2024年4月20日
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第11回:ホロコーストをめぐって 3(芳地隆之)

2005年、ベルリンにホロコーストの記念碑が建てられた。ユダヤ人の世界的建築家、ピーター・アイゼンマンによってつくられたモニュメントは、黒い棺のような石碑2711基が1万9000㎡のエリアを覆いつくしており、上から見ると、それらは波打ってい…

第10回:ホロコーストをめぐって 2(芳地隆之)

『ヨーロッパ ヨーロッパ~僕を愛したふたつの国~』(1990年、独仏合作。アグニェシュカ・ホランド監督)という映画がある。実在したユダヤ人男性、ソロモン・ペレルを主人公にした物語だ。ペレル一家はドイツでヒトラーが政権を獲得後、ナチ…

憲法訴訟の実務と代理人の役割を考える~旧優生保護法事件(大阪)における第二審逆転勝訴を題材としつつ~ 講師:吉原秀氏

旧優生保護法は「不良な子孫の出生を防止する」という目的のもと、疾患や障害のある方々に対して強制不妊手術を行うことを認めた法律です。近年は、被害者の方々が全国で声をあげて、国に賠償を求める裁判を起こしており、請求を認容する判決も相…

第9回:ホロコーストをめぐって 1(芳地隆之)

ロシアが「特別軍事作戦」と称してウクライナに侵攻を開始してから1年以上が経過した。いまだ停戦の見通しは立っていない。プーチン大統領が軍事侵攻の大義名分として繰り返し主張するのは「ウクライナのネオナチからロシア系住民を守る」だ。ウ…

もう一度、伝えたい言葉たち──マガ9アーカイブス「今の日本人はもう少し利口なはずだから」半藤一利さんインタビュー(2007年3月28日)

『日本のいちばん長い日』、『ノモンハンの夏』、そして『昭和史』など、埋もれていた近現代史に光を当てた著作を多数遺した作家の半藤一利さん。2007年に登場いただいたインタビューでは、改正教育基本法が施行、防衛庁が防衛省になり、「共謀…

飯島裕子さんに聞いた:中高年単身女性の貧困から見えるジェンダー不平等社会

昨年11月、中高年単身女性の自助グループ「わくわくシニアシングルズ」が、40歳以上の単身女性を対象に生活状況実態調査を行いました。そこで明らかになったのは、不安定な雇用、低収入、低年金、重い住居費負担、将来への不安など、これまで見過…

古居みずえさん×渡辺一枝さん:女性たちの視点から見る、故郷(ふるさと)への思い 『飯舘村 べこやの母ちゃん――それぞれの選択』

原発事故後、放射能の影響で全村避難となった福島県飯舘村で、仮設住宅で暮らすことになった70代の女性2人の日常を追った映画『飯舘村の母ちゃんたち 土とともに』から7年。シリーズ第2弾となる古居みずえ監督の『飯舘村 べこやの母ちゃん――…

子育て、教育、福祉──地方から政治を変えていく。Local Initiative Networkの試み

昨年12月、首都圏を中心に地方自治体の首長や議員らをつなぐネットワーク「Local Initiative Network(LIN-Net)」が立ち上がりました。世話人を務める東京・世田谷区の保坂展人区長、多摩市の阿部裕行市長をはじめ、各地で先進的な取り組みを進める..

在外日本人国民審査権訴訟大法廷判決とその行く先 講師:吉田 京子氏

昨年5月25日、在外日本人国民審査権に関する大法廷判決が出ました。15人の最高裁判事全員一致による戦後11件目の法令違憲判決で、弁護士の吉田京子さんはこの訴訟を代理人として闘われました。また、昨年8月には受刑者の選挙権を制限する公職…

『劇場版 ナオト、いまもひとりっきり』(2013年日本/中村真夕監督)

2011年の福島第一原発事故の後、全域が避難指示区域に指定された福島県・富岡町。誰もいなくなった町の一角で一人、取り残された動物たちの世話をしながら暮らす男性──「ナオト」の姿を、13年からの8年間にわたって追い続けたドキュメンタリー…