2024年4月23日
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鈴木耕

鈴木耕
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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。
「言葉の海へ」鈴木耕

第184回:「国ガチャ」(鈴木耕)

妙な言葉が流行っている。「親ガチャ」である。要するに「親は選べない」という意味で、ゲームセンターやソーシャルゲームなどにある「ガチャガチャ」からきた言葉らしい。どんな親の元に生まれるかで人生は決まってしまう。最初から人生は運で…
「言葉の海へ」鈴木耕

第183回:ヘタレな人(鈴木耕)

マスメディアも悪乗りした大騒ぎの自民党総裁選が終わったと思ったら、あっという間に「解散総選挙」だ。よく見てみると、岸田首相の組閣は、選挙でヤバそうな議員の救済策だったようだ。つまり、ナントカ大臣という肩書を利用して「選挙を有利…
「言葉の海へ」鈴木耕

第182回:廃市、人影もなく…(鈴木耕)

2回続けてこのコラムをお休みしてしまった。2回とも、それなりの事情はあったのだけれど、再開しようとしてちょっと困っている。どうにもうまくテーマが浮かんでこないのだ。テーマがなければ、文章は書けない。いつもは散歩がテーマを誘ってく…
「言葉の海へ」鈴木耕

第181回:新聞は誰のために?(鈴木耕)

9月18日の朝日新聞朝刊を開いて呆れ返った。「なんだこれは? まるで自民党の広報紙じゃないか」と吐き気さえもよおした。朝日新聞、ここまで堕ちたか。第1面がトップ記事で「自民総裁選 4氏立候補」。まあ、ここまではいいだろう。だが、開い…
「言葉の海へ」鈴木耕

第180回:気にかかる人(鈴木耕)

「気にかかる人」っている。別に面識はないのだが、時折ふっと「最近、あの人の噂を聞かないけれど、元気かなあ…」などと考えたりする。ぼくは歌が好きだ。歌……「短歌」のことだ。自分では作れないけれど、新聞の短歌欄にはたいてい目を通…
「言葉の海へ」鈴木耕

第179回:野党よ、大声で喚け!「オレの話を聞け!」と(鈴木耕)

気がついたら9月。今年ももう4カ月しかない。来月はぼくの生まれ月。またひとつ馬齢を重ねる。次第に三途の川が見えてくる。その川を渡る前に、なんとかこの息苦しい世の中が、少しでも変わってくれればいいと思っているのだが。パラリンピックが…
「言葉の海へ」鈴木耕

第178回:「品格」ということ(鈴木耕)

ぼくのいちばん好きな散歩コースは霊園(墓地)である。だけど、このところ腰痛に悩まされ、その上この暑さ。なかなか散歩にも行けていない。それでも先日、様子を見て腰をなだめながら、ほんの少しだけ霊園散歩をしてきた。まだかなり暑いけれど…
「言葉の海へ」鈴木耕

第177回:嗚呼!!花の先進国ニッポン(鈴木耕)

ぼくのかかりつけの医師の話だが、コロナ禍がもたらす他の疾病が問題化しつつあるという。リモートなどで在宅勤務が増えたり、コロナ不況で自宅待機になってしまったりというケースのために、どうしても運動不足になる。ぼくの場合を考えてみても…
「言葉の海へ」鈴木耕

第176回:憂鬱なる雑感(鈴木耕)

「雑感」とは「とりとめのない感想、思い」のこと。以下、ぼくの「雑感」です。ぼくは最近、絶不調である。いわゆる「コロナ鬱」の一種だと思うが、気分が落ち込んでいる。その影響か、体調も思わしくない。私的なことでも少し悩み事がある。…
「言葉の海へ」鈴木耕

第175回:ぼくは途方に暮れている(鈴木耕)

暑中お見舞い申し上げます。あ、来週は「マガジン9」も合併号でお休みだから、残暑お見舞い、のほうがいいのかな。それにしても暑いですねえ。このところ、私の住んでいる辺りは、連日34~35度ほどのカンカン照りで、外へ出る気にもなりません。...