一枝通信
第51回:『ユーテ』と喜田さんのこと「民衆の歴史は、民衆自身で掘り起こし、語り伝えてゆきたい」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
3月を迎える前から、少し心がざわついていた。今年は2月21日がチベット正月で、毎年その少し前に仏壇への供物がラサから届くのだが、「今年は送れない」とラサの友人からの連絡があった。荷物を送ろうと郵便局へ持って行ったら、日本へは物品を…
一枝通信
第50回:「子ども脱被ばく裁判」傍聴記「子どもたちの命は、子どもたちのものです」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
2月1日、「子ども脱被ばく裁判」の内の「子ども人権裁判」の判決が言い渡されました。「子ども脱被ばく裁判」は以前のコラムでもお伝えしたように、「子ども人権裁判(行政訴訟)」と「親子裁判(国家賠償請求訴訟)」を合わせて審議されてきまし…
一枝通信
第49回:「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」傍聴記「孫たちと津島に帰れるのはいつですか」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
1月は裁判が続きます。13日、16日は原発避難者の住宅追い出し裁判が福島地裁、東京地裁と続き、これは前回の「一枝通信」で報告しました。18日は東京高裁で、原発事故刑事裁判控訴審判決がありました。新聞など報道でご覧になったかと思いますが…
一枝通信
第48回:「原発避難者追い出し裁判」&「原発事故避難者住まいの権利裁判」傍聴記「この裁判はおかしいです。判決はおかしいです」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
原発事故によって暮らしの安全を脅かされ、東京の国家公務員住宅で避難生活を送る避難指示区域外からの原発避難者に対し、福島県は当事者の声も聞かずに追い出しにかかっています。この件に関して係争中の裁判を、1月13日(金)と16日(月)にそ…
一枝通信
第47回:トークの会 「福島の声を聞こう!」vol.42報告(後編)「『いのち』を大事にしないような国になって欲しくない」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
前回に続き、昨年10月29日に開催したトークの会 「福島の声を聞こう!」vol.42の報告です。恵子さんは裁判を闘っている一方で、南相馬の自宅をどうするかという問題もあるのではないだろうか。そ…
一枝通信
第46回:トークの会 「福島の声を聞こう!」vol.42報告(前編)「『20ミリシーベルト』の壁が、帰ることを断念させた」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
2023年が明けました。どうぞ、今年もよろしくお願いいたします。大変遅くなりましたが、昨年9月29日のトークの会の報告です。いつものように、神楽坂のセッションハウス・ギャラリーで開催しました。ゲストスピーカーは福島県南相馬市から避難…
一枝通信
第45回:「子ども脱被ばく裁判」傍聴記「声を上げなければ、なかったことにされるのではないかと思った」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
11月14日に仙台高等裁判所で、「子ども脱被ばく裁判」控訴審の第5回口頭弁論期日が開廷されました。この裁判はこれまで、二つの裁判をあわせて審議が行われてきました。福島県内に住む小中学生が原告となり、福島市をはじめ自分たちが通ってい…
一枝通信
第44回:「311子ども甲状腺がん裁判」傍聴記「甲状腺がんになったのが、 あなたのお子さんでなくて良かった。そう思います」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
11月9日、「311子ども甲状腺がん裁判」の第3回口頭弁論が、東京地裁で開廷されました。この裁判は、東京電力福島第一原子力発電所事故当時、福島県内に居住していた、当時6歳から16歳だった男女7名が、事故に伴う放射線被ばくにより甲状腺がん…
一枝通信
第43回:いくつもの「住宅追い出し裁判」──「立ち退きはそこに住む国内避難民に対する人権侵害になりかねない」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
前回、福島第一原発事故の後に避難指示区域外から避難した人たちが、避難先の国家公務員住宅への居住権を求めて福島県を訴えた「原発事故避難者住まいの権利裁判」の様子をお伝えしましたが、東京地裁で係争中のこの裁判の他に、もう一つの住宅追…
一枝通信
第42回:「原発事故避難者住まいの権利裁判」傍聴記「子どもたちの安全安心に暮らせる権利を守りたい」(渡辺一枝)
渡辺一枝 -
10月31日、東京地裁で「原発事故避難者住まいの権利裁判」の第2回口頭弁論が開かれ、傍聴してきました。この裁判は東電原発事故による避難指示区域外から国家公務員住宅に避難した世帯に、福島県が家賃の2倍の損害金を請求し、退去届の提出を求…