2024年4月27日
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鈴木耕

鈴木耕
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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。
「言葉の海へ」鈴木耕

第195回:権力は時間さえも金で買う(鈴木耕)

23日投票の沖縄県名護市長選挙では、現職で自民公明が支持する渡具知武豊氏が当選した。新人で立憲共産れいわ社民沖縄社大の推薦を受けた岸本洋平氏を、約5,000票の差をつけて破った。ぼくはとても残念だと思う。要因はさまざまあるだろう。だが…
「言葉の海へ」鈴木耕

第194回:小さな記事から見えるもの(鈴木耕)

なんだか、自然が怒っているような気がする。オミクロン株の猛威で世界が震えあがっているところへ、トンガ近辺での大噴火。土曜日の夜に、噴火のニュースは知っていたが、まあ、噴火ってよくあることだし…と思って寝てしまった。ところが日曜…
「言葉の海へ」鈴木耕

第193回:年頭、5つの出来事(鈴木耕)

マガ9、今年初めての更新なので、「明けまして…」と書きかけたが、そのまま「おめでとうございます」と続けていいものかどうか、ちょっと躊躇してしまう年明けです。暮れから予想されてはいたけれど、予想通りの急激なオミクロン株によるコロナ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第192回:2021年の主な出来事、ぼくのファイルから〈後半〉(鈴木耕)

さて、いよいよ師走もおしつまり「マガジン9」も今年最後の更新というわけで、「ぼくのファイルから」も後半戦。いやあ、いろいろありましたね。あれほど反対論の強かった「東京五輪」は強行開催された。なにしろ、コロナ禍の緊急事態宣言だけで…
「言葉の海へ」鈴木耕

第191回:2021年の主な出来事、ぼくのファイルから〈前半〉(鈴木耕)

「マガジン9」編集部では、来週の合併号で「2021年、私の3大ニュース」という企画を立てているようだ。ぼくも「ぼくの重大ニュース」を選んでみようと自分のファイルをめくり始めたのだが、あまりにニュースが多すぎてとても選びきれない。それ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第190回:慣れちゃいけないこともある(鈴木耕)

最近、マスクの外し方がとても上手になった。マスクを付け始めたころは、やたらに紐が眼鏡のつるに引っかかって苦労したものだ。無理にマスクを外そうとすると、眼鏡が耳から落っこちてしまう。何度も眼鏡を地面に落としたな。このごろは、外出か…
「言葉の海へ」鈴木耕

第189回:「芳野友子連合会長」への疑問(鈴木耕)

「連合」という組織は労働組合のナショナルセンターである。つまり、労働者の組織なのである。では、その連合の会長である芳野友子氏は、労働者の代表なのだろうか。そこがよく分からない。このところの芳野会長の発言では、なぜか労働問題より…
「言葉の海へ」鈴木耕

第188回:隣国と、ぼくらの国と(鈴木耕)

11月28日(日)、ぼくの住んでいる辺りはとてもいい天気だったが、北風が吹いてかなり寒い。府中市の府中公園では、毎年恒例の「朝鮮文化とふれあうつどい」という催しが開かれていた。ぼくの家からは徒歩で45分ほど、ゆっくり歩いて出かけた。会…
「言葉の海へ」鈴木耕

第187回:「金々節(かねかねぶし)」の世の中で(鈴木耕)

なんだか「お笑い政治劇場」ってな雰囲気でしたね。急に「文通費」なるものが脚光を浴びて、政界はてんやわんやの大騒ぎ。火元は維新の新人議員小野泰輔氏のツイート。「たった1日で100万円満額はおかしい」という、それ自体は真っ当な意見だっ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第186回:自由な猫と「マイナス」カード(鈴木耕)

秋です。ぼくが住んでいる辺りも、少しずつ樹々の葉が色づき、空も高くなりました。世の中、さまざまな出来事、いやなことのほうが多いけれど、ベランダで青空に浮かぶやわらかな雲を見ていると、少しは滅入っていた気も薄らいでいきます。我が家…