2025年8月25日
ホーム 著者 Posted by 鈴木耕

鈴木耕

鈴木耕
363posts
すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。

Posted by 鈴木耕

「言葉の海へ」鈴木耕

第368回:週刊誌「差別コラム」事件(鈴木耕)

8月15日、「戦争を振り返る」というマスメディアの一斉報道は、とりあえず終息した。大切なものも、どういう意図か分かりかねるような記事や番組も含めていろいろあったけれど、ぼくはそれなりに注意して読んだり見たりした。中では、NHKのド…
「言葉の海へ」鈴木耕

第367回:私的「夏休み読書案内」その②(鈴木耕)

先週に引き続き、夏休み読書案内です。テキトーに読み流して、もしも気になる本がありましたら、ぜひ本屋さんへお出かけください。もちろん、冷房の効いた図書館でお目当ての本を探して、のんびり読みふけるのもいいですね。それでは「夏休み読書…
「言葉の海へ」鈴木耕

第366回:夏休み読書案内(鈴木耕)

アッツイなあ。言葉にするとよけいに暑くなるから、なるべく言わないようにしているけれど、それにしても暑い。ああ、あついアツイ(ね、ますます暑くなってきたでしょ、ごめんね!)。こういう時は、なるべくエアコンの効いた部屋で、ゴロンと…
「言葉の海へ」鈴木耕

第365回:「反権力」ではなく、「別の権力」へ(鈴木耕)

自公大敗で、参院選は幕を閉じた。確かに自公連立政権はもはや瓦解寸前である。それほどの大敗を喫したのだ。だが、自民党・公明党以上に大敗を喫した党がある。立憲民主党である。選挙戦が始まる前から、自公の苦戦は報じられていたし、世の中の…
「言葉の海へ」鈴木耕

第364回:亡国の祭り、選挙戦(鈴木耕)

あと数日で参院選の投開票日(20日)だ。またもや異常で騒がしい選挙戦が繰り広げられている。選挙カーで演説する候補者に反対するようなヤジを飛ばすと、運動員だと称する連中がまるで恫喝するような勢いで迫って来る。ひどいときには“私人逮捕”…
「言葉の海へ」鈴木耕

第363回:「たとえ話」は嫌いですが……(鈴木耕)

ぼくは、あまりたとえ話というものを好まない。とくに政治家なんかがたとえ話をすると、どうも話の本筋をごまかされているようで、いらついてしまう。政治的な課題を、妙なたとえでごまかすのは、政治家たちの得意のパターンだ。というわけで、…
「言葉の海へ」鈴木耕

第362回:野党の道は「ザ・ロング&ワインディング・ロード」(鈴木耕)

国会が終わった。昨年の衆議院選挙で有権者たちが示した「自公与党の過半数割れ」という投票行動の結果は、いったい何だったのだろうかと、ぼくは首をかしげている。企業・団体献金禁止、選択的夫婦別姓、選挙でのSNS規制強化、ガソリン税の暫定…
「言葉の海へ」鈴木耕

第361回:選挙とSNS メディアは「ファクトチェック記事」を無料公開せよ(鈴木耕)

新聞やテレビ、いわゆるマスメディアの報道姿勢が疑問視されている。ことに、選挙期間中のおける「選挙報道」に腰が引けているのだ。つまり「公平公正」にこだわるあまり、本来なら伝えなければならないはずの事象を「〇〇党に不利になる」、も…
「言葉の海へ」鈴木耕

第360回:司法の自殺(鈴木耕)

さすがに開いた口がふさがらなかった。日本の司法が危ないとは思っていたが、ここまでロコツに政府と財界(原子力ムラ)におもねる判決が出るとは…。珍しくぼくが購読している新聞は、すべてが一面トップで足をそろえた。いつもなら東京新…
「言葉の海へ」鈴木耕

第359回:「あの頃」よりもキナ臭い「現在」(鈴木耕)

先日(5月31日)、「マガジン9」主催の『フトコロに憲法 未来に希望』というイベントが開かれた。講師は、伊藤真さん(弁護士、『伊藤塾』塾長)、雨宮処凛さん(作家)、太田啓子さん(弁護士)という超豪華メンバーで、講演とディスカッション…