2025年9月3日
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新年のごあいさつにかえて(マガジン9編集部)

2025年が始まりました。旧年中、「マガジン9」を支えてくださったみなさま、そして記事を読んでくださったみなさまに、厚く感謝を申し上げます。マガジン9は今年、創刊からちょうど20年を迎えます。改めて原点に立ち返って、憲法の意味や価値…

『戦争は女の顔をしていない』(スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著・三浦みどり訳/岩波現代文庫)

2015年にノーベル文学賞を受賞したベラルーシの作家、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチが1978~2004年という四半世紀以上の年月をかけて書き上げた作品である。第二次世界大戦期の「絶滅戦争」といわれた独ソ戦に従軍した、当時15~30歳だった…

西愛礼さんに聞いた:「人は必ず間違う」ことを前提に、冤罪を防ぐシステム作りを

今年10月、事件発生から58年が経つ「袴田事件」の再審無罪が確定しました。さらに、1986年に福井県で起こった中学生殺人事件でも再審開始が決定するなど、「冤罪」をめぐるニュースが続いています。人の一生を大きく変えてしまう冤罪は、なぜ起こ…

学術交流を通じた平和貢献 講師:髙山佳奈子氏

世界では武力紛争や人権侵害が止むことはありません。刑法学者である髙山佳奈子さんは、研究者として教育者として、学術交流を通じた平和貢献に携わってこられました。国際学会、法学教育の現場において、どのように他国の研究者や留学生との信頼…

今年もありがとうございました。(マガジン9編集部)

今年も残すところ、あとわずかとなりました。2024年もたくさんの方から「マガジン9」への応援をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。2024年は、石川県能登地方での大地震という衝撃的なニュースで幕を開けました。同じ地域を9月に豪雨同じ...

弁護士は平和を作れるか?―ヨーロッパ弁護士とEU- 講師:須網隆夫氏

世界中で争いが続くなか、「平和の実現は弁護士とは関係ない話でしょうか」と、EU法および国際法の研究者である須網隆夫氏は問いかけます。ヨーロッパでの平和を維持するために作られたEU、そこでの弁護士の果たす役割から、弁護士に開かれた可能…

生成AIは電気羊の夢を見るか(芳地隆之)

1982年に公開された映画『ブレードランナー』は人間の管理から逸脱しようとする「レプリカント」の物語である。舞台は2019年のロスアンゼルス。環境破壊により、地球上で人類が生きることのできるエリアはどんどん限られている。科学者タイレルが…

憲法の理想と現実についての私見~どうすれば多くの人に届くか悩みながら~講師:三輪記子氏

テレビのコメンテーターとしてもおなじみの弁護士・三輪記子さん。自身のYouTubeチャンネルでは、多彩なゲストを迎えてさまざまな社会問題をわかりやすく伝えてくれています。その来歴とともに、ここまでの歩みの中で見えてきたこと、そし…

『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』(2019年ポーランド・英国・ウクライナ/アグニェシュカ・ホランド監督)

1932年~1933年にかけてウクライナを襲った大飢饉で数百万の人々が亡くなったとされる「ホロドモール」を描いた作品である。主人公のガレス・ジョーンズは実在の人物だ。英国の元首相であるロイド・ジョージの外交顧問を務めていたジョーンズ…

【寄稿】生まれ持った姓名で生きられる日本へ 国連アドボカシー奮戦記(栗田路子)

さる10月17日、女性の人権に関する「世界の憲法」とも言われる女性差別撤廃条約の履行状況を審査する女性差別撤廃委員会がスイス・ジュネーブで開催されました。同委員会は、夫婦同姓を強制することはジェンダー平等を謳った同条約違反だとして加…