2025年10月30日
ホーム 著者 Posted by マガジン9編集部

マガジン9編集部

マガジン9編集部
673posts
マガジン9編集部

『非常戒厳前夜』(2025年韓国/キム・ヨンジン監督)

かっこいい! スクリーンを見つめながらの2時間近く、ひたすらずーっとそう思っていた気がする。韓国では昨年12月、ユン・ソンニョル大統領(当時)が、「反国家勢力」から国を守るためとして、突如「非常戒厳(戒厳令)」の宣布を発表した。…

子どもの人権をめぐる今日的課題と議論 講師:大谷美紀子氏

「シリーズ・憲法と国際人権法による人権保障」の5回目は子どもの人権を取り上げます。講師は国連子どもの権利委員会で8年間委員を務められた弁護士の大谷美紀子さん。弁護士としての実務、NGO活動、国連での活動など幅広い経験から、子どもの…

なぜ「ビジネスと人権」? 社会に変化をもたらすツールとして 講師:伊藤和子氏

近年、「ビジネスと人権」という考え方が注目を集めています。国家だけでなく企業にもまた、すべての人権を尊重し、侵害が起こらないように配慮する責任がある──。こうした考え方はどのように生まれてきたのか。そして、社会にどのような変化を…

『普天を我が手に 第一部』(奥田英朗著/講談社)

大正天皇が亡くなった西暦1926年12月25日から同月31日までの、わずか7日間で終わった昭和元年に、4人の子どもが生まれるところから物語は始まる。陸軍省軍務局の少尉・竹田耕三の家にとって待望の男の子が東京・築地の聖路加病院で産声を…

フリーペーパー「マガ9タイムス vol.2」発行しました。配布してくれる方、大募集!!

先週土曜日は、なんと7年ぶり! のリアルマガ9学校でした。雨の中お集まりいただいたみなさま、オンラインでご視聴くださったみなさま、ありがとうございました。雨宮処凛さん、伊藤真さん、太田啓子さんの3人の講師にお話しいただき、濃い時間…

人権を実現するのは誰か ~循環型人権システムにおける法律家の役割~ 講師:江島晶子氏

「憲法と国際人権法による人権保障」というシリーズの第1回。「憲法が予定する統治機構、すなわち国会、内閣、そして裁判所が、必ず人権を保障するわけではありません」と話す明治大学法学部教授の江島晶子さん。では、どうすれば人権が実現され…

松本准平さんに聞いた:唯一の被爆国に生きる私たちの思いが重なった~映画『長崎―閃光の影で―』~

8月1日全国公開(7月25日長崎先行公開)予定の『長崎―閃光の影で―』は、80年前の8月9日の原爆投下直後から被爆者の救護に当たった看護学生たちの40日間に渡る物語です。約500人いたともいわれる看護学生の中から、作品では幼馴染の3人の少…

入管収容を知っていますか? ~外国人の人身の自由について考える~ 講師:児玉晃一氏

約30年もの間、入管(出入国在留管理庁)の収容問題に取り組んでいる弁護士の児玉晃一さん。初めて入管収容事件にかかわったとき、12歳のイラン人の少女から「私たちを助けてくれるの?」と問われて、答えられなかったと話します。収容問題に対…

松原文枝さんに聞いた:映画『黒川の女たち』が問う戦争と性暴力、加害と犠牲

戦後80年となるこの夏、満州開拓団を襲った悲劇を描いたドキュメンタリー映画『黒川の女たち』が公開されます。岐阜県黒川村から満州に渡った開拓団の娘たちに何が起きたのか。帰国後彼女たちを待ち受けていたものは……。長い間封印されてきた戦…

日本人ファースト、ジェンダー観、家族観……弁護士が、参政党「新日本憲法」を読んでみた

参院選を前に、「日本人ファースト」をスローガンとする参政党の支持拡大が伝えられています。一方で、その排外主義的・前時代的な政策や党首発言に「危ない」と警鐘を鳴らす声も。では、具体的に何が、どんなふうに「危ない」のか? その手がか…