7/28㈯「刑務所から考える、ソーシャル・インクルージョン」山本譲司さん × 江川紹子さん × 鈴木邦男さん

第45回マガ9学校
「刑務所から考える、ソーシャル・インクルージョン」


2018年7月28日(土)14:00~16:30(開場:13:30)
専修大学 神田キャンパス(5号館7階 571教室)
参加費:一般2000円 学生500円/高校生以下無料
ペア割引あり(一般2人で3000円・限定数のみ)

※学生の方は、当日の受付で学生証をご提示ください。
※ペア割引は、他の割引との併用はできません。
※定員になり次第締め切らせていただきますので、ご了承ください。

 障害や病気があるがゆえに差別され、食べる物に困って万引きなどの軽微な罪を犯す……。日本の刑務所には、そうした事情で服役している人が大勢います。刑務所は、「福祉施設化」しているのです。元衆議院議員の山本譲司さんは、秘書給与流用事件で服役中にこうした事態を目の当たりにし、出所後、社会に問題提起しました。5月に発行された新著『刑務所しか居場所がない人たち』(大月書店)は、刑務所の現状や司法、社会の問題点について、中高生向けにやさしく解説しています。
 障害のある人が差別や貧困ゆえに罪を犯さずに済む社会、仮に罪を犯して服役したとしても「おかえり」と受け入れられる社会は、どのようにしたら実現するのでしょうか。
 山本譲司さんを講師に招き、同じく刑務所問題に詳しい江川紹子さん、この問題に強い関心のある鈴木邦男さんとともに、刑務所を通したソーシャル・インクルージョンの展望について語り合います。

 なお、マガ9では、2012年6月に、山本譲司さんを講師に招いて、第18回マガ9学校「塀の中で見えたこと 福祉施設としての刑務所」を実施しています。今回は、その第二弾ということになります。
 みなさんのご参加をお待ちしております!

【プログラム】
第一部 山本譲司さん×江川紹子さん 対談
第二部 山本譲司さん×江川紹子さん×鈴木邦男さん トークセッション

→お申し込みはPeatixのサイトから

・FAXでもお申し込みになれます。こちらのフライヤーをご覧ください。
・メールでのお申し込みは→school*magazine9.jp  (*を@に変えてお送りください。)
・FAXおよびメールでお申し込みの方は、当日会場で参加費をお支払いください。

山本譲司(やまもと・じょうじ) 1962年生まれ、元衆議院議員。2001年に秘書給与流用事件で服役。出所後、障害者福祉施設で働くかたわら、罪に問われた障害者の問題を社会に提起。獄中体験を描いた『獄窓記』(ポプラ社)で新潮ドキュメント賞受賞。その後、『累犯障害者』(新潮社)や『続 獄窓記』(ポプラ社)を出版。現在もライフワークとして、障害や病気のある受刑者、高齢受刑者の社会復帰支援に取り組む。2012年に『覚醒』(光文社)で小説家デビュー。近刊に『エンディングノート』(光文社)。

江川紹子(えがわ・しょうこ) 1958年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業。神奈川新聞社会部記者を経てフリーに。新宗教・災害・冤罪のほか、若者の悩みや生き方の問題に取り組む。95年、一連のオウム真理教報道で菊池寛賞を受賞。主な著書に『救世主の野望・オウム真理教を追って』(教育史料出版会)、『人を助ける仕事』(小学館文庫)、『勇気ってなんだろう』(岩波ジュニア新書)など。刑務所問題にも詳しく、高齢受刑者や、摂食障害を患う女性受刑者のルポルタージュがある。

鈴木邦男(すずき・くにお) 1943年福島県に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。同大学院中退後、産経新聞社入社。学生時代から右翼・民族運動に関わる。1972年に政治団体「一水会」結成。1999年まで代表を務め、現在は名誉顧問。愛国心、表現の自由などについて既存の右翼思想の枠にははまらない、独自の主張を展開している。『愛国者は信用できるか』(講談社現代新書)、『公安警察の手口』(ちくま新書)など著書多数。近著に『天皇陛下の味方です』(バジリコ)。

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