2018年4月26日
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マガ9レビュー

本、DVD、展覧会、イベント、芝居、などなど。マガ9的視点で批評、紹介いたします。

『質屋』(1968年米国/シドニー・ルメット監督)

シドニー・ルメットといえば、『十二人の怒れる男』に代表されるような、「正義」を真正面から捉える作品が多い。「社会派」と称される映画監督だ。今年、DVDとして復刻された本作品の...

『女神の見えざる手』(2016年フランス、米国/ジョン・マッデン監督)

ロビイストは日本では耳慣れない職業かもしれない。業界における自分たちの利益を守るため、あるいはそれを最大化するために政府への働きかけを行うのは圧力団体であって、彼らをクライアントに...

『ひとり親家庭』(赤石千衣子/岩波書店)

先日、本書の著者であるNPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石千衣子理事長に会いにいった。1年ほど前の朝日新聞の記事「(あすを探る 家族・生活)ひとり親、移住後も支援を」...

『ヒトラーへの285枚の葉書』(2016年ドイツ・フランス・英国/ヴァンサン・ペレーズ監督)

貴族階級の軍人・シュタウフェンベルクによるアドルフ・ヒトラー暗殺計画や、ミュンヘン大学の学生が中心となって反ナチスのビラを撒いた白バラ...

『ある明治人の記録──会津人柴五郎の遺書』(石光真人/中公新書)

今年のNHK大河ドラマの主人公は西郷隆盛。これまで繰り返し描かれ、語られてきた人物にどのような新しい光が当てられるのか。注目されるところだが、本書にかかれば、幕末の偉人も「薩長の...

『ドリーム』(2016年米国/セオドア・メルフィ監督)

「NASAでは、誰でも小便の色は一緒だ。これからは近くのトイレに入れ」アメリカ航空宇宙局ラングレー研究所のハリソン本部長は、トイレに掲げている「COLORED ONLY」(黒人専用)の看板を...
『R帝国』(中村文則/中央公論新社)

『R帝国』(中村文則/中央公論新社)

ディストピア小説である。時代はたぶん近未来で、出てくる人間の名前は矢崎、栗原、片岡……ということは、日本人か? と思う。ただ、場所は「R帝国」。ある日、突然Y宗国の兵器Y-PDがR帝国を爆撃しはじめる。
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『ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方』(伊藤洋志/ちくま文庫)

「むかしの侍ってさ、番傘を直すとかして、収入の足しにしてたっていうじゃない。そういう(副業がある)の、いいよね」というマガジン9編集部の一人に、「うん、うん、手に職があるって...
『サラエヴォの銃声』 (2016年フランス、ボスニア・ヘルツェゴビナ/ダニス・タノヴィッチ監督)

『サラエヴォの銃声』(2016年フランス、ボスニア・ヘルツェゴビナ/ダニス・タノヴィッチ監督)

サラエヴォの中心を流れるミリャツカ川に架かるランティンスキー橋のたもとには、1914年6月28日にオーストリア=ハンガリー帝国のフェルディナント皇太子...

『弁護人』(2013年韓国/ヤン・ウソク監督)

1980年の釜山。高卒ながら猛勉強の末に司法試験に合格したソン・ウソク(ソン・ガンホ)は、ソウル大学卒をはじめとする高学歴の同業者が手をつけなかった不動産に着目し、税務弁護士として...