2026年2月7日
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雨宮処凛

雨宮処凛
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あまみや・かりん:1975年、北海道生まれ。作家。反貧困ネットワーク世話人。フリーターなどを経て2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版/ちくま文庫)でデビュー。06年からは貧困問題に取り組み、『生きさせろ! 難民化する若者たち』(07年、太田出版/ちくま文庫)は日本ジャーナリスト会議のJCJ賞を受賞。著書に『学校では教えてくれない生活保護』『難民・移民のわたしたち これからの「共生」ガイド』(河出書房新社)など50冊以上。24年に出版した『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書)がベストセラーに。

第739回:「いい外国人」と「悪い外国人」の選別が、「日本人」にも向けられる時。の巻(雨宮処凛)

[ 「われわれは常に、『一部のルールや法を守らない外国人をちゃんと適正にしていく』ということを発言しているが、それをすべての外国人を排斥する意図があるというような報道をされてしまうと、真っ当に頑張っている人が萎縮してしまう」「私も外…

第738回:「移民政策反対デモ」と、いつまで発信できるかを割と本気で考えるこの頃。の巻(雨宮処凛)

「移民政策反対」「日本政府に殺される」「NO! 移民政策」「SAVE JAPANESE」。10月26日、新宿東口にはそんなプラカードと日の丸を手にした人々が集まり、「移民反対」の声を上げていた。今にも雨が降り出しそうな寒い中集まっていたのは、100…

第737回:高市内閣に思うこと。の巻(雨宮処凛)

10月21日、日本で初めて女性の総理大臣が誕生した。女性閣僚は2人。財務相の片山さつき氏と、経済安保相に起用され、外国人政策担当などを兼務するという小野田紀美氏である。片山さつき氏といえば、2012年の生活保護バッシングを主導した人で…

第736回:公明党の連立離脱と「不法滞在者ゼロプラン」での送還、119人の衝撃。の巻(雨宮処凛)

今月に入ってから、次々と「大番狂わせ」が起きている。まずは10月4日開票の自民党総裁選。当初の予測では、小泉進次郎氏の勝利という声が根強かった。が、蓋を開けてみると高市早苗氏の勝利。そんな高市氏が初の女性首相になるかということでメ…

第735回:高市新総裁の誕生と相談現場に溢れる悲鳴、そしてまた一人命を落とした「生活保護引き下げ訴訟」の原告。の巻(雨宮処凛)

「30代女性。派遣の仕事を転々としている。今月、契約が終了する。電気代も高く、エアコンもつけずに生活をしている」 「50代女性。職場で怪我をしたが労災認定されず納得できない。生活・ガス代がとても高く生活が苦しい。心身の不調があり、視力…

第734回:ヘイト合戦の様相の自民党総裁選〜「〇〇バッシング」という、何もしなくても「何かしてる感」が出せる魔法。の巻(雨宮処凛)

自民党総裁戦が見るに耐えないことになっている。まずは茂木氏。総裁選数日前にはスーパーを視察。「庶民派アピール」なのだろうが、わざわざそれを狙ってスーパーに行くところ、しかも高級車で乗り付けるなどがかえって「特権階級アピール」とな…

第733回:「普通の日本人」の素朴な不安〜アメリカの分断と日本のノスタルジー。の巻(雨宮処凛)

9月10日、アメリカで保守活動家のチャーリー・カーク氏が殺害された。逮捕された男性についてはまたまだわかっていない部分が多いが、事件を受けて、アメリカではもともとあった分断がさらに深まっている。SNS上などでチャーリー氏の生前の言…

第732回:「日本人ファースト」からの半年後、1年後、5年後を考える〜「貧困問題」の解決を諦め、「敵を設定してそれを叩いてスッキリする」方向にシフトした社会の行方。の巻(雨宮処凛)

これまでのこと、そしてこれから起きることを記録しておかなければ。日々、そんな衝動に強く駆られている。それくらい毎日のように、この国が少しずつ変質しているのを突きつけられることが起きているからだ。まず確認したいのは、2023年、入管法…

第731回:「不法滞在者ゼロプラン」の裏で、存在自体が「違法」とされてしまう子どもたちに今、起きていること。の巻(雨宮処凛)

「小さい頃から入管に、『国へ帰れ』『頑張っても無駄だよ』『諦めな』と暴言を吐かれてきました」「なぜ、私だけ夢を諦めなければならないのか。なぜ、私の家族だけ一緒に生きていけないのか、そう問い続けてきました」。この言葉は、8月27日に…

第730回:「普通の日本人」と陰謀論〜コロナ禍、ワクチン、参政党。の巻(雨宮処凛)

もし、2020年からのコロナ禍がなかったら、日本の、そして世界の政治状況は全く違ったものになっていたのではないか一一。そんなふうに考えさせられる一冊と出会った。それは『陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム』(中公新書 秦正樹)。今…