雨宮処凛がゆく!
第703回:「失われた30年」のアンハッピーセット〜自己責任、差別やヘイト、そして石丸・斎藤現象まで。の巻(雨宮処凛)
雨宮処凛 -
来年の1月27日、私は50歳の誕生日を迎える。しかも来年はデビュー25周年。ということで、1月27日夜、ロフトプラスワン(東京・新宿)にて「雨宮処凛生誕50年&デビュー25周年大感謝祭」を開催予定だ。また、来年はそんな「記念の年」として、1年…
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第702回:治療に辿り着くまで25年〜統合失調症の姉と病を否認する両親の20年を記録した『どうすればよかったか?』。の巻(雨宮処凛)
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観終わった後、しばらく立ち直れないくらいの衝撃を受けた。それはドキュメンタリー映画『どうすればよかったか?』。まず書いておきたいのは、それでも今、この映画を多くの人に観てほしいと熱烈に思っているということだ。観た人は、重い荷物を…
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第701回:受験拒否、入学拒否、内定取り消し――「仮放免」の学生たちに立ちはだかる「意地悪」なルール・制度の壁。の巻(雨宮処凛)
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「私が仮放免になってから困ったことはたくさんあります。まず病院です。仮放免になってから保険証が無くなりました。保険証が無くなってから、私は病院で受けていた治療の多くを断念しなければなりませんでした。そして、治療が中断されたため、…
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第700回:「推し活」化する選挙。の巻(雨宮処凛)
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兵庫県知事選にて、斎藤元彦氏が当選した。斎藤氏を批判するリベラル系の人などからは今回の結果を受け、「斎藤に投票した人はバカだ」「愚かだ」という声が上がっているが、それはもっともよくない反応だと思う。そのような「上から目線」で、リ…
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第699回:羨ましすぎて泣きそうに〜物価高騰にも対応する海外のセーフティネット事情。の巻(雨宮処凛)
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衆院選翌日の10月28日、嬉しいニュースが飛び込んできた。国による生活保護引き下げを違憲として全国で保護利用者が原告となって戦っているわけだが、この日、岡山地裁で勝訴となったのだ。通称「いのちのとりで裁判」は全国29都道府県で起こ…
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第698回:れいわのTik Tok動画について。の巻(雨宮処凛)
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衆院選期間中、れいわ新選組の大石あきこさんがアップしたTik Tok動画が大きな批判を浴びた。山本太郎氏がタイ在住インフルエンサーの口調を真似たものであるが、インフルエンサーが話すのはカタコトの日本語。それを真似たことが差別であるとして…
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第697回:自民党、惨敗! の巻(雨宮処凛)
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いやー、びっくりした! 衆院選の結果だ。開票の20時になった瞬間、続々と自民党の大物議員が落選ラッシュ! こんなに選挙結果で興奮したのは久々だ。2009年の政権交代以来じゃないだろうか。思えば相当長い間うっすらと絶望させられていたのだ…
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第696回:多発する闇バイト強盗事件〜若年層のホームレス化を放置してきた社会がこれから払わされるツケ。の巻(雨宮処凛)
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衆院選真っ只中である。テレビやネットメディアでは党首討論などが放映され、各政党が政策や主張を展開。普段からこれくらいやってほしいものだと思いつつ見ているが、そんな中、思わず「お前が言うか?」と叫びそうになったことがあった。それは…
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第695回:「どこにいますか?」「なぜ沈黙を貫いているのですか?」〜母と親友を亡くしたガザの若者からのメッセージ。の巻(雨宮処凛)
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ジェノサイドが開始された10月7日から、丸一年経ちました。この一年で、私たちは前例のない規模の破壊を目撃し、愛する者たちを失い、かつて美しい思い出に溢れていた私たちの人生は悪夢へと一転しました。私たちはこの悲劇の中心を生きています…
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第694回:唐沢俊一氏の訃報に、サブカルと孤独死とヘイトと「受援力」などについて考えた。の巻(雨宮処凛)
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9月末、唐沢俊一氏が亡くなったことが報じられた。享年66。2000年代に放送されたバラエティー番組「トリビアの泉」のスーパーバイザーをつとめ、「トンデモ本」などを品評する「と学会」などの仕事で注目された「雑学王」。90年代にサブカ…