2024年4月26日
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鈴木耕

鈴木耕
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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。
「言葉の海へ」鈴木耕

第77回:右であれ左であれ、わが祖国(鈴木耕)

デモの力を再認識した。香港の若者たちのことである。いや、若者たちだけではなかった。その若者の親たちもまた、立ち上がったのだ。母親たちの掲げたプラカードには「子どもたちを撃つな!(DON’T SHOOT OUR KIDS!)」とあった。ぼくは、それ...
「言葉の海へ」鈴木耕

第76回:独裁臭の政治家たち(鈴木耕)

みなさんは『独裁者』という映画をご存じだろう。チャップリンの傑作として、知らない人はいないはず。封切りは1940年のニューヨーク。当時、世界を席巻していたドイツの独裁者ヒトラーを徹底的に戯画化し嘲笑した作品で、チャップリン自身、命...
「言葉の海へ」鈴木耕

第75回:【本日の安倍総理】というコーナー(鈴木耕)

江戸期の俳人・宝井其角にこんな句がある。<鐘ひとつ 売れぬ日はなし 江戸の春>めったに売れることのない鐘だって、江戸ではけっこう売れる。それほど繁栄している大都会の春だなあ…というほどの意味のようだ。その句に倣っていえば、最近のN..
「言葉の海へ」鈴木耕

第74回:もし、あなたの周りにネット右翼がいるなら…(鈴木耕)

ようやく「令和大騒動」が一段落したと思ったら、今度はトランプ大統領来日で浮かれまくっている安倍政権と、それを何の批判もなく大騒ぎで伝えるマスメディア。大騒ぎで伝えることが「報道」だと...
「言葉の海へ」鈴木耕

第73回:自民公明の奇妙な論理、大阪と沖縄の「民意」(鈴木耕)

また政治家たちのいい加減さが浮き彫りになるニュース。大阪の府知事選・市長選に続く大阪12区衆院補選での維新の圧勝を受けて、公明党が「大阪都構想についての住民投票」の実施容認を決定。さらに、自民党も住民投票容認に舵を切るらしい。で..
「言葉の海へ」鈴木耕

第72回:NHKって何だ?(鈴木耕)

ぼくは「マスゴミ」という言葉を(やむを得ず他人の文章を引用するときは別だが)、自分の書くものの中で使ったことはない。友人知己の中には、たくさんの尊敬すべきマスメディアの方たちがいて、それぞれの組織の中で頑張っているのを知っている...
「言葉の海へ」鈴木耕

第71回:地方議会から光が(鈴木耕)

よかったよかった、と胸をなでおろした。先日のこのコラムで書いたように、我が「マガジン9」の仲間である塚田ひさこさんが、東京・豊島区議選で初当選したのだ。それも、所属した地域政党「生活者ネットワーク」がこれまでに豊島区で獲得した票...
「言葉の海へ」鈴木耕

第70回:「墓じまい」ということ(鈴木耕)

数日間、ある用事でふるさと秋田へ帰って来た。ぼくくらいの年齢になると、家族の身辺で、いろいろと出来事が重なる。今回は、あまり嬉しくない用事だったけれど…。それはともかく、久しぶりの帰郷だったから、まあついでと言っちゃなんだけど…
「言葉の海へ」鈴木耕

第69回:仲間が挑戦をするぞ!(鈴木耕)

わおっ、ビックリしたな、もう!! である。そりゃ驚くよ。だって、仲のいい友人が、突然「私、4月の地方統一選挙の準備をしています」と言うんだから、一般ピープルのぼくとしては、ホントにた...
「言葉の海へ」鈴木耕

第68回:猥褻(わいせつ)事件が多すぎる(鈴木耕)

ちょっと前だが、愕然とするような判決についての記事があった。憶えておられるだろうか? 各紙が報じていたが、その中から毎日新聞の記事(3月13日付)を見てみる。〈飲酒によって意識がもうろ...