2025年9月19日
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鈴木耕

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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。

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「言葉の海へ」鈴木耕

第372回:さらば石破氏、だがその前に(鈴木耕)

石破首相がついに「退任表明」をした。あれだけ党内から「辞めろコール」が響きわたれば、まあ、並の神経の持ち主だったらとても平静ではいられない。石破さんも普通の人だったというわけだ。でも辞めると決めたなら、もう怖いものはないだろう…
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第371回:米国と日本、「赤狩り」と「反日狩り」(鈴木耕)

アメリカという国は、このまま行ったらほんとうに沈没してしまうのではないかとぼくは思っている。「汚い爆弾」という言葉がある。そのもっとも象徴的な爆弾が核兵器である。一度使ってしまえば、放射性汚染物質は長い時間をかけて、生き残った人…
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第370回:再び、週刊新潮「ヘイトコラム」について(鈴木耕)

このコラム(第368回)でも書いたけれど、ぜひもう一度、触れておかなければならない件だと思う。出版界で長い間仕事をしてきたぼくとしては、ほっとくわけにはいかないのだ。週刊新潮の「差別コラム」事件と、その後遺症についてだ。いまさら著…
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第369回:高校運動部と寮生活(鈴木耕)

それにしても物凄いのは、沖縄の高校野球熱。甲子園、沖縄尚学と日大三高の決勝戦の際には、沖縄の街からほぼ人影が消えていたとメディアは伝えていた。それを示すようなSNS上の投稿もたくさんあった。沖縄尚学優勝の歓喜の瞬間には、沖縄中に…
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第368回:週刊誌「差別コラム」事件(鈴木耕)

8月15日、「戦争を振り返る」というマスメディアの一斉報道は、とりあえず終息した。大切なものも、どういう意図か分かりかねるような記事や番組も含めていろいろあったけれど、ぼくはそれなりに注意して読んだり見たりした。中では、NHKのド…
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第367回:私的「夏休み読書案内」その②(鈴木耕)

先週に引き続き、夏休み読書案内です。テキトーに読み流して、もしも気になる本がありましたら、ぜひ本屋さんへお出かけください。もちろん、冷房の効いた図書館でお目当ての本を探して、のんびり読みふけるのもいいですね。それでは「夏休み読書…
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第366回:夏休み読書案内(鈴木耕)

アッツイなあ。言葉にするとよけいに暑くなるから、なるべく言わないようにしているけれど、それにしても暑い。ああ、あついアツイ(ね、ますます暑くなってきたでしょ、ごめんね!)。こういう時は、なるべくエアコンの効いた部屋で、ゴロンと…
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第365回:「反権力」ではなく、「別の権力」へ(鈴木耕)

自公大敗で、参院選は幕を閉じた。確かに自公連立政権はもはや瓦解寸前である。それほどの大敗を喫したのだ。だが、自民党・公明党以上に大敗を喫した党がある。立憲民主党である。選挙戦が始まる前から、自公の苦戦は報じられていたし、世の中の…
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第364回:亡国の祭り、選挙戦(鈴木耕)

あと数日で参院選の投開票日(20日)だ。またもや異常で騒がしい選挙戦が繰り広げられている。選挙カーで演説する候補者に反対するようなヤジを飛ばすと、運動員だと称する連中がまるで恫喝するような勢いで迫って来る。ひどいときには“私人逮捕”…
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第363回:「たとえ話」は嫌いですが……(鈴木耕)

ぼくは、あまりたとえ話というものを好まない。とくに政治家なんかがたとえ話をすると、どうも話の本筋をごまかされているようで、いらついてしまう。政治的な課題を、妙なたとえでごまかすのは、政治家たちの得意のパターンだ。というわけで、…