2024年5月15日
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鈴木耕

鈴木耕
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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。
「言葉の海へ」鈴木耕

第28回:諸悪の根源は「官邸」にあり(鈴木耕)

朝日新聞(4月8日付)によれば「三つの疑惑 政権直撃」だという。<1 森友文書改ざん 指示系統は? 佐川前長官 証言拒否 2 イラク日報 誰が隠蔽 陸自中枢 関与か焦点 3 是正勧告の...
「言葉の海へ」鈴木耕

第27回:佐川君への手紙(鈴木耕)

芥川賞受賞作品に『佐川君からの手紙』(唐十郎)という小説がある。佐川宣寿前国税庁長官の国会での証人喚問の日、ぼくは小さな手術のために病院の待合室にいた。備え付けのTVで、国会中継を見ていたら、なぜかふとその小説のタイトルが頭に浮...
「言葉の海へ」鈴木耕

第26回:壊れゆく国の片隅に(鈴木耕)

政治がひどいことになっている。次から次へと、公文書の隠蔽だの、改竄文書だの、データのデタラメだの、政治家の圧力だの、官僚のごまかし答弁だの、政権幹部の開き直り放言だの、頭は下げない..
「言葉の海へ」鈴木耕

第25回:ぼくの絵(写真)日記 〈3月11日〉(鈴木耕)

今年の3月11日は日曜日でした。あの東北の大地震と津波、それに続く福島第一原子力発電所爆発事故から、もう7年も経ってしまいました。7年も経つと、大震災のきおくも原発事故のこわさも...
「言葉の海へ」鈴木耕

第24回:OAR(ロシア出身の選手)こそが五輪憲章の精神の具現化だった…(鈴木耕)

ドーピング問題で、国家代表としては参加できなかったロシアの選手たち。オリンピックについて考えると、OAR(Olympic Athlete from Russia)と...
「言葉の海へ」鈴木耕

第23回:「東京オリンピック」への疑問(鈴木耕)

ぼくはテレビを見る時間がけっこう長いほうだろう。だけど、見る番組は限られている。ニュース番組(最近はNHKではなく、TBS系のケーブルTV「ニュースバード」が多い)とスポーツ中継...
「言葉の海へ」鈴木耕

第22回:戦争を生き延びた人たちが去って行く(鈴木耕)

2月3日の深夜、義母が亡くなった。97歳の誕生日から、ちょうど1週間目だった。大正10年(1921年、酉年)の生まれ。よく生きた。酉年の守り本尊はお不動様ということで、90歳ごろまでは毎年...
「言葉の海へ」鈴木耕

第21回:寒さの中の「ちょっといい話」(鈴木耕)

寒い。北国育ちのぼくでさえ、寒い。でも楽しみもある。外へ出る必要のない日は、居間からぼんやりと小さな庭を見ている。実りの秋が終わると、野鳥たちには厳しい冬。餌がなくなるのだ。我が家で...
「言葉の海へ」鈴木耕

第20回:いくたびも雪の深さを尋ねけり(鈴木耕)

雪が降った。東京ではかなり珍しい大雪。テレビが前日から大騒ぎしていた。この程度の雪で、首都機能が麻痺する。我がふるさと秋田の冬を思い出して、ぼくは苦笑いする。故郷はこの冬、とても...
「言葉の海へ」鈴木耕

第19回:魔法の言葉は「北」と「カネ」か(鈴木耕)

年が明けて2週間ほど。なんとなく正月気分も抜けて、世の中もぼく自身の周りも日常を取り戻している。普通の生活…。新聞もTVも、同じパターン。あまりいいこともない。それが日常。ぼくの新聞...