2025年9月2日
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伊藤塾 明日の法律家講座レポート

毎月、伊藤塾で行われる「明日の法律家講座」の講義の概要や要点をレポートしてお届けします。

子どもの人権をめぐる今日的課題と議論 講師:大谷美紀子氏

「シリーズ・憲法と国際人権法による人権保障」の5回目は子どもの人権を取り上げます。講師は国連子どもの権利委員会で8年間委員を務められた弁護士の大谷美紀子さん。弁護士としての実務、NGO活動、国連での活動など幅広い経験から、子どもの…

なぜ「ビジネスと人権」? 社会に変化をもたらすツールとして 講師:伊藤和子氏

近年、「ビジネスと人権」という考え方が注目を集めています。国家だけでなく企業にもまた、すべての人権を尊重し、侵害が起こらないように配慮する責任がある──。こうした考え方はどのように生まれてきたのか。そして、社会にどのような変化を…

人権を実現するのは誰か ~循環型人権システムにおける法律家の役割~ 講師:江島晶子氏

「憲法と国際人権法による人権保障」というシリーズの第1回。「憲法が予定する統治機構、すなわち国会、内閣、そして裁判所が、必ず人権を保障するわけではありません」と話す明治大学法学部教授の江島晶子さん。では、どうすれば人権が実現され…

入管収容を知っていますか? ~外国人の人身の自由について考える~ 講師:児玉晃一氏

約30年もの間、入管(出入国在留管理庁)の収容問題に取り組んでいる弁護士の児玉晃一さん。初めて入管収容事件にかかわったとき、12歳のイラン人の少女から「私たちを助けてくれるの?」と問われて、答えられなかったと話します。収容問題に対…

日本における気候訴訟~将来世代を気候危機から守れるか~ 講師:小出薫氏

相次ぐ自然災害、毎夏の猛暑……気候変動の影響は、すでにさまざまなところで表れてきているように感じます。しかし、その悪化を防ぐための実効的な対策は、十分に行われているとはいえません。そんな中、司法の力を使って対策を前に進めようと…

国際人権法からみた「外国人の人権」 講師:申 惠丰氏

「憲法と国際人権法による人権保障」シリーズの第1回は、「外国人の人権」がテーマ。国際人権法の国内実施の状況の比較について研究を続けていらっしゃる申 惠丰さんが、入管法の問題を中心に、国際人権法の基本から「外国人の人権」をめぐる今日…

公共訴訟で社会を変える 講師:谷口太規氏

社会課題の解決を究極的な目的として、国や地方公共団体を相手に起こす「公共訴訟」がいま注目を集めています。公共訴訟の果たす役割や意義、そして、社会を変える公共訴訟を支えるために立ち上がったウェブプラットフォーム「CALL4」について…

基地・軍隊と性暴力 講師:秋林こずえ氏

米軍が長期にわたって駐留している沖縄では、米兵による性暴力事件が後を絶ちません。しかも近年、日本政府は事件を把握していたにもかかわらず沖縄県には知らされず、公表もされていなかったケースが相次いで明らかになり、問題になっています。…

同性婚法制度化の障壁と司法の対応~憲法24条の婚姻には同性婚も含むとする憲法解釈は可能か?~  講師 千葉勝美氏

同性どうしの結婚が認められていないことが憲法に違反するか否かを争う同性婚訴訟については、今日多くの裁判所で違憲ないし違憲状態であるという判断が出ています。ただ、その判断の根拠を憲法のどの条文に求めるかという点についてはバラバラで…

エンタテインメント法とは何か~エンタテインメント・ロイヤーという生き方~ 講師:福井健策氏

エンタテインメント・ロイヤーとは、音楽、映画、出版、ライブ、ゲーム、インターネットといった分野の契約や法的なサポートを専門とする弁護士です。多様な分野の幅広い領域を扱うエンタテインメント法とは何か? 日本のエンタテインメント・ロ…