2024年11月26日
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鈴木耕

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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。

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「言葉の海へ」鈴木耕

第334回:「自由な言論空間」の終焉(鈴木耕)

SNSが荒れ模様だ。ツイッター(X)をイーロン・マスク氏が買収してから(だと思うが)、どうにもメチャクチャだ。「X」が凄まじく異様な使われ方をしている。このままいけば「X」は、汚語の捨て所、陰謀論やデマの宝庫、ヘイト言説の横行、そ…
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第333回:ようこそ、トランプ的世界へ(鈴木耕)

【「グリーン詐欺は終わりだ」 トランプ氏は脱炭素を逆行させるのか】。これが、毎日新聞が11月9日に配信した記事の見出しだ。なお、紙面では12日付でタイトルは「化石燃料 掘りまくれ!」となっている。以下、その記事の一部を引用する。(略)「我…
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第332回:本と書店の話(鈴木耕)

2日前の日曜日(3日)、東京は久しぶりに気持ちのいい秋晴れ。ぼくも、気分良く散歩に出かけた。だいたいこのコラムは、散歩しながらとか、電車に揺られたりしながら、テーマを考えていることが多い。歩きながらふと思いついたり、ぼんやりと車窓から流れる景色を眺めたりしていると、なんとなく書きたいことが浮かんでくるのだ。けれど、な~んにも浮かんでこない日もある。
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第331回:どうにもビミョーな選挙結果……(鈴木耕)

「うーむ……」と、選挙結果を伝える新聞を見ながら、ぼくは腕組みしてちょっとばかり首をかしげている。自民党公明党、そして維新の退潮は、ぼくだってかなり嬉しい。言ってはいけない言葉だろうけれど、「ざまあみろ」という気分である。これま…
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第330回:ぼくの猫物語(鈴木耕)

ぼくは「マガジン9」の他に「デモクラシータイムス」という市民ネットTVにも関わっていて、そこで「著者に訊く」という番組の司会をしている。番組名どおり、本の著者をお呼びして、本の内容についてお話を伺うという番組である。40回目になる今…
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第329回:おかしな選挙制度(鈴木耕)

太平洋を挟んでこっちでもあっちでも、選挙選挙選挙とうるさい今日この頃。だから、少しはぼくも考えてみる。アメリカの大統領選挙で、ぼくがいつも不思議に思うのは「選挙人制度」というやつだ。各州にそれぞれ人口に比例した選挙人が割り当てら…
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第328回:ジャーナリストよ、書け映せ伝えよ(鈴木耕)

テレビニュースはひどいことや悲しいことばかり。ことに、中東の戦争については、目を背けたくなるようなニュースが多すぎる。幼子の死骸を抱きながら泣く父親母親。血を滲ませた白い布でくるまれた小さな塊が並べられた崩れた病院の庭。もはや葬…
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第327回:一枚の写真(鈴木耕)

9月27日(金)、ぼくは依頼されていた書評原稿を書きながら、時々自民党総裁選の中継を見ていた。途中で、胸が苦しくなった。じわりと汗がにじんだ。こういうのを脂汗というのだろう。なんと、高市早苗氏が第1回投票でトップに立ったというで
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第326回:うんざりな夏が過ぎても(鈴木耕)

やっと暑さも……。それにしても、凄まじい夏だったなあ。しかも、その夏の終わりにまたしても大災害が起きた…。年初の1月1日に、これ以上ないというほど痛めつけられた石川県能登を、9月21日から激しい豪雨が襲った。多くの河川が氾濫。被災者…
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第325回:総選挙への暗い予測(鈴木耕)

暑いです。いつまでこの暑さは続くのでしょうか? その暑さを倍加させているのが、自民党と立憲民主党の代表選びでしょう。総裁選には9人、代表選には4人が立候補。各党の立ち位置を、ちょっと考えてみました。以下のような区分になるのではな…