2024年11月26日
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鈴木耕

鈴木耕
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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。
「言葉の海へ」鈴木耕

第314回:都知事選、この人だけは勘弁してほしい(鈴木耕)

都知事選が盛り上がっている。何しろ56人もの候補者が乱立、しかも候補者ポスター掲示板のデタラメな使い方まで話題になっている。テレビ各局は面白おかしく騒ぎ立てるが、都知事選の本質などは、どっかに置き忘れたままだ。「小池先行、追う蓮舫…
「言葉の海へ」鈴木耕

第313回:じゅうごのはは(鈴木耕)

「じゅうごのはは」なんて言葉、もう知る人は少ないだろうね。若い人にこれを言ってみたら「えっ、そりゃ無理です」「いくらなんでも若すぎますよ」などという言葉が返ってくる。中には「子どもが子どもを産んでどうするの?」と言う人までいるの…
「言葉の海へ」鈴木耕

第312回:あの日に帰りたい(鈴木耕)

この「マガジン9」が創刊されたのは2005年4月(当初は「マガジン9条」という名称でした)。だからもう、19年も経ったわけだ。ぼくは創刊時の最初から、コラムを書かせてもらっていた。2006年に会社を退職してフリーランスになっていたから、…
「言葉の海へ」鈴木耕

第311回:無風一転大激戦、小池百合子都知事が窮地に(鈴木耕)

かなりはっきりしてきた。東京都知事選の構図だ。蓮舫氏が出馬表明したために、小池陣営にはかなりの焦りが見える。「後出しじゃんけんが有利」ということで情勢を見ていたようだが、蓮舫氏の出現によってわっと湧いた都民の関心に、小池氏は「こ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第310回:権謀術数奇策縦横 やったれーっ!(鈴木耕)

もうこうなりゃ矢でも鉄砲でも持って来いっ!の気分で、書いちゃおう。どうせメチャクチャ、老い先短い身なのだし、好き勝手に書き散らしてもいいだろう、読者も少ないことだからな、ふんっ! ぼくの立場は「腐りきった自民党政権を倒すこと=政…
「言葉の海へ」鈴木耕

第309回:散歩と短歌と(鈴木耕)

このコラムは、だいたい月曜日と火曜日に書いている。書き上げたら、遅くとも火曜日の午後には「マガ9」編集部へ送る。そして、水曜日の午後に公開。そんなスケジュールである。土日の休日は、天気さえ許せば、そして何か仕事や用事がなければ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第308回:孤立深める愚劣なパフォーマンス(鈴木耕)

驚きの場面を目撃した。テレビニュースだ。国連総会の会議場で、なんとイスラエルのエルダン大使が、もはや気が触れたとでもいうしかない行為に及んだのだ。毎日新聞電子版(5月11日)が、こう伝えている。「怒りのイスラエル大使 演説中に国…
「言葉の海へ」鈴木耕

第307回:自由を我らに(鈴木耕)

「国境なき記者団」という国際組織がある。国境を超えて活躍するジャーナリストたちの非政府組織(NGO)で、フランスで結成され世界に拡がった。報道の自由を掲げ、政府や権力によって弾圧され拘束されたジャーナリストたちを援助するために闘…
「言葉の海へ」鈴木耕

第306回:おまえはすでに死んでいる(鈴木耕)

『人生が二度あれば』(井上陽水)という歌がある。年老いていく父と母を見つめながら、ああ、人生が二度あれば……とふたりへの想いを歌ったものだ。歌われていたその父母よりも、もうぼくのほうが年老いてしまっている……。人生が二度あれば…
「言葉の海へ」鈴木耕

第305回:「原発」を読む(鈴木耕)

能登半島大地震でもっとも揺れた場所に、もしかしたら「原発」が建っていたかもしれない。そう、珠洲市である。もし「珠洲原発」というものが、政府や電力会社のごり押しで建てられていたとしたら、今回の地震で能登はむろんのこと、風向きによっ…