1969年、新宿駅の西口地下広場で反戦フォークを歌う若者たちによるベトナム反戦運動のムーブメントが起こりました。広場を埋め尽くすほどの若者たちが集まって、ギターを弾いたり、歌ったり、対話をしながら、反戦の意思を示したのです。
この集会に、当時20歳で参加していた大木晴子さんは、2003年に再び新宿西口広場に戻り、毎週土曜の夕方に反戦と平和を訴えるスタンディングを20年以上続けてきました。先日、新宿西口地下広場の改修を機にその活動を終えたばかりです。
そんな大木さんのご厚意で、マガジン9にて1969年当時のフォーク集会の様子を映したドキュメンタリー映画『’69 春〜秋 地下広場』をYouTube無料公開させていただくことになりました。
「この映画の醍醐味は、歌っている人たちの周りで小さな話し合いの輪がいっぱいできていることです。その話し合いの光景を映画でいま見ると、私たちはなんでこんな素晴らしいものを失ってしまったのだろうと悔いが残ります」と大木さん。
鈴木耕さんによる大木晴子さんへのインタビューとともに、ぜひじっくりご覧ください。
(マガジン9編集部)