2025年4月2日
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三上 智恵

三上 智恵
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三上智恵(みかみ・ちえ): ジャーナリスト、映画監督/東京生まれ。1987年、毎日放送にアナウンサーとして入社。95年、琉球朝日放送(QAB)の開局と共に沖縄に移住。同局のローカルワイドニュース番組のメインキャスターを務めながら、「海にすわる〜沖縄・辺野古 反基地600日の闘い」「1945〜島は戦場だった オキナワ365日」「英霊か犬死か〜沖縄から問う靖国裁判」など多数の番組を制作。2010年、女性放送者懇談会 放送ウーマン賞を受賞。初監督映画『標的の村~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』は、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、キネマ旬報文化映画部門1位、山形国際ドキュメンタリー映画祭監督協会賞・市民賞ダブル受賞など17の賞を獲得。14年にフリー転身。15年に『戦場ぬ止み』、17年に『標的の島 風(かじ)かたか』、18年『沖縄スパイ戦史』(大矢英代共同監督)、24年に『戦雲-いくさふむー』を発表公開。著書に『戦場ぬ止み 辺野古・高江からの祈り』(大月書店)、『女子力で読み解く基地神話』(島洋子氏との共著/かもがわ出版)、『風かたか 『標的の島』撮影記』(大月書店)、『戦雲 要塞化する沖縄、島々の記録』(集英社新書)など。2020年に『証言 沖縄スパイ戦史』(集英社)で第63回JCJ賞受賞。 (プロフィール写真/吉崎貴幸)

特別番外編:『沖縄スパイ戦史』マップ

沖縄戦を学ぶ旅行手引書は数多く手に入りますが、北部の戦争、とりわけ護郷隊についてはその足跡を辿るヒントになるものもほぼないので、即席ですが、リョーコーさんが植えた少年兵の桜を見に行くお花見に合わせ、映画ロケ地マップのようなもの...

第86回:埋められたのはこの国の未来~辺野古の海に土砂投入(三上智恵)

ポイント・オブ・ノー・リターン。もう引き返せない地点。政府は辺野古への土砂投入を12月14日だと一方的に通告し、「原状回復が困難な新たな段階に入った」と盛んに喧伝した。今日ここに至った事..

第85回:地図の上から島人の宝は見えない~市民投票に立ち上がる石垣の若者たち~(三上智恵)

今、沖縄では二つの住民投票の手続きが進んでいる。いずれも軍事基地の建設に絡むものだが、一つは、辺野古の基地建設の是非を問うもので、すで...

第84回:勝ったのはうちなー(沖縄)の肝美らさ(真心の美しさ)~デニー知事誕生(三上智恵)

それはいつまでも見ていたいカチャーシーだった。当選確実の報道が、歓声と拍手を呼び会場を揺るがした。三線をかき鳴らす音が聞こえるや否や、天..

第83回:ぬちかじり~命の限り抵抗した翁長知事が逝く~(三上智恵)

「なまからどー! ぬちかじり、ちばらなやーさい!」(これからですよ。 命の限り頑張りましょう!)集会のたびにそう呼びかけ、県民の喝さいを浴びていた翁長知事。その翁長知事が、逝った...

第82回:いよいよ公開!「沖縄スパイ戦史」~沖縄各地で先行上映会~(三上智恵)

このところ、マガジン9の更新がかつてなく遅かった。去年5月、沖縄戦のドキュメンタリーに取り組み始めてこの方、辺野古や高江の撮影に走り回って...

第81回:文子おばあ、石垣島へ(三上智恵)

文子おばあがノーベル平和賞にノミネートされた! 想像しても見なかった展開である。2006年、初めて彼女にインタビューした時...

第80回:軍隊とともに心中する覚悟がありますか? ~島に軍隊が来るということ~(三上智恵)

島の運命を左右する、いえ、日本の「国防という名の戦争をめぐる政策」に大きくかかわる選挙が目白押しの沖縄。今度は石垣島市長選挙だ。言うまでも...

第79回:ゲリラ戦を生き延びた少年兵とスパイリストに載った少女 ~沖縄裏戦史(次回作)より(三上智恵)

年が明け、名護の市長選挙が今日1月28日、告示された。辺野古基地建設を止める大きな「風かたか」である稲嶺進現市長を守り、11月の...
三上智恵の沖縄撮影日記

第78回:逆境に向き合い続ける力~続く事故・進む埋め立て~(三上智恵)

「オスプレイは8ヶ月で7回も事故を起こした。これからも起きるとしか思えない。だったらもう止めるしかないです。普天間を即時閉鎖し、県外国外に持って行ってもらう。辺野古は造らせない!...