2025年7月19日
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【寄稿】わたしは、わたしでいたいだけ 事実婚で子どもを産んで思ったこと〜「選択的夫婦別姓」の実現が待ち遠しい!(Kanata)

わたしは夫婦でそれぞれの名字を名乗り続けるために、現在やむをえず事実婚を選択しています。これまでの人生を振り返ってみると、そもそもわたしは自分の結婚式を挙げるということに興味がありませんでした。理由はいろいろとありますが、一緒に…

レイシャル・プロファイリングの現状と課題~「人種差別的な職務質問をやめさせよう!訴訟」ケースを中心に~ 講師:宮下 萌 氏

「見た目が外国人風」というだけで、犯罪者であるかのように疑われ、街中でいきなり警察官に職務質問されたり身分証明書の提示を求められたりする「レイシャル・プロファイリング」が問題になっています。警察官という公権力からの差別が、いか…

笠井千晶さんに聞いた:再審無罪となった袴田巖さんの戦いの軌跡~映画『拳と祈り —袴田巖の生涯—』~

静岡地方裁判所は9月26日、1966年に当時の静岡県清水市で味噌製造会社の専務一家4人が殺害された強盗殺人放火事件(袴田事件)について、捜査機関によって証拠が捏造されたと指摘し、死刑が確定していた袴田巖さんに「再審無罪」を言い渡しまし…

敗者は「生活と労働」だった──竹信三恵子さんが語る、東京都知事選から学ぶこと

「この選挙の敗者は、生活と労働だった」。7月の東京都知事選の後、ジャーナリストの竹信三恵子さんがSNSに書かれていた言葉が、ずっと頭に残っていました。「生活と労働」が敗者だったとは、どういうことか。その背景には、どんな状況があった…

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(2024年米国/アレックス・ガーランド監督)

タイトルのとおり、アメリカの内戦を描いた映画である。それがなぜ勃発したのかの説明はない。アメリカ合衆国に反旗を翻したカリフォルニア州とテキサス州によるWF(Western Forces=西部同盟)が、ワシントンD.C.に向って進撃している状況が…

想田和弘さん&柏木規与子さんに聞いた:牛窓で暮らして、「観察」して見えたこと──映画『五香宮の猫』

連載コラム「観察する日々」でもおなじみ、想田和弘監督の新作映画『五香宮の猫』がまもなく公開されます。3年半前、パートナーの柏木規与子さんとともに、米国・NYから岡山県の港町・牛窓に移住した想田さん。その牛窓で神社に集う猫と人間の…

『ガザからの報告』(2024年日本/土井敏邦監督)

「メディアでは毎日、『ガザ地区で〇〇〇人が亡くなった。すでに戦闘開始からの死者は〇万人に上る』という報じられ方がされています。それは単なるマスの数字であって、そこから人の顔は見えません。ガザに暮らす人々はどんな暮らしをしている…

『パンとサーカス』(島田雅彦著/講談社)

昨年12月、沖縄駐留米空軍の兵長が16歳未満の少女を自宅に連れ込み性的暴行を行って、今年3月に起訴された。わが国の外務省は同月に把握していたにもかかわらず、起訴後3カ月間公表しなかった。今月18日夜、神奈川県横須賀市で米海軍横須賀基地…

霞ケ関で何ができるか―政策改革の方法― 講師:奥原 正明氏

東京大学法学部を卒業後、農林水産省に入省し、農林水産大臣秘書官、経営局長、農林水産事務次官などを務めた奥原正明さん。「霞ヶ関が、日本最大のシンクタンクとして世の中の動向を正確に見極め、時代に合った法制度を作っていかなければ、この…

行政・立法・司法の三権を経験して 講師:山本庸幸氏

法律を制定し改廃する立法権、国会が制定した法律や予算に基づいて実際の行政を行う行政権、争いごとや犯罪を法に基づいて裁く司法権。国家権力をこの三つに分ける三権分立は、日本の政治制度の根幹をなす仕組みです。その全ての現場を経験された…