2025年12月28日
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鈴木耕

鈴木耕
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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。
「言葉の海へ」鈴木耕

第365回:「反権力」ではなく、「別の権力」へ(鈴木耕)

自公大敗で、参院選は幕を閉じた。確かに自公連立政権はもはや瓦解寸前である。それほどの大敗を喫したのだ。だが、自民党・公明党以上に大敗を喫した党がある。立憲民主党である。選挙戦が始まる前から、自公の苦戦は報じられていたし、世の中の…
「言葉の海へ」鈴木耕

第364回:亡国の祭り、選挙戦(鈴木耕)

あと数日で参院選の投開票日(20日)だ。またもや異常で騒がしい選挙戦が繰り広げられている。選挙カーで演説する候補者に反対するようなヤジを飛ばすと、運動員だと称する連中がまるで恫喝するような勢いで迫って来る。ひどいときには“私人逮捕”…
「言葉の海へ」鈴木耕

第363回:「たとえ話」は嫌いですが……(鈴木耕)

ぼくは、あまりたとえ話というものを好まない。とくに政治家なんかがたとえ話をすると、どうも話の本筋をごまかされているようで、いらついてしまう。政治的な課題を、妙なたとえでごまかすのは、政治家たちの得意のパターンだ。というわけで、…
「言葉の海へ」鈴木耕

第362回:野党の道は「ザ・ロング&ワインディング・ロード」(鈴木耕)

国会が終わった。昨年の衆議院選挙で有権者たちが示した「自公与党の過半数割れ」という投票行動の結果は、いったい何だったのだろうかと、ぼくは首をかしげている。企業・団体献金禁止、選択的夫婦別姓、選挙でのSNS規制強化、ガソリン税の暫定…
「言葉の海へ」鈴木耕

第361回:選挙とSNS メディアは「ファクトチェック記事」を無料公開せよ(鈴木耕)

新聞やテレビ、いわゆるマスメディアの報道姿勢が疑問視されている。ことに、選挙期間中のおける「選挙報道」に腰が引けているのだ。つまり「公平公正」にこだわるあまり、本来なら伝えなければならないはずの事象を「〇〇党に不利になる」、も…
「言葉の海へ」鈴木耕

第360回:司法の自殺(鈴木耕)

さすがに開いた口がふさがらなかった。日本の司法が危ないとは思っていたが、ここまでロコツに政府と財界(原子力ムラ)におもねる判決が出るとは…。珍しくぼくが購読している新聞は、すべてが一面トップで足をそろえた。いつもなら東京新…
「言葉の海へ」鈴木耕

第359回:「あの頃」よりもキナ臭い「現在」(鈴木耕)

先日(5月31日)、「マガジン9」主催の『フトコロに憲法 未来に希望』というイベントが開かれた。講師は、伊藤真さん(弁護士、『伊藤塾』塾長)、雨宮処凛さん(作家)、太田啓子さん(弁護士)という超豪華メンバーで、講演とディスカッション…
「言葉の海へ」鈴木耕

第358回:アベノミクスとタリフマン(鈴木耕)

先週(19日)の東京新聞「本音のコラム欄」に、大矢英代さん(おおや はなよ・カリフォルニア州立大学助教授)が「本音のコラムの本音」と題して、とても悲痛な文章を載せていた。筆者の大矢さんとは、あるシンポジウムでご一緒したり、ぼくが司…
「言葉の海へ」鈴木耕

第357回:人を嗤うな!(鈴木耕)

最近、たまたまある場所で、懐かしい歌を耳にした。中島みゆきさんの名曲『ファイト!』である。ぼくは雑誌編集者時代に、何度も彼女にお会いしている。話すととても気さくで、ハッハハハッと豪快に笑う人だった。いまはもう廃刊になってしまっ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第356回:歴史を捏造してはいけない(鈴木耕)

言及するのもイヤだけれど、それでも書いておかなければならない。西田昌司という自民党の参院議員の妄言についてだ。めちゃくちゃだ、でたらめだ、リクツになっていない、事実関係を調べていない、歴史捏造だ、歴史修正主義だ、謝罪会見なるもの…