2025年4月5日
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雨宮処凛

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あまみや・かりん:1975年、北海道生まれ。作家。反貧困ネットワーク世話人。フリーターなどを経て2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版/ちくま文庫)でデビュー。06年からは貧困問題に取り組み、『生きさせろ! 難民化する若者たち』(07年、太田出版/ちくま文庫)は日本ジャーナリスト会議のJCJ賞を受賞。著書に『学校では教えてくれない生活保護』『難民・移民のわたしたち これからの「共生」ガイド』(河出書房新社)など50冊以上。24年に出版した『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書)がベストセラーに。

第653回:あなたに石を投げる資格はあるのか? 〜映画『過去負う者』を観て。の巻(雨宮処凛)

非常に考えさせられる映画を観た。それは舩橋淳監督の『過去負う者』。犯罪を犯した元受刑者たちの社会復帰への「壁」を描く作品だ。現在、満期出所者が5年以内に再犯し、再び刑務所に入る確率は約50%。再入所者の7割が無職だったという。その…

第652回:怒涛の国際交流10日間、終わる〜各国に友人が激増し、大量の酒の空き瓶が残された〜の巻(雨宮処凛)

怒涛の10日間だった……。夢のような日々だった。途中から肝臓が悲鳴を上げているのがわかった。みんなも中盤からどんどん疲弊していった。だけど何かに取り憑かれたように遊び続け、飲み続け、いろんな国の人々と交流し続けた。途中から、誰がど……

第651回:とうとう始まった!! 毎日が国際交流で二日酔い、「NO LIMIT 2023 高円寺番外地」! の巻(雨宮処凛)

とうとう「祭り」が始まった。前回の原稿で告知した、「NO LIMIT 2023 高円寺番外地」。この原稿を書いている時点で4日目。22日から本気で遊びまくり、連日いろんな国の人と交流して飲みまくっている。世界平和のためにだ。ということで、国同士…

第650回:最強の平和・反戦の祭り10日間〜アジア各国から有象無象が押し寄せ連日交流しまくる「NO LIMIT 2023 高円寺番外地」。の巻(雨宮処凛)

とうとう「祭り」がやってくる。この数年、待ちわびた祭りだ。それは9月22日から10月1日にかけて開催される「NO LIMIT2023 高円寺番外地」。 マガジン9の松本哉氏の連載「世界に激震! 久々の超巨大イベント『高円寺番外地』が勃発!」でも触れ…

第649回:猛暑と物価高騰の夏、聞こえてきた悲鳴の数々。の巻(雨宮処凛)

記録的猛暑日が続いた夏も、やっと終わりが見えてきた。32度とかで「涼しい」と感じるほどに、今年の暑さは異常だった。監察医務院の速報値によると、今年8月27日まで東京23区で熱中症により死亡したのは145人。屋内は130人で、屋外は15人。…

第648回:江戸川区遺体放置事件はなぜ起きたのか。の巻(雨宮処凛)

6月30日、朝日新聞にて、信じがたいことが報じられた。東京・江戸川区のアパートで65歳の男性の遺体が2ヶ月以上も放置されていたことがわかったというのだ。それだけ聞くと、「孤独死して発見されなかったんでしょ?」と思うかもしれない。しか…

第647回:『秋葉原事件を忘れない この国はテロの連鎖へと向かうのか』 中島岳志さん、杉田俊介さん、斎藤環さん、平野啓一郎さんと語り合った一冊。の巻(雨宮処凛)

「(前略)死刑になりたいとは思いませんし、死刑になりたくないとも思いません。生かされているうちは生きますし、殺されるときには殺されます。それだけの話です。確かに苦しいのは嫌ですが、自殺大国日本では年間に約1万人がセルフ絞首刑を執行…

第646回:末期がん、余命わずかで死刑を宣告されたあるロスジェネ〜刑務所と生活保護・貧困ビジネスの後半生。の巻(雨宮処凛)

最近、私と同い年で死刑を宣告された人の存在を知った。山田広志、48歳。1974年生まれで、75年生まれの私とは学年が同じである。旧姓は松井。寝屋川中学生殺害事件で死刑が確定している山田浩二死刑囚と養子縁組して山田姓になったという(その…

第645回:全国の大学に広がる「だめライフ愛好会」とはなんなのか。〜中央大学だめライフ愛好会に聞いた。の巻(雨宮処凛)

あなたは「だめライフ愛好会」を知っているだろうか。私が初めてその言葉を目にしたのは数ヶ月前、Twitterでのこと。「中央大学だめライフ愛好会」というアカウントを発見したのがはじまりだった。なにやら物好きな大学生がこの社会の窮屈さにささ…

第644回:15年前、なぜ船は沈んだのか〜『黒い海 船は突然、深海へ消えた』の巻(雨宮処凛)

 重度障害の当事者である市川沙央さんが小説『ハンチバック』で芥川賞を受賞したことが大きな注目を集めているが(まだ読んでない。読みたい)、この5月に第54回大宅壮一ノンフィクション賞を、そして7月に本田靖春ノンフィクション賞を受賞し…