作家で元衆議院議員の山本譲司さんの新著『刑務所しか居場所のない人たち』(大月書店)が好評です。発行から2カ月で3刷が決まりました。
刑務所というと、人に危害を加えたり迷惑をかけたりする極悪人の吹きだまり……というイメージがあるかもしれませんが、事実と異なります。同書によると、1年間に刑務所に入る人のうち、殺人犯はわずか1%。一方で、受刑者の5人に1人は障害のある人たちです。
彼らは、障害があるがゆえに社会の隅に追いやられ、生活に困窮して万引きなどの軽微な罪を犯しています。あるいは、やくざに騙されて振り込め詐欺の「出し子」などにさせられた障害者。幼い頃から凄惨な虐待を受けていた人、親に見放されてホームレス状態になっていた人も少なくありません。
確かに罪を犯した“加害者”ではありますが、犯罪に至る前まではずっと“被害者”として生きてきた人です。本来ならば、福祉が支えるべき対象なのに、刑務所に押し込んで「臭い物にふた」のようにしているのが、今の社会です。
第45回マガ9学校は、著者の山本譲司さんのお話を聞ける貴重なチャンスです。
・障害者が差別を受けて困窮しない社会
・罪を犯した障害者を再び受け入れる社会
を目指して、私たちはどう行動したらいいか。
みんなでアイデアを出し合い、考えませんか? ぜひご参加ください。
●詳細はこちら→https://maga9.jp/180613-2/
〈第45回マガ9学校へのお申し込み〉
・Peatix をご利用ください。
・FAXでもお申し込みになれます。こちらのフライヤーをご覧ください。
・メールでのお申し込みは→school*magazine9.jp(*を@に変えてお送りください。)
*
なお、『刑務所しか居場所のない人たち』はたくさんの雑誌や新聞、WEB媒体で取り上げていただきました。一部をご紹介します。
・6/4 週刊現代
佐藤優さん書評「弱者の『疑似福祉施設』になっている刑務所の不合理な実態」
(6/18 現代ビジネスにも掲載されています)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56090
・6/5 週刊ダイヤモンド
佐藤優さん ブックレビュー
・6/20 ダ・ヴィンチニュース
山本譲司さんインタビュー
「服役して初めて知った、刑務所の『現実』」
https://ddnavi.com/interview/466790/a/
・6/30 朝日新聞
野矢茂樹さん(哲学者)書評「まず知る、ともに生きるために」
https://www.asahi.com/articles/DA3S13563413.html
・7月上旬 通販生活
溝口敦さん(ジャーナリスト) 連載 人生の失敗
「1年2カ月の刑務所生活は、それまで過ごした人生の中で最も学ぶことが多かった『人生の学校』です」
・7/11 沖縄タイムス
本のコーナーで紹介
・7/18 週刊金曜日ちゃんねる
https://www.youtube.com/watch?v=6jlMBREX2Ds
・7/20 週刊金曜日
山本譲司さんインタビュー
「刑務所に服役する障がい者が跡を絶たないことについて」
・7/20 デイリー新潮
「受刑者の20%は知的障害者」 日本では刑務所が福祉施設化というリアル
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/07200700/?all=1
・7/20 読売オンライン
『刑務所しか居場所がない人たち』
山本譲司著…生きるため、罪を犯す障害者の問題を訴え(上)
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180719-OYTET50064/
・7/23 読売オンライン
『刑務所しか居場所がない人たち』
山本譲司著…生きるため、罪を犯す障害者の問題を訴え(下)
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180720-OYTET50029/?catname=column_hon-yomidoku-do
・7/24 日刊ゲンダイデジタル 『刑務所しか居場所がない人たち』山本譲司さんインタビュー
(越膳綾子)