一枝通信
第71回:「子ども脱被ばく裁判」傍聴記「司法が憲法を守り、行政を正す判断をしなければ、日本の未来はありません」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
7月31日は、仙台高裁で「子ども脱被ばく裁判控訴審」第7回口頭弁論期日でした。裁判の開廷前に弁護士会館で学習会を持ち、田辺保雄弁護士から「国連特別報告者の訪日調査について」をお聞きしました。その後、光前幸一弁護士が今回の「第7回控…
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第70回:「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」傍聴記「私たちのふるさとを取り戻したいという願いを、しっかりと受け止めてほしい」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
7月21日、仙台高裁で「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」控訴審第5回口頭弁論がありました。福島第一原発事故で避難を余儀なくされた福島県双葉郡浪江町津島地区の住民らが、国と東電に損害賠償などを求めて起こした裁判です。まず、当日の法廷で…
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第69回:南相馬・おれたちの伝承館「被害を伝えるばかりではなく、過酷事故をもたらす者たちへの抗いの力を表している」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
7月12・13日の一泊二日で、南相馬市の小高へ行ってきました。12日は中筋純さんたちがつくり上げた「おれ伝(おれたちの伝承館)」開館日で、開館のその日にぜひ、行きたかったのです。それが第一の目的、それともう一つの目的は前回の小高訪問時…
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第68回:「原発避難者追い出し裁判」控訴審傍聴記──「国内避難民の居住権」の保障を(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
2023年7月10日、仙台高等裁判所で原発避難者追い出し裁判の第1回控訴審が開かれ、傍聴してきました。この裁判は、2019年9月、国家公務員宿舎東雲住宅(東京都江東区)に避難している5世帯に対して、福島県が住宅の明け渡しと家賃未納分の支払…
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第67回:私の8月15日──戦争への道は、歩かない。戦争への道を、歩かせない(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
暑い夏。ことの他に暑い夏の日が過ぎていく。そしてまた、8月15日を迎える。この日は、初孫の誕生日だ。今年、彼は20歳になる。東チベットのニャンティ(林芝)に居た私が、米国・サンフランシスコに暮らしていた息子からの電話を受けたのは2003…
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第66回:2023年夏・被災地ツアー報告(3)当たり前にあると思っていたものを、私たちは失った(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
7月に福島を訪れた「被災地ツアー」の報告、最終回です。古滝屋での朝食後は出発前に、9階の「原子力災害考証館furusato」を見学した。ここは「原子力災害」について私たち一人ひとりが起きたことを知り、未来に向けてどのように行動すべきかを…
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第65回:2023年夏・被災地ツアー報告(2)「ふるさとを想い、まもり、つなげる、拠点施設」へ(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
双葉屋旅館を出て、浪江町を抜けて双葉町に向かった。途中、浪江のどの辺りだっただろうか、建物は解体されて敷地の樹木だけが残っていた屋敷跡に、スモークツリーがモクモクの煙のような花を枝いっぱいにつけていた。元あった家はきっと、瓦屋根…
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第64回:2023年夏・被災地ツアー報告(1)「語られなかったこと」の中に大事な本質がある(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
2年前から、福島を訪ねる「被災地ツアー」を企画・実施しています。これまでは春と秋の年に2回行ってきましたが、今年は当初5月に計画していた春ツアーが、色々と支障が生じて7月に延び、夏ツアーになりました。7月6日(木)〜8日(土)の2…
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第63回:「原発事故避難者住まいの権利裁判」傍聴記──密室で行われる裁判ではなく、国民の眼の前に開かれた裁判を(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
6月19日(月)、「原発事故避難者住まいの権利裁判」の第5回期日があり、傍聴してきました。2011年の福島第一原発事故によって避難区域外から県外の国家公務員住宅に避難した世帯に対して、福島県は、家賃2倍相当の損害金を請求し退去届の提出…
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第62回:「311子ども甲状腺がん裁判」傍聴記「東電の発表を右から左に流すだけでいいのか? 報道も使命が問われている」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
6月14日(水)は、福島第一原発事故当時、福島県内に住んでいた子どもたちが、被ばくにより甲状腺がんになったとして東京電力に損害賠償を求めた「311子ども甲状腺がん裁判」の第6回口頭弁論期日でした。12時半からの東京地裁前でのアピール行…