエヴォの銃声』(2016年フランス、ボスニア・ヘルツェゴビナ/ダニス・タノヴィッチ監督)

サラエヴォの中心を流れるミリャツカ川に架かるランティンスキー橋のたもとには、1914年6月28日にオーストリア=ハンガリー帝国のフェルディナント皇太子...

『弁護人』(2013年韓国/ヤン・ウソク監督)

1980年の釜山。高卒ながら猛勉強の末に司法試験に合格したソン・ウソク(ソン・ガンホ)は、ソウル大学卒をはじめとする高学歴の同業者が手をつけなかった不動産に着目し、税務弁護士として...

『抑止力のことを学び抜いたら、究極の正解は「最低でも国外」』(鳩山友紀夫・柳澤協二/かもがわ出版)

民主党政権時、沖縄の普天間基地の移転先を「最低でも県外」と公約した鳩山元首相と、元防衛官僚の柳澤氏による対談である。鳩山氏が「抑止力」と...

『赤ちゃん本部長』(竹内佐千子/ネットマガジン「BABY!」連載中)

ネット上で読める漫画はたくさんあるけれど、その中でも今ダントツの一押し作品。『2DK』などの作品で知られる漫画家・竹内佐千子さんが、子育て世代向けのウェブ雑誌「BABY!」に連載中の...

『差別されてる自覚はあるか 横田弘と青い芝の会』(荒井裕樹/現代書館)

副題にある「青い芝の会」とは、1970〜80年代に日本社会に大きな衝撃を与えた、脳性マヒ者による運動団体。その中心人物の一人だった横田弘さん(2013年に急逝)のもとに通って聞き取りを...

『お笑い自民党改憲案』(ピーコ・谷口真由美・佐高信/金曜日)

共謀罪が強行採決され、国会が閉会して加計学園問題がうやむやにされようとしている。あまりの理不尽に憤死しそうになっていたある日の午後、この本を開いた。2012年に発表された自民党憲法...

『残像』(2016ポーランド/アンジェイ・ワイダ監督)

年若い頃、縁があってポーランドでの現代美術の国際展(Construction in Process)に参加したことがあった。冷戦が終結してからまだ4年しか経っていない1993年ポーランドの、ちょっと寂れて...

『日本はなぜ原発を拒めないのか──国家の闇へ』(山岡 淳一郎/青灯社)

最近、原発に関する報道がめっきり減っているように思う。新聞もTVニュースも「原発再稼働」については小さく報道するが、福島事故の現状や放射性障害、原発そのものやエネルギー政策などについてのニュースはあまり目に...