2025年4月2日
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『杳かなる(はるかなる)』(2024年日本/宍戸大裕監督)

「能力や効率や有用性のものさしで人のいのちを選別して、『尊厳ある安楽な死』を賛美し推奨することが、いつのまにか私たちの社会の『やり方』として定着し前提とされようとしている気がしてなりません」。全身の筋力が徐々に失われていく神経難…

『生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ』(戸谷洋志著/講談社現代新書)

日本では子どもに「人に迷惑をかけないように」と教えるけれど、インドでは「誰しも人に迷惑をかけないと生きられないのだから、他の人の迷惑も受け入れるようにしなさい」と教える。本当なのかどうか分からないけれど、どこかで聞いたことのある…

森永卓郎さん、ありがとうございました(マガジン9編集部)

1月28日、マガジン9で長年コラム「森永卓郎の戦争と平和講座」を連載いただいていた、経済アナリストの森永卓郎さんが病気のため亡くなられました。森永さんは、2005年に「マガジン9」が創刊された際の呼びかけ人の一人でもありました。そこから…

再生可能エネルギー拡充と共に切り拓いた「再エネ専門」弁護士 講師:若林美奈子氏

東海村JCO臨界事故を契機に、「日本に再生可能エネルギー(再エネ)を根付かせたい」という一心で、20年間にわたって再エネを専門にしてきた弁護士の若林美奈子さん。国内にまだ再エネ発電所がほとんど存在していなかった頃から自ら業務分野を…

【寄稿】パブリックコメントが始まった第7次エネルギー基本計画──許されない原発積極活用路線(松久保肇)

国のエネルギー政策の指針となる「エネルギー基本計画(エネ基)」は3年に一度ほどのペースで見直されることになっており、昨年より策定に向けての議論が行われてきました。昨年12月、第7次エネ基の原案が公表されましたが、そこからは原発につい…

新年のごあいさつにかえて(マガジン9編集部)

2025年が始まりました。旧年中、「マガジン9」を支えてくださったみなさま、そして記事を読んでくださったみなさまに、厚く感謝を申し上げます。マガジン9は今年、創刊からちょうど20年を迎えます。改めて原点に立ち返って、憲法の意味や価値…

『戦争は女の顔をしていない』(スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著・三浦みどり訳/岩波現代文庫)

2015年にノーベル文学賞を受賞したベラルーシの作家、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチが1978~2004年という四半世紀以上の年月をかけて書き上げた作品である。第二次世界大戦期の「絶滅戦争」といわれた独ソ戦に従軍した、当時15~30歳だった…

西愛礼さんに聞いた:「人は必ず間違う」ことを前提に、冤罪を防ぐシステム作りを

今年10月、事件発生から58年が経つ「袴田事件」の再審無罪が確定しました。さらに、1986年に福井県で起こった中学生殺人事件でも再審開始が決定するなど、「冤罪」をめぐるニュースが続いています。人の一生を大きく変えてしまう冤罪は、なぜ起こ…

学術交流を通じた平和貢献 講師:髙山佳奈子氏

世界では武力紛争や人権侵害が止むことはありません。刑法学者である髙山佳奈子さんは、研究者として教育者として、学術交流を通じた平和貢献に携わってこられました。国際学会、法学教育の現場において、どのように他国の研究者や留学生との信頼…

今年もありがとうございました。(マガジン9編集部)

今年も残すところ、あとわずかとなりました。2024年もたくさんの方から「マガジン9」への応援をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。2024年は、石川県能登地方での大地震という衝撃的なニュースで幕を開けました。同じ地域を9月に豪雨同じ...