もう一度、伝えたい言葉たち──マガ9アーカイブス「私は、みんな同じ人間なんだから、他人のことも考えましょうよ、と思います」マガ9対談(雨宮処凛さん×森永卓郎さん)

2005年に「マガジン9条」としてスタートしたマガジン9。その17年のアーカイブから、編集部スタッフが「もう一度読んでもらいたい」と思う厳選コンテンツと、そこから選んだ「伝えたい言葉」を、折に触れてご紹介していきます。社会の状況や空気は変わっても変わらないこと、気づかないうちに変わってしまっていること……「このときはそうだったっけ」と思い返したり、「今も全然変わらないな」と驚いたり、立ち止まって振り返ってみることの意味は小さくないと思います。「いいな」「共感できるな」と思う言葉があったら、ぜひ全文を読んでみてください。

第1回は、記念すべき「マガ9対談」第1回として掲載された、森永卓郎さんと雨宮処凛さんの対談より、森永さんのこんな言葉を。いつのまにか当たり前のようになってしまった「経済格差」はどのように生まれたのか、どうしてそうなってきてしまったのか、改めて考えてみませんか。

私は、みんな同じ人間なんだから、他人のことも考えましょうよ、と思います。根っこのところは全部そうなんです。「自分のことしか考えない」のは、すごく人間的に貧しい人たちだと思います。

──森永卓郎さん(経済学者)。作家・雨宮処凛さんとの対談より(2007年9月26日)

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