三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記
第106回:宮古島にミサイル搬入と沖縄各地で加速する要塞化の動き(三上智恵)
三上 智恵 -
「今年のオリンピックが終わったら国内は一気にキナ臭くなる」と、私は去年の今頃から言い続けてきたが、果たしてそれは現実になってしまった。少なくとも私の住む沖縄をはじめ南西諸島は、格段に空気が変わってきた。11月の沖縄県内紙は、連日自…
三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記
第105回:なぜ私たちが「盾」にならなければいけないのか? ~奄美大島自衛隊配備リポート~(三上智恵)
三上 智恵 -
「なぜ私たちがアメリカの“シールド“、盾にならないといけないのか、憤りを感じますし、日本政府もそれを知りながら着々とそこに向かっていることに強い危機感を覚えます」。奄美大島に住む60代の男性は、悔しそうに訴えた。奄美大島では6月26日…
三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記
第104回:嘆きの雨止まず~沖縄戦遺骨問題と慰霊の日~(三上智恵)
三上 智恵 -
とにかく尋常ではない雨だった。沖縄に住んで27回目の慰霊の日(6月23日)だが、こんな台風並みの雨に打たれながら摩文仁に立ったことは一度もない。例年、不思議と慰霊の日の直前には梅雨は終わるものだった。今年は梅雨入りも早かったという…
三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記
第103回:軍隊に監視される社会でいいのか?~重要土地規制法成立と宮城秋乃さんの家宅捜索~(三上智恵)
三上 智恵 -
私たちは急速に監視社会に向かっている。①国が国民を監視する、だけでなく②軍隊が国民を監視する、③国民が国民を監視する、この②と③が当たり前になる社会、戦前のような恐ろしい国に私たちをいざなう法律が、ついに参議院本会議で可決、成…
三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記
第102回:デニー知事・中止命令を回避~沖縄戦の遺骨を含む土砂採掘問題(三上智恵)
三上 智恵 -
ガマフヤー(「洞窟を掘る人」の意・遺骨収集ボランティアの団体名)の代表、具志堅隆松さんらが3月、沖縄県知事の決断を求めて那覇のど真ん中の県庁前でハンストを決行したことは前回ここでリポートしたが、「沖縄戦の犠牲者の遺骨が混じった土…
三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記
第101回:「助けてぃくみそーれー!」~戦没者を二度殺すのか? 具志堅隆松さんら県庁前でハンスト~(三上智恵)
三上 智恵 -
まだまだ多くの沖縄戦の犠牲者の骨が残っている沖縄本島南部の土を採掘し、辺野古の埋め立てに使うのはやめて欲しい。去年から徐々にその声は大きくなっていたが、沖縄県民にとって最も大事な慰霊碑であり骨塚でもある「魂魄(こんぱく)の塔」の…
三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記
第100回:コロナ禍に屈せず~進化する辺野古の抵抗~(三上智恵)
三上 智恵 -
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な状況になっている沖縄では、今年は座り込みも集会も休止や縮小が相次いだ。特に辺野古のゲート前では、これまでは機動隊に抵抗する際に隣の人と手を組んでいたが、今はそれをせず、間隔をあけて座り、マスク…
三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記
第99回: 98歳・元ゲリラ教官から学ぶこと~岐阜の野原正孝さんに聞く~(三上智恵)
三上 智恵 -
陸軍中野学校・宇治分校出身のゲリラ教官、野原正孝さん。郷里の岐阜県で、上陸してきた米軍に応戦するため、地域に残る少年や中高年の住民を訓練してゲリラ戦の準備をしていた男性だ。1945年夏。…
三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記
第98回:初公開!少年ゲリラ兵部隊の本拠地に迫る~75年目にベールを脱ぐ第一護郷隊の遺構~(三上智恵)
三上 智恵 -
2020年の慰霊の日。今年も私はカメラを手に4カ所の慰霊塔を回ったものの、コロナウイルスへの警戒が解けないなか、どこも人影は少なく、名護市の第一護郷隊の慰霊碑にも元隊員の姿が初めて一人も…
三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記
第97回:私たちはもっとマシな社会を作らなければならない~BLACK LIVES MATTER in OKINAWA(三上智恵)
三上 智恵 -
私たちはもっとマシな人間にならなければならない 私たちはもっとマシな社会を作らなければならない 公衆の面前で、警察が平然と市民を窒息死させた なんなんだこれは?人類は後退しているのか?誰がこんな暴力を許してきたんだ?これは...