2025年4月1日
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想田和弘

想田和弘
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想田和弘(そうだ かずひろ):映画作家。1970年、栃木県足利市生まれ。東京大学文学部卒業。スクール・オブ・ビジュアル・アーツ卒業。BGM等を排した、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践。最新作『五香宮の猫』(2024年)まで11本の長編ドキュメンタリー作品を発表、国内外の映画賞を多数受賞してきた。2021年、27年間住んだ米国ニューヨークから岡山県瀬戸内市牛窓へ移住。『観察する男』(ミシマ社)、『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)など著書も多数。

第56回:9月11日に思う。私たちに「やられても、やり返さない」覚悟はあるか(想田和弘)

今年も「あの日」がやってきた。9月11日である。あの日から16年の歳月が経ち、その記憶は薄れてきている。ニューヨークであの日を生きた僕の身体からも、社会からも。だからか、SNSには「あの日を忘れてはならない」というメッセージが...

第55回:小川プロ「三里塚シリーズ」が示す、現代に生きる私たちの暗部(想田和弘)

小川紳介と小川プロダクションは、日本のドキュメンタリー映画史を語る上で欠かせない存在であり、彼らが残した作品群は「古典」である。古典であるからには..

第54回:日米の比較で考える「議会が機能する条件」(想田和弘)

「共謀罪」法がついに施行された。  秘密保護法、安保法制に続いて、非常に問題が多く反対も強い法律が議論もなおざりのまま、ほとんど修正されることもなく、超特急の速さで通ってしまう状況を...

第53回:左右の既成政治から離れた新しい「受け皿」(想田和弘)

安倍政権のスキャンダルや閣僚による失態が相次ぐ中、「かつてなら内閣が吹っ飛ぶような問題なのに」という言葉を頻繁に耳にする。しかし、いっこうに内閣は吹っ飛ばない。どころか支持率も下がらない。したがって安倍政権の自浄能力は起動しない。この国の政治は、いったいどうしてしまったのだろう...

第52回 安倍政権のブルシットがまかり通る理由は何なのか(想田和弘)

安倍昭恵首相夫人を「私人」だとする答弁書を安倍内閣が閣議決定した時には、トランプ流「オルタナティブ・ファクト(代替事実)」、ここに極まれりと思った。僕に言わせれば、本欄 でも紹介した...

第51回〜第1回

第51回〜第1回の記事は以下よりご覧ください。 http://www.magazine9.jp/category/article/soda/