今年もありがとうございました(マガジン9編集部)

 今年も残すところ、あとわずかとなりました。年内の更新は今週が最後となります。2025年もたくさんの方から「マガジン9」への応援をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。

 3月にマガジン9は20周年を迎え、5月には久しぶりにリアルでのマガ9学校「第47回マガ9学校」を開催しました。講師に作家の雨宮処凛さん、弁護士の伊藤真さん、太田啓子さんの3名を迎え、テーマにしたのは「フトコロに憲法 未来に希望」。いまこそ憲法に立ち返ることが必要ではないかという思いからでした。

 その後、10月に高市早苗政権が発足しましたが、軍事費の引き上げや「防衛装備移転三原則」緩和への前向きな姿勢、日中関係に大きな影響を与えた「存立危機事態」に関する答弁、さらに非核三原則を見直すような話まで飛び出して、戦後80年を迎えた年に、再び「戦争」が身近に迫ってきているような状況に、大きな危機感を覚えています。世界に目を向けても、法の秩序が崩れていくような事態が起きています。

 2025年の年明け、雨宮処凛さんがコラム『「戦後80年」に考える、「戦後100年」を達成する方法。の巻』の中で、〈「戦後100年」を考えることは、これから20年の日本や世界、そして自分について考えることだ。戦争だけじゃなく、気候変動や資本主義のあり方そのものみたいな、「持続可能性」についても考えざるを得ない。〉と書かれていましたが、いまがまさに踏ん張りどころ、私たちが「戦後100年」を迎えられるかどうかの大きな分岐点に差し掛かっているのではないでしょうか。

 そして、その踏ん張りどころの支えとなるのは、やはり憲法であり、平和を求める私たちの声だと思うのです。「戦後100年」を迎えるための方法を、2026年も一緒に考えていきましょう。

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 どうぞみなさまお気を付けて、よいお年をお迎えください。そして、来年も「マガジン9」をよろしくお願いいたします。

※2026年の更新は、1月7日(水)からになります。

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