御堂筋で「だれでもおったらええやん」と叫んだ(仲松亨徳)

 こんなに楽しいパレードを歩いたのはいつ以来だろう。「ダイバーシティパレード2018」に参加しての自分の感想だ。

 去る4月1日、好天に恵まれた大阪で行われたこのパレードは、国籍、性別、性的指向や障害のあるなしなどの違いを、多様性として受け入れられる社会の実現を訴えてのもの。約1000人が中之島公園噴水広場から土佐堀通りを経て御堂筋を南下し、ゴール地点のミナミ・元町中公園を目指した。

 出発前の集会では前文部科学事務次官の前川喜平さんも登壇して「みんな違っていても、みんな一緒にいることが大切。誰も排除しない、誰も差別しない、互いを認め合う社会を」と挨拶した。

 パレードは、第1フロート「WE ARE HERE」、第2フロート「労働梯団 -Worker’s Formation-」、第3フロート「EXCITED WOMEN’S」の3梯団に分かれ、それぞれメインに訴えたいことをDJの音楽に乗せて高らかに叫んだ。

 この日の気温は21度まで上がり、歩いているうちに汗ばむほど。私は第1梯団でチマチョゴリの女性たちと横断幕を持って歩いた。沿道からは手を振る人や写真を撮る人、笑顔で応える人も多く、心の底から嬉しくなった。

 「だれでもおったらええやん」。関西弁の温かい響きの似合うパレードだった。

(パレードの模様はYouTubeで見ることができます)

(仲松亨徳)

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