今年もありがとうございました。(マガジン9編集部)

 今年も残すところ、あとわずかとなりました。2024年もたくさんの方から「マガジン9」への応援をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。

 2024年は、石川県能登地方での大地震という衝撃的なニュースで幕を開けました。同じ地域を9月に豪雨災害が襲ったこともあるのでしょうが、過去の自然災害に比べても復旧・復興の遅れが目立ち、倒壊した建物がいまだそのままの場所もあるようです。憲法25条で保障されているはずの「健康で文化的な最低限度の生活」は果たして守られているのかと、疑問を抱かざるを得ません。

 10月には衆議院総選挙があり、「裏金」問題の影響も受けて自民党が大きく議席を減らしましたが、政治が「大きく変わった」という実感はないまま。一方、アメリカではトランプ大統領が返り咲き、英国では14年ぶりに労働党政権誕生、さらにはシリアのアサド政権崩壊、韓国での戒厳令と大統領弾劾……と世界も大きく揺れ動いた一年でした(鈴木耕さんも先週今週のコラムで、24年のさまざまなニュースを解説くださっています)。

 そんな中で、「この人に聞きたい」では、「憲法」に真正面から向き合ったインタビューを3本(志田陽子さん伊藤真さん國本依伸さん)掲載。それぞれの視点から、憲法が持つ意味について語っていただきました。朝ドラ『虎に翼』のヒットもあって、憲法の価値を改めて感じることの多かった一年だったといえるかもしれません。
 
 弁護士の國本依伸さんはインタビューの中で、憲法の役割は国家権力を縛り、「国に人権を守らせる」ことだとおっしゃいました。経済格差、労働、ジェンダー、原発、入管問題、地方自治、気候変動……きちんと人権を「守らせる」ために、いろんな人たちの声を聞き、届けていきたい問題がたくさんあります。マガジン9では「全コンテンツ無料公開」を今後も続けていくためのカンパを下記で募集していますので、ぜひご支援をお願いします(昨期の収支報告につきましても、こちらのページでご報告しています)。

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 年末年始は、各地で大雪になるとの予報も。どうぞみなさまお気を付けて、よいお年をお迎えください。そして、来年も「マガジン9」をよろしくお願いいたします。

※2025年の更新は、1月8日(水)からになります。

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