2020年11月30日
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マガ9レビュー

本、DVD、展覧会、イベント、芝居、などなど。マガ9的視点で批評、紹介いたします。

『友達やめた。』(今村彩子監督/2020年日本)

人と人は、どうやったら分かり合えるのか。そもそも「分かり合う」ことなんてできるのか。友達になる、友達でいるってどういうことなのか──。そんな、答えの出そうにない難問に正面から取り組ん…

『おかえり ただいま』(2020年日本/齊藤潤一監督)

2007年8月。名古屋市内で、深夜に帰宅途中の女性が何者かに拉致・殺害され、遺体が山中に遺棄されるという事件が起こった。まもなく逮捕された加害者は、「闇サイト」(違法行為の勧誘を目的とす…

『病魔という悪の物語 チフスのメアリー』(金森修著/ちくまプリマー新書)

今から100年あまり前のアメリカで、“チフスのメアリー”と称されたひとりの女性の人生を追った本書は、初版2006年、10代の若者向けに書かれた地味な新書だった。それが急遽注目を浴びるようにな…

『なぜ君は総理大臣になれないのか』(2020年日本/大島新監督)

2017年、無所属になってからは、どこか吹っ切れたような国会での答弁が印象的だった「統計王子」こと衆議院議員小川淳也(現在は立憲民主党・無所属フォーラム)。「こんな国会議員がいたんだ」と、まわりを驚かせ、注目を浴びるようになった小…

『空腹ねずみと満腹ねずみ』(ティムール・ヴェルメシュ著 森内薫訳/河出書房新社)

ドイツの民放報道番組『苦界に天使』のリポーターを務めるタレント、ナデシュ・ハッケンブッシュが、アフリカにある世界最大の難民キャンプに渋々取材に向かうところから話は始まる。彼女に同行...
『女帝 小池百合子』(石井妙子著/文藝春秋)

『女帝 小池百合子』(石井妙子著/文藝春秋)

「正直者はバカをみる」。彼女はそう思いながら上だけを向いて、これまでの人生を生きてきたのだろうか。本書は政治家・小池百合子氏の評伝であるが、彼女の輝かしい学歴――カイロ大学を首席で卒業したこと――が、あまりにも疑わしいもので...

『花のあとさき ムツばあさんの歩いた道』(2020年日本/百崎満晴監督)

NHKドキュメンタリー取材班が秩父市吉田太田部楢尾に住む人々に18年にわたって寄り添った記録である。秩父山地の斜面にぽつんとある集落・楢尾では明治時代に養蚕業や林業が行われ、多い時には10...

『パラサイト 半地下の家族』(2019年韓国/ポン・ジュノ監督)

世界中で絶賛されているこの作品。私も日本での公開と同時に映画館にかけつけた。貧乏家族が金持ちの邸に寄生し、おこぼれにあずかりながら生き残りを図るという奇想天外な発想、そして息もつかせ....

『娘は戦場で生まれた』(2019年 イギリス、シリア/ワアド・アルカティーブ、エドワード・ワッツ監督)

第二次世界大戦後史上最悪の人道危機と言われるシリア内戦のリアルを伝える長編ドキュメンタリー。スクリーンに映し出されるあまりの惨状に息をのみ、言葉を失った。う〜ん、重いなあ。レビュー...

『バイス』(2018年米国/アダム・マッケイ監督)

1960年代、フランスのル・マン24時間耐久レースで無敵を誇ったイタリアのフェラーリにアメリカの自動車メーカー・フォードが挑む物語の映画『フォードvsフェラーリ』には、絶対王者に挑戦する孤...